2004.2こんなこともありました |
2004年2月の日記 |
今年の戦隊は面白い。ライダーは…… |
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2004/02/17(火) | ゼブラ ゼブラ 白黒つけろ ゼブラ ゼブラ ゼブラーマン |
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今日がお前の ららら 命日だ。 俺はゼブラーマン大好きです。 なんだよー、気になって調べたらゼブラーマン結構評判悪いよー。 面白いやんゼブラーマン。正直俺も観にいくまでは「門外漢が作ったヒーローを小馬鹿にしたようなネタ映画だろう」と思ってたけど、観おわった後で、「久しぶりに面白いヒーロー物の映画観た!」と思ったのにー。 確かに粗筋とか口で説明すると、本当のヒーロー物ではありえないぐらいのステロタイプだし、ヲタ受けしそうな小難しい設定とか説明なんか全く無かったけど、その分本来ヒーロー物が語るべき物や失った物が一杯入ってたと思うよ。 哀川翔の演技も今までのヤクザ物よりずっとハマってた(本人が聞いたら気を悪くしそうだけど)し、三池崇史ってのは正直不安材料だったんだけど、変に捻くれずに凄くストレートにテーマを扱ってたし、ドス黒くない明るい笑いを提供してたし。 感覚的には「ウルトラマンガイア」の映画を観た時のような、後味爽やかなイイ映画だと思うっすよ。いやマジでマジで。 っつーか、この映画、俺らのようなオタより、子供に観てもらいたい。多分、観ても面白いと思ってもらえないだろうけど。 オタは水木一郎の歌と渡洋史を観て喜んでいれば良いのだ。っつか渡洋史はいつまでたっても動きがカッコイイなぁ。でもそのうち宮内洋みたいになるんだろうなぁ。 今日実は「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」も観たんだけど、どっちが好きかと聞かれれば「ゼブラーマン」の方が好きだ。 帰りにサントラ買いにヨドバシ行ったら売り切れてて、二度と買い物しないと誓ったジョーシンまで出向いてサントラ買ったし、パンフレットも売り切れてたので、今週末にでももう一度劇場に行って買ってくるさ。 で、「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」。 相変わらず映像は、それはそれは素晴らしい。一大攻城戦のシーンは、震えが来るぐらいの迫力。狼煙のシーンの壮大な風景もなんか意味もなく泣きそうになるぐらい好き。 セオデン王とか、ガンダルフとかアラゴルンとかスゲエ格好イイし、レゴラスの忍者かスパイダーマンかって感じの活躍も良かっし、エオウィンとメリーの戦いもその「言葉どおり」っぷりが「ファンタジーっぽくて」好き。 でも、なーんか腑に落ちん。っつーか、ぶっちゃけた話、サムの功績をフロドが総取りしたのが、かなり気に入らん。 どう観ても最功労者はサムだと思うぞ。ってか、何度か指輪を使ったせいかもしれないが、フロドは完璧に指輪に魅入られているのに対し、サムは指輪持ってても尚、冷静だったじゃねぇか。どっちかというと、サムの方が持ってた方が良かったっぽく観えるですよ? 賛美を受けるフロドが、サムを立てるシーンとかあったら話は別だが、ふざけんなと。 かろうじて好きな子と幸せになれたので、少しは気分が晴れたと思ったら、後ろの席のバカップルの女が「ブッ細工ー」とか言いやがって台無し。振り向いてそいつの顔を嫁の300倍ほど不細工になるまで殴り倒してやろうかと思ったぐらい腹が立った。お前らみたいなのは映画館に来んな、家でビデオでも観てろこの馬鹿。 っつーか、今日観た回の「ロード・オブ」の客はマナー悪すぎ。同じ奴が途中で何度も何度も席立つし、携帯鳴らす奴はいるし、ずーっと駄弁ってる馬鹿はいるし、ふざけんなと。 「ゼブラー」の方は、みんな静かだし、笑うシーンではちゃんと笑って、終わってもエンドテロップが終わって館内が明るくなるまで席を立たないイイ客ばっかりだったのに。 まぁ、実際は映画の内容目当てでない奴も大量に集まる話題の超メジャー映画と、マニア以外は殆ど来ない映画の差なんだろうけど、それにしてもなぁ。 (以下、追記) PS2「スーパーロボット大戦MX」発売延期へ ふざけんなバンプレスト! 「来期」って何だよ「来期」って!夏商戦って事か?6月?7月?夏コミの準備でゲームできねえよ!トホホだよ! まぁ、またコミケ落ちて準備の必要がなくなってるかも知れないけどな!それはそれでトホホだよ! で、とりあえず、落ち着いて調べてみたところ、5/27の模様。 うぅむまた微妙な時期だなオイ。 まぁ、いいか別に、っつーか、よく考えたらウチ、ジャンルオリジナルで旬とかないんだし、コミケの準備なんかさっさと始めてればいいんだよな別に。 とか言って、どうせ追い詰められるまで何もしないと思うけどな。 |
2004/02/16(月) | 吠えまくる怒りのガンで 無法の悪を一網打尽だ |
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今日は、何気に嫌なことがあったので、昼飯はウサ晴らしにいつもよりイイ物食おうと外食したら、飲み物倒して台無しにして、あまりにも腹が立つので突発的に梅田に出て気分転換に映画を観ようかと思ったら、物の見事に時間がかみ合わずコレも断念。 しょうがないので漫画喫茶で「クロノアイズ」読んで、ヨドバシのポイントで「リベリオン」を買って来た。 以前も気分が悪い時に「マップス」とか「クロスボーンガンダム」の一気読みとかしたんだが、うぅむ、長谷川裕一の漫画はイイなぁ。なんとなく雑誌で読んでもイマイチピンと来ないんだけど、まとめて読むとメチャクチャ面白いと思う。 凄く丁寧なSFの作り方をしているというか、話自体はかなり無茶な展開とか設定とかあるんだけど、最低限「ん?」って思う場面では、作中でもキャラクタが同様のリアクションをとっていて、それなりの解答が用意されているのがイイってゆーか。流石、こだわりの人だなぁっつーか。 主人公がとても真っ直ぐな少年で、少年漫画的ツボをバッチリ押さえているのも大変イイ。クライマックスの熱さがイカス。 次にムカついたときは第2部読んで気分を治そう。いつも行く店「ダイ・ソード」は置いてないんだよなぁ。「飛べ!イサミ」とか「ダンクーガ・バーン」とかも<ソレは別に要らねぇ で、「リベリオン」。 話の内容とかは、もう正直言ってショッパイ部類なんだけど、なんだか妙にカッコイイ。マガジン放り投げてからの銃撃戦はもちろんとして、ボスとの対決に燃え燃え。 そうか、コレがガン=カタか!っつーか、スゲエよ。拳銃もって推手してるよ!なんか凄いツボ突かれた、メチャクチャカッコイイぞ。 デカレンジャーにも敵方にガン=カタ使いが出てくればコレが見れるわけですな!? うわー、マジで出ねえかなぁガン=カタ使いのアリエナイザー。いやまぁ出たら出たでコレの劣化コピーにしかならないんだろうけどな。 ところで、全然関係ないんだけど、映画といえば韓国でマス・オーヤマの生涯を描いた「風のファイター」ってゆー映画作ってるんだってな。 そーいえば、真樹先生の「新・空手バカ一代」はどーなったんだろう?と思って調べてみたら、もうとっくの昔に出てたんだな。っつーか主役は永井大だったのか、全然知らんかった。 や、まぁ、どちらもあえて観ようとは思わんけどな。倍達の映画は「けんか空手 極真拳」で十分だ。 |
2004/02/15(日) | こんな小さな命だけれど 賭けて流離うコンクリートジャングル |
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母さん!辞令だ!刑事になったよ! というわけで、「特捜戦隊デカレンジャー#1」。 ってか、スゲエ!初っ端からなんてスケール感の無いアナクロミニカー特撮なんだ!!最近のCGまみれの戦隊はどこへ?って感じの先祖がえりっぷりだな。 ズバッカーかと思ったよ!いやまぁ、正直嫌いじゃないけどな。 他のマシーンの登場シーンなんかはむしろ好きだ。中央に寄せて待機する一般車両をパトシグナーが跨いで走行するシーンとか、馬鹿馬鹿しくて最高。 なんか異常にアバウトなスケール感覚もイイ。パトジャイラーはビル20階分よりまだデカイよ!? 内容的にはもの凄く古臭い刑事ドラマのパロディみたいで、これもまぁ(今のところ)悪くない。 ってゆーか、変身バンクも名乗りポーズも(赤以外の)戦闘アクションも、スーツアクターのリアクションまでも少し前の戦隊物状態で懐かしい感じ。 今年の戦隊は、このスタンダードさが売りの一つなのかのう。いや、善き哉善き哉。 ちょっと意外だったのは、宇宙警察のデカレンジャーは既に地球警察に認知済みというか、地球は既に普通に宇宙人と交流してるんだな。 これも、余計な矛盾や面倒くさい説明話を省けるという意味で歓迎してみたい。今年は是非判り易く面白く力強い戦隊を目指して欲しい。 そして、噂のガン=カタも炸裂。いや俺リベリオン観てないので、これがそうなのか判らないんだけど。要するに拳銃拳法って事だよな。意外とイイ感じに立ち回ってると思うですよ。今度リベリオンも観ておこう。 敵怪人をぶっ殺して怒られるヒーローってのは珍しいパターンだな。宇宙刑事や機動刑事と違って、逮捕が基本なのだろうか?一応、警察手帳の通信機能で簡易裁判みたいな事もするらしいと聞いた気もするな。まぁ、どっちにせよ大半は死刑なんだろうけどな。 とりあえず滑り出しとしては悪くないんじゃないだろうか。5人全員それぞれキャラを前面に出していたし、この調子で一年間頑張って欲しいですなぁ。 と、去年第1話を絶賛して空振りしたので控えめなコメントで締めてみる。 EDの基地紹介の部分は毎回違う事をやるんかなー。そしたらスゲエなぁ。 そして一応ピンクの入浴シーンなども撮ってみる。趣味らしいので、これからもちょくちょくあるかもですぞ? 仮面ライダー剣#4。 ・剣崎くんは、お子様過ぎというか、なんでもかんでもすぐに激昂するのはどうかと。 ・橘さんは、行動が意味不明すぎ。今回語られた経緯では剣崎と共闘できない理由が全然判らん。あと何故パズルのピースを食う?隠すとか捨てるとかでいいじゃねぇか。ライダーを続けると壊れるのは体じゃなくて脳なのか? ・虎太郎は無責任すぎ。あと、その無責任発言を受けて、異様に喜ぶ剣崎もどうか。っつーか感情の起伏が明らかに大きすぎるぞ剣崎。お前、なんか怖いぞ。 ・カリスの変身時の音声ナビは「チェンジ」。台詞や予告からザビタン確定の模様。しかし、カッコイイ。もうコイツ主役でいいんじゃないかと。いやマジで。 ・「黙ってないで何とか言…ウグァ!」……台詞中に攻撃を受けるのはお約束ですか剣。今週も相変わらず弱々だし。 ・所長人体発火。なんつーか、井上の脚本じゃあるまいしと言った感じの無理矢理な引き。どうよ? ……なんかー、この番組、いい加減スゲエ微妙だなー。 まぁ、555もそうだったしなー。うーん、や、もう頑張れ。超頑張れ。超々頑張れ。 ふたりはプリキュア#3。 ・今週は絵が(比較的)安定していてよかったメポ。でも、主にロングショットになると、なんとなく一ランク落ちてる気がするメポ。一部クチパクのタイミングが微妙な気もするメポ。 ・白キュアのおばあちゃんは、なんとなくミップル(プリキュア?)を知ってるんじゃないかって気がするミポ。土蔵に仕舞ってあったし。ってかいつからあったんだってのは、いずれ必ず出てくるネタだと思われるミポ。 ・変身バンクに毎回歌舞伎マンが入っているのは正直どうかと思うザケンナー。さらに歌舞伎マンがやられて去っていく姿はマジでどうだろうって感じザケンナー。 ・よしみ先生は歌舞伎マンを覚えてる風なので、ガンバルガー的展開は十二分に可能性を残した気がするアリエナーイ。ってゆーか、えらく簡単に居所を敵に知られたけど、これは大丈夫なのかなアリエナーイ。 そして、来週の絵がなんか凄い事になってる気がするってゆーか、予告編にバンクシーンが入ってるよアリエナーイ!!!! もしかして、製作間に合ってない?? |
2004/02/14(土) | 零れ落ちる欠片を 掴むその手で 揺れる心抱えて 飛び込んでゆけ夜へ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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ガルバトロン様の声にちっとも威厳が感じられないのがショックな今日この頃。 あと、バレンタインってなんですか? まぁ、それはさておき。 「Fate/stay night」コンプリート。 エンディング及びタイガースタンプ、CG全回収完了。総プレイ時間「2日14時間17分」。うぅむ、本当に60時間超えるとは恐れ入った。まぁ、走らせっぱなしで飯食ったりトイレ行ったりテレビ観たりもしていたんだが、それにしても長い。恐るべしTYPE−MOON。 トータルの感想は「面白かった」。 本編シナリオは、どのルートも手が込んでいて、驚くべき事に各ルート毎に殆ど全く異なったストーリー展開が用意されており、特に最後に攻略する事になるルートでは、それまでの流れをガラっと変えてくるなど、嬉しい意外性に富んでいて遊んでいて飽きさせない。 また、シリアスなメインストーリーの合間に見られる日常描写や軽快なキャラクタ同士の掛け合い、意外なキャラクタの意外な萌え側面の充実具合、オマケにしてはやたらと力の入ったコントが繰り広げられるタイガー道場など、「楽しい」要素も満載。 演出面でも、一枚絵を拡大してみたり、カットインさせたりかなり凝っていて、とても楽しいしカッコイイ。特に最終ルートでのライダーvs(ネタバレのため名を秘すサーヴァント)の宝具の撃ちあいのシーンは俺的最燃えシーン。単純にアニメーションにするよりテンポ良くなってるのではないかとさえ思える出来。 立ちグラフィックの演出も秀逸で、主にギャグシーンでの動きのコミカルさや、イリアの萌えっぷりは素晴らしいし、アクションシーンで動きを感じさせるのもとてもイイ。部分的には他のゲームでも動揺の手法を見た気がするが、ここまで徹底して全編で使用されているのは初めて見た気がする。 というわけで、こっから先はストーリーの感想などを。 今回はネタバレ上等で行くっすよ!? 一応感想は保護色使うけど、念のため、行数稼ぎに、キャラクタの好みのランキングとか書いてみたり。
ってな訳でそろそろ。 CAUTION!以下、「Fate/stay night」のネタバレが含まれます。 ・Fate(セイバールート) 一言で言うなら「後悔先立たず」。ちと違うか。覚悟の問題かな?なんかそんな話。 なので、ラストシーンはとてもとても美しい。失った物は何も取り返せないし、取り返そうとする行為は、踏みにじった物への冒涜に他ならない。うぅむ、なんて潔い。 全てのシナリオにいえることだが、後悔や安易な贖罪を許さず、罪や罪悪感を全部背負って尚、進むべしといった感じの、なんとも士道精神溢れるテーマよな。 何せFate世界に最初に触れるシナリオなので、全ての展開が新鮮で普通に純粋に楽しめた。 以前も書いたが序盤から山場の連続でその戦いもバリエーションに富んでおり、飽きさせない。 最終決戦の盛り上げ方も素敵で、士郎側とセイバー側の戦いを交互に展開しつつ、アヴァロン発動のシーンは、かなりグッと来る。 ラストシーンも、サーヴァント以外は全員何の問題もなく生存、セイバーも業から解放されるような形で昇天と何ら問題は無い感じ。 というか、あのラスト、聖杯に対する執着をとかれたセイバーは、聖杯を得ないまま昇天してしまっている訳で、英霊になってないのかのう? まぁ、知名度(信仰度?)からして死後やはり問答無用で英霊化してそうな気もするが。 他のキャラに関しては、全ルート中唯一イリアが健在(桜ノーマルでも死んではいないが)。しかし、タイガー道場SPでも触れられていたが、長生きは出来ないのではないかと思われる。いや、イリアの母やメイドのように長く生きている(いた?)例もあるようだが。 桜は、慎二こそイリアに潰されたが、臓硯が健在なので、ロクな目にはあわない予感。兄を潰したイリアと仲良くしているのは、このシナリオクリア後に憐れというか気になったところだが、全クリアするとまぁいいかって感じ。 士郎と凛は変化無し。大河は中盤ライダーの結界にやられて以降退場してエピローグでようやく復帰。おざなりだ。 このゲームにおけるエチシーンは、一つの例外もなく全て房中術的とゆーか、「魔力の受け渡し」が目的。 それ自体はストーリの流れに組み込むための工夫なのだろうけど、ちょっとワンパタンかなーと。 セイバールートでは2回あり、一回戦目の凛がエロエロで素晴らしい。レズレズヽ(´ー`)ノバンザーイ。 二回戦目のセイバー単独は、ラブラブでイイのだけど、あまりエロくはないような気がする。 それはそうと、このルートのセイバーには一言言いたい。 凛ルートでルールブレイカーを喰らった後では、あんなにも頑張って抵抗したくせに、士郎とラブラブな筈のこのルートではあっさりと裏切りすぎ。 酷い時だと言峰の甘言に乗って殺してくる事すらあるんだから、とんでもねぇ。 この凛ルートや桜ルートでは考えられない不忠っぷり、中途半端に好感度を上げるのが一番ヤバイって事か? ・Unlimited Blade Works(凛・士郎ルート) 凛の攻略ルートだが、話の内容的には、士郎&アーチャールート。 セイバールートでアレだけエロエロだった凛がやたらと初心っちかったのが意外や意外。 セイバールートで語られなかった他のサーヴァントに焦点をあてて補完するような感じの話。 アーチャーは別格として、キャスターとランサーはここにきてぐっと存在をアピール。 前回は殆ど死にかける事が仕事だった主人公の士郎も、破格といえば破格の大パワーアップ。 中でも一番目立ったのは、社会科教師・葛木宗一郎。ありえない戦闘能力で度肝を抜いた。 エミヤとギルガメッシュは能力と髪型が酷似しているので、対になるような存在なのかと思いきや、存在理由なども含めて全然違ったのは意外。 というか、対といえば対なのだけど、ストーリー的にではなく、作り手側の都合で、主役側がギルガメッシュに対抗するための能力者として設定されたっぽい気がする。 ラストバトルの盛り上げは相変わらず素晴らしく、アンリミテッドブレイドワークス発動のシーケンスは燃え燃えだった。 このルートは、グッドエンドとトゥルーエンドがあり、どちらもハッピーエンドだが、トゥルーの方が美しい。 というか、グッドはある意味ハーレムエンドであり、ちと温すぎる気がする。2次創作や続編に都合がいいのはこのラストだと思われるが。 他のキャラクタの生死は、イリアは中盤で心臓えぐられて死亡。桜は慎二、臓硯ともに健在なので、始まる前から何も代わらん日常を継続。そのうち慎二もしくは臓硯との間に間桐の後継ぎを産む事になると思われる。 セイバーは、トゥルーなら別の機会での聖杯探索続行(?)。グッドなら凛と共にラブコメワールドの住人に。 大河は、何故退場したのかも思い出せないぐらいの影の薄さで退場。ラストでも帰ってきていないというぞんざいな扱い。憐れな。 ところで、このルート以降のアーチャーにはちと疑問があって、それはなんとゆーかスタンスの問題なんだけど。 主人公・衛宮士郎のテーマである「正義の味方」なんだけど、この立ち位置をアーチャーが後悔しているのがよく判らないというか。 「正義の味方は助けようとしたものしか助けられない」なんてのは当然極まる話で、それこそ仮面ライダーは、被害者であるかもしれない敵改造人間を問答無用で蹴り殺してきた(一部例外除く)。 「正義」というのは、平たく言えば「公共の利益」なのだから「10を生かすために1を殺す」なんてのは当然で、生前のセイバーや衛宮切継はそれを実行してきた人物として描かれている。 余談だが、士郎の目指すものは、実は「正義の味方」ではなく、「レスキュー」の類なのではないかなぁと思う。事の善悪に関係なく、災厄から全ての人を守るための存在とゆーか。いや、それはともかくとして。 そういう欲求を無視してあえて「正義の味方」を張り通した結果「助けられなかった者」が出ることは、当然承知しており、なおかつ最期まで後悔せずに散った筈の「英霊エミヤ」が、その後「守護者」としていかな人類の業に直面したとしても、それは「士郎の理想とする正義の味方」としてのあり方の問題ではない筈。 そもそもそういう「正義の味方」になる為に「英雄」にまでなったのだから。 まぁ、そういう事すらも判らなくなるぐらい磨耗しきったという事なのだろうけど、そこで「後悔」して「原因」を取り除こうとするってのは、セイバールートで士郎自身が否定した事なんじゃないかなーと。 犠牲にした全てのものの意味を無駄にしない為に、それだけはしてはいけないと自らが語っておきながら、結局はそうなるしかないのかと、なんかこうショボンな感じっつーか。 まぁ、アーチャー自身、本当はどう考えていたのか怪しい所も多いが。なんだかんだで士郎を助けるし、本当の本当にソレが願いならば、今の士郎を打倒するより、聖杯を使う方が可能性がありそうなのに、そう考えた素振りもないし。 本当は、タダの八つ当たりだったのかもしれない。 あと、アーチャーや士郎、綺礼などが語る「士郎の願いは士郎自身の物ではない」との話だが、それは全然違うと思う。 切継に憧れ、同じような人になりたいと感じた時点で、それは士郎自身の願いであり、発端がどうであれ10年にわたって信じ努力を積み重ねてきたのであれば、誰がなんと言おうとそれは借り物などではなく、本人の信念だろう。 何故にそんな事に悩む必要があるのか理解できない。誰だって外界からの刺激無しに願いや信念など抱けるものではあるまいに。 ところで、ひとつ気になるのだが、英霊になるってことは、士郎は今後延々と戦いに巻き込まれるって事だろうか? なんてったって「幾たびの戦場を経て不敗」(だっけ?)なのだ。 神代や中世ならともかく、現代でそれほどの戦いが起こるとは考えにくいのだが、となると、魔術師だの吸血種だのと戦うんだろうなぁ。 次回作とか続編とか作るのに都合のイイ話だなぁ。 ・Heavens Feel(桜・イリアルート) なんと3週目にして、今までとは全く違う展開。サーヴァント同士の戦いがメインだった前2周とまるっきり違う内容に驚いた。 ラストのルールブレイカーも見事としか言いようがなく、そう!ソレだ!って感じ。でも、それをやるなら事前に用意しておけば、セイバーの妨害にあった際、遠坂に渡すことでもっと早くケリ付けれたのになとも同時に思った。 桜はもしかしたらエロゲー史上最多の無差別殺人ヒロインかもしれない。そのあり様(生い立ち、境遇からくるコンプレックスや逃げようの無い追い詰められっぷり)は大変萌えなのだが、ラストでのあまりの救われっぷりにちと疑問が残る。 救われるのはいいのだが、本人が代償を払ってなさ過ぎというか。そりゃあ内面的にいろいろあったろう事は判るが、もう少しその辺りもきっちり描いて欲しかった。 で、さっきのルールブレイカーもそうだが、このシナリオにはツッコミどころが多く、そもそもこのルートで士郎&アーチャーは一体全体どこでルールブレイカーを観たんだとか(いや、まぁ、アーチャーが他の召還時もしくは、士郎だったころに観たって事なのかもだけど) イリアはアーチャーを取り込む事でアーチャーの正体や能力を悟っていたが、セイバールートでアーチャーを倒したのはバーサーカーなので、おそらくそのときも状況は同じだったはず。なのにそういった素振りはみられないどころか、「あいつは何だったのか?」みたいな事を言い出している。判るのか判らないのかどっちなんだよとか。 凛は桜をヌッ殺す為に宝石剣を囮として爆破したが、あの状況なら何も桜をヌッ殺さなくても、そのまま宝石剣をぶん回して大聖杯とアンリマユを破壊できたのではないかとか。(現にFate/side materialには、凛のせいであの後、地下空洞が崩壊したと書かれている。まぁ、凛の事だから最後の最後に頭が回らなくなっていたのかもしれないが) や、まぁ、別にいいんだけど。 話の内容は、「正義の味方」の非現実性を突きつける話というか、非常に重たい話で、それこそ「公共の利益」と「個人の感情」の問題で「個人の感情」をとってしまう話だった。 というか、このルートを通った衛宮士郎は、どうあっても英霊エミヤにはならない気がする。 桜を取って正義の味方を辞めた士郎は、既にエミヤと内面世界が食い違ってしまった為、アンリミテッドブレイドワークスを使用できないし、正義の味方をとって桜を切った場合、かつて士郎の目指す理想(「万人を救う奇跡」)を体現するために世界にその身を売っ払った英雄は誕生する道理もない。 要するに、このルートに入ってしまった士郎は、どうやっても理想の正義の味方にはなれないという事。精々妥協して切継と同じ「正義を生かすための悪」にしか成れないし、桜ルートを貫く事は、そもそも士郎が抱いていた「正義」の理念とかけ離れるという事に他ならない。 なんとゆーか、ここまで2周張りつづけた意地を覆すこのシナリオは、とても意地が悪い。間違ってるとは言わないが、どうにもこうにも後味が悪い。 実は、今このとき万人を救う事が不可能な以上、逆にココこそが英霊エミヤ誕生の瞬間なのではないかと密かに思っていたのだけどな。どうにも成らない現状を打開する力と引き換えに英霊になることを決める話なのかと。 でも、そーゆー逃げ場もなかった。ファンタジーなんだから、それでイイんじゃないかと思うんだけどな。 まぁ、それはさておき、ライダー。前2周でザコっぷりを披露していたライダーだが、このルートでその魅力を全開。 背の高さにコンプレックスとか、仲間になってから会話してみるとやたらと可愛いキャラクタだという事が判明するこのギャップが素晴らしい。 もとより格好のイイキャラクタだが、ラスト付近の黒セイバーとの宝具の撃ち合いは演出のテンポの良さもあいまって、とても好きなシーン。 何よりトゥルーエンド後に出てくる眼鏡姿はかなり決定的で、俺内評価さらに倍。武内氏は天才だと思った。魔眼殺し最高。 エンディングは、トゥルーとノーマルがあり、ノーマルは桜が衛宮邸で士郎を待ちながら老女になるまで穏やかに生活するという静かなもの。 トゥルーは、死に体の士郎の魂をイリアが生かして、生還(蒼崎姉製の人形を使用してるらしい)。桜、凛、ライダーはそれぞれ健在で凛グッドに続き、続編や2次創作で使われる可能性の高い大団円。 桜からは未だに根源からの大魔力が提供されているにも関わらず、密かに吸血/吸精行為を楽しんでいるらしいライダーにさらに萌え。 イリアは聖杯として奇跡を成し遂げ消滅。大河はこちらもまたまたいつ退場したのか忘れるほどの影の薄さ。一応エピローグには登場するが、これといった見せ場は無し。哀れ。 エロシーンは、凛1回(ライダーの見せる淫夢)と桜が3回。他のシナリオのエチシーンに比べれば軒並みエロエロ。 といっても、このゲームの水準でって感じで。まぁ、正直言ってエロには全然期待していなかったので、それにしてはエロエロだなってなぐらいっつーか。 ・その他 ストーリ的に一番綺麗なのは「Fate」。好きな技は「Unlimited Blade Works」剣の丘のイメージがとてもカッコイイ。好きなシーンはしつこいようだが「Heavens Feel」のライダーvs黒セイバーと、あと「Unlimited Blade Works」のイリア&バーサーカーの絶命のシーン。 逆に気に入らないのは、サーヴァント関連。以前も書いた謎のステータス(戦術やストーリーの選択に一切影響を与えない)もそうだが、名前を隠している意味が全く無い。 たとえばアキレスのようにあからさまに弱点があるのならともかく、アーサーの弱点なんて聞いたこともないし、エクスカリバーの特性も伝説のそれとはまるで関係が無く、絶対無敵の力押し飛び道具。 明らかに相手の正体が分かった後でも戦い方に全く変化がない(クーフーリン、ヘラクレス、メディア、アーサー、ギルガメッシュは戦う前に敵方に正体がバレている。)し、もう全然設定が生かされてないと思う。 強いて言うなら、アーサーやエミヤの名前を隠すためだけの設定なんだなと。 ステータスにしても名前にしても、本来ちゃんとした駆け引きに使えそうな設定だけに勿体無いなぁ。 ネタバレここまで。 ところで、TYPE−MOONはこれで2作続けて「夜中に女の子と敵を探して徘徊するゲーム」を作った訳だけど、次もそうなんかねぇ? ってゆーか、3作目もおそらく魔術師とか吸血種がらみのゲームなんじゃないかと思うんだけど、またこんな分量なんだろうか?だとしたら、また2年後ぐらいか? まぁ、その前に多分「Fateファンディスク」とかそーゆーのが発売されるんだろうけどな。 |
2004/02/08(日) | すべての力 合わせたときに 見たこともないエナジー この世界変える |
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爆竜戦隊アバレンジャー最終話。 アバレンジャーは、第一話にとても勢いがあり、開始当初不調だった555に比べて明らかに面白く、期待が持てたのだが、実際のところこの一話の印象を越える大アバレはその後見られず、たまにインパクトのある回は他の番組のネタ(東映時代劇や釣りバカ、小津映画など)を持ってきた回が多いというトホホさ加減炸裂の番組であった。 いろいろな要因はあるのだろうけど、思うに一番の原因は、主役メンバのアンバランス差加減が上げられるのではないだろうか。 戦隊ものはチームを描くものなので、各キャラクタがかみ合ってこそ面白くなると思うのだが、アバレンジャーはそこが決定的にかみ合ってなかったというか。 開始当初から赤のキャラクタが薄く、その赤を浮き上がらせる対極の存在として白が登場したら、その時点で一番キャラクタが立っていた青を極端にパワーアップしたようなキャラクタ性だったため、青の存在が死に、黒は黒で他のメンバとは別のメインストーリーを展開して周りを置き去りに盛り上がり出す始末。「ヒロイン」的なポジションが薄い展開(強いて言うならマホロがそうだった)のせいで、黄は最後まで全く目立てなかったし。挙句に、追い討ちのごとくアバレマックスなんか出すもんだから、本当に青と黄の存在が薄れまくってしまった。 一個前のハリケンジャーも主役の赤青黄がイマイチ目立たず、ゴウライジャーやシュリケンジャーが目立っていたが、もっと積極的に最初からいる3人にウエイトを置くべきだったのではないかなと思う。 なんにせよ、次回からデカレンジャー。久々の(最初から)5人戦隊だけど、じっくり主役に重点を置いて面白く仕上げて欲しい。 仮面ライダー剣#3。 橘さんは、なんだって所長のライブ映像なんかネット中継してるんだろうな?つか、パワーが落ちてるって何?所長の超能力でネット上に映像送信してるの? あと、パスワードの解析するのに、出鱈目に手当たり次第打ち込むなんて乱暴な方法はダメだと思います。それ解析って言わないし普通。 なんとなくだけど、去年までのライダーに比べてこのあたりの考証っつーか、作りが荒くなった気がするなぁ。グランセイザーに近いテイストっつーか。 それはさておき、雪上の戦闘シーンはなんかイイね。ブレイドの必殺キックはやけにあっさり風味だが、そのうちカード2枚使ってパワーアップするのだろうから、それに期待。 ライダーシステムで体が蝕まれるイメージ映像は、なんというか古臭い。昔の東宝や大映の特撮映画みたいだ。しかも古臭い上にフィルムより明るく鮮やかな絵なのでなんかトホホだ。なんとかしてくれ。 あと、「一万年前に生き残る種族をかけてアンデッド同士で戦って、勝ち残ったのが人間」ということなら、最後に勝ち残った「人間のアンデッド」ってのがいるんじゃないんだろうか?いずれ出てくるんかな? んでもって、剣崎と橘さんは滑舌をもっともっともっともっともっともっともっともっと頑張れ。雪の中で橘さんが激昂するシーンは、何度聞いても全然聞き取れない。演技とか間の取り方が下手なのは我慢するから、せめて春までには聞き取れるぐらいには台詞を喋れるようになってくれ。いやホントマジで。 ふたりはプリキュア#2。これのOPはヤバイですな。なんかもう頭ん中でエンドレスに「プリティでキュアキュア♪」な感じ。 こっちの携帯玩具は遊びでがありそうだなぁ。要は「たまごっち」なんだろうけど、ちゃんと学校で眠らせておく機能があるあたり過去の教訓が活きてるよな。 相変わらずド直球な展開はイイ。お手手つなぎでパワーアップってのもイイ。イザというとき行動力があるのは実はホワイトってのもイイ。まだ2話だって言うのに明らかに動画の質が落ちている(1話だって特に良かったわけではないが)のはトホホ。 それにしても、この番組の敵はアレだな、ライジンオーを思い出させるよな。「メイワク〜」ってな。次回予告をみると、歌舞伎マンはガンバルガーっぽく、担任と絡んでくるのかもしれない。それとも単発ネタか? |
2004/02/06(金) | 花の中の花 王の中の王 愛の中の愛 |
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ファントムブレイブ。35時間ぐらいやっているが、ランダムダンジョンに潜りっぱなしで未だに5話までしか終わっていない。 しかもどうやら俺は下手糞(要領が悪い)らしく、ここまでやって未だに全員レベル100程度(人間系は全種類1人づつ。人間外はボトルメールが5人いるのみ。全員素質20超で作り直し。マローネも他のキャラとほぼ同じレベル)。 よそ様のサイトを見たりすると、レベル1000超なんてのもザラなわけで、まぁ、なんつーかディスガイアもそうだったけど、先は長いなぁ。 ところで、(これは全くの偶然なのだけど)ネーミングバリエーションの少ない俺の所のナイトは「王者のナイト」その名も「アーサー」なんだが、これには我ながらかなり後悔している。 何が偶然で何故後悔しているのかは判る人だけわかってくれ。一つだけいえることは、こんな無精ひげのオッサンではダメだという事だ。後で名前を付け直そう。そうしよう。 それはさておき今日は、大阪城ホールでWWE観戦。 しかも、¥2,000−で!。 いや、なんつーか、今まで一杯プロレス観たけど、城ホールで\2,000-ってのは初めてだ。っつーかそもそも大阪プロレスの京都駅前タダプロレスを除けば\2,000-ってのが初めてだ。それも天下のWWEをよ? 日本のプロレスは、なんぼほどボッタくってるのかと。いやまぁ満席に出来ない上にグッズの売上も宜しくないのではしょうがないのかもしれないが。 それはともかく、内容。 これが驚くほど試合の内容は日本のソレと大差ない。むしろ技術的には日本のプロレスの方が勝っているとも見える。 だが、面白さで言えば、圧倒的にWWEの方が上だ。何故か。違いは二つ。 1.レスラーやスタッフのサービス精神が違う。 2.客の出来上がり具合が違いすぎる。 1は、例えば試合開始前。正規のスタッフだと思うのだが不明(もしかすると出来上がりすぎたファンかも)のコスプレレスラーが客席を練り歩き、試合前だというのに会場を暖めて回っている。 タッグマッチで、エプロンに引いているレスラーが、積極的に客にコールを要求したり、客のブーイングに反応してリアクションを起したりする。 休憩前に入る寸劇。ストーン・コールドの日本でいうところの猪木の「元気ですかー!」があるのだが、これがもの凄い懲りようで「ダー!」で速帰りの猪木とはサービス精神が違いすぎる。もちろん高田とは比べるべくも無い華やかさだ。正直これだけで\2,000-の元とっておつりがくる。 で、なんでそんなに盛り上がるのかというと、2の要因が大きく、WWEを観に来る客というのは、激しく「出来上がっている」客ばかりで、レスラーが何をすればどう反応するべきなのかを知っており、もちろんそのように反応する。 ベビーフェイスが攻撃すれば喝采。ヒールが何かしたらブーング。入場時や、必殺技、選手固有のフリには即座に反応して定型文句で答える。前述のストーン・コールドなどその極み、英語が理解できようが出来まいが、どのタイミングでどう反応すればいいのかが数分もしないうちに身につくこの一体感。 感覚としては、甲子園に阪神戦を観にいくソレに近い。片岡がボックスに入れば、「実家はヒノキ風呂〜」これが出来る空間なのだ。乗ってしまえばそりゃ楽しい。 ちなみに、そういう意味では、俺も含めて今日城ホールにいた客は不完全な客が多かった。本当に楽しむなら、きちんと予習して各選手の声援形態を把握し、こんなWWEを放送してもいない辺境ではなく周り中が「出来上がりきっている」会場で観る事がWWEをもっと楽しむコツなのだろうな。 もし、次回の機会があれば、是非とももう少し敏感に流れに乗れるようになっていたいと思う。いや、観る機会が少ないので無理っぽいんだが。スカパーでも入るしかない? Fate一周目クリア。多分最初は絶対そうなるんだろうと思うんだけど、「夢の続き(Fate TrueEnd)」。タイガースタンプは9番と14番を回収(というか不本意ながらそうなった)。 とりあえず以下ネタバレ無しでファーストインプレッション。 流石というかテキストを読ませる出来。一つの話に複数の山場をもってきて、飽きさせないのも相変わらず。判るような判らないような薀蓄が多いのも相変わらずだが、それこそ深読みしたがるファンを獲得している要因だと思われるので良し。 月姫の時も思ったが、散々伏線めいた事をやったあと「ココでアレが来るだろ」というタイミングでドンピシャネタが繰り出される様がとても気持ちよく、長い文章を読み進めるのが苦にならないのも素晴らしい。逆に、あまりにも長すぎるので、どこかで中断せざるを得ないのだが、そのタイミングが難しいぐらい。 TrueEndの美しさも素晴らしい。が、それだけに今後、この結末を覆すようなENDがあるとちょっとガッカリかもしれない。 エロシーンは分量として圧倒的に少ない。が、一応ストーリー的に必要とされるような形で組み込まれていたのと、一回戦目が大変ツボだったので、個人的には合格点。 キャラクタ(ヒロイン)は、どれも魅力的に描かれていて、正ヒロインでありこのルートのヒロインであるセイバーはもちろん、プロローグの主役である遠坂凛も、このルートでも大変イイ感じのポジションを独占していて素敵過ぎる。 画面の演出は月姫のときのそれをはるかに上回る懲りようで、長回しの最中、1枚の絵を見せ方の工夫で飽きさせずにみせているのがとてもイイ。音楽は全然わからないのでナンだが、雰囲気にあっており耳に気持ちいいのでこれもイイ。 一回目のクリアまでに18時間超(しかもBADENDは2回しか行っていない)というのは、相変わらずといえばそうだが、驚異的。コンプリートまでの平均時間が60時間とどこかで見たが、あながち嘘ではないのかもしれない。ちょっとしたRPG並だ。なんつーか、これは良し悪しかなぁ。面白いからイイけど、一回ダレたら二度と立ち上げない気がする。 微妙に気なるのがサーヴァントのステータス表示。カードゲームだかRPGだかといった趣で明確に数量化されているのだが、物語中意識する必要が全く無い。その割に、キャラクタが、平気な顔で「A+判定」などゲームチックな会話をする。またサーヴァントのステータスと技の説明でパラメータ名に食い違いが見られるなど、なんとなくちぐはぐな内容になっている場合がある気がする。なんとゆーか、イマイチ意図が汲み取れないなぁ。何のためにつけたんだろう? ここまでは、主に内容面。ストーリーに関しては触れないと書いたので、それは次回以降に回すとして、その他の事柄について。 読み返しの機能や既読メッセージスキップの快適さは良い。セーブデータにサムネイルがつくのも(なんか変な挙動をしてるきがするけど)良し。その他概ね仕様などに不満は無いのだけど、細かい事かもしれないが、セーブデータがインストールフォルダではなく、勝手にマイドキュメントフォルダに作られてしまうのがいただけない。何がいただけないって、普段使わない位置に無断で勝手に新しいフォルダを切られてるのが気持ち悪い。何故そんな仕様なのか、意図を問いたいぐらいだ。 と、それは実に些細な話でホントはどーでもいいといえばどーでもいい。本題は以下。 最初にインストールに失敗した。何度やっても失敗するのでメーカーのサイトを覗いてみたところ、他にも似た症状の人が続出しているらしい事がわかった。 ちなみに俺んちの場合、「ウイルス対策ソフト(ウチは今年からウイルスバスターに宗旨変え)等(ウチで常時常駐させているアプリはソレぐらい)を一時的に常駐解除する」事で解決(正確に言えばそれでも一度失敗したが、リトライする事で成功)した。そんな馬鹿なと言いたい。このご時世、常時接続なんて基本だ。ウイルス対策ソフトが入ってるからってインストールできないなんて欠陥もいいところだ。 もちろん、「インストール時には他のアプリケーションを終了させておく」というのは、基本事項として常に言われる事だし、ウイルス対策ソフトを入れっぱなしでもインストールに失敗しなかった人もいるだろう、いるだろうが、少なくともいままでウチでFate以外にそんな理由でインストールに失敗した事例は無い。それはやはりFateのインストーラーが他のソフトでは回避できている問題を抱えているとしか思えない。 CDにかけられたコピーガードも問題で、純正品を使ってなおハードによってインストールできない問題が残っているってのも酷い。幸いウチでは問題なかった(いや下に書いてあるが多分同じ要因でダメになったことは実は一回ある)が、そもそも遊ぶ前からこんな事に煩わされるのは馬鹿馬鹿しいにも程がある。 同じような事だが、CDの認識が甘いのも酷い。実は、最初にクリアした時、エンディングが終り余韻に浸っていたら、タイトル画面に戻る際、イキナリ「オリジナルCDを入れてください」だかなんだかいうエラーで吹っ飛んだ。もちろんオリジナルの正規品のCDを入れていたのにも関わらずだ。しかもフルスクリーンで遊んでいたため、そのエラーメッセージが画面内に現れず、やむなくFateを強制終了させ、再起動してもう一回同じ事をやり直し、今度は飛ばなかったため、ようやくTrueEndが登録されたというなんともはや最悪な顛末を経験してしまった。興ざめもいいところだ。 ソフトを作る立場として、違法コピーを何とかしたいと思うのは当たり前だしその事には異論が無いが、こうも不備があるというのははっきり言っていただけないどころか腹立たしいものもある。悪名高いCCCDもそうだが、正規ユーザーまで巻き添えにするのは最悪だ。次回以降こういったことがあると、正直このメーカーはもういいかなって気にならなくも無い。 この他にも、ゲーム中突然「Save」以外のメニューが使えなくなったり、プルダウンメニュー(システム、画面、ヘルプ)が使えなくなったり、かなり本気で不安定なのも気になる。 PCエロゲーの世界では、発売後の修正パッチはもはや当たり前のようになっているが、本来商品として店頭で販売されるものがそんなに脆弱であっていいはずは無いのだ。 確かにPCは、環境が本当に千差万別で、全ての環境で動作チェックするのは不可能だし、何が起こるかわからないというのは間違いない。しかし、今現在公式HPで行われているように「エラーで飛んだ場合、吉里吉里が作成するエラーログをおくってください」ってのは、極端な話、(いや非常に効率が良い事も認めるが)どうにもこうにも「金を払ってβテスタになった」ようで気分が宜しくない。いや、それは言いすぎだが。 Fate自体は大変面白く、おそらくコンプリートするのになんの支障も無いのだが、それゆえにこういう内容と関係ない部分でストレスがたまったり、やる気が失せてしまうのは凄く馬鹿馬鹿しい。勿体無いにも程がある。 問題が発生している事例がおそらく少数である事を考えれば(「常駐解除」については言いがかりに近い気もするし)キツイ言い分だし、昔仮にも職業としてプログラマをかじった身として、夜遅くまでサポート掲示板でサポートしているスタッフの人には頭が下がるのも事実だが、それはそれ。これはこれ。 同人時代(月姫)は多少の事ならこちらの工夫(遊ぼうと努力して)で切り抜けようと言う気にもなったが、商品となれば話は別。パッケージに書いてある要求スペックを満たしている以上正常動作してもらわないと困る。同人時代と違って買ったこっちは「お客様」なのだ。 願わくば、今回の事態を受けて、次回作以降少しでも安定した作品を世に送り出して欲しい。 とね、どうでもイイゲーム/メーカーならこんな事は言わないんだけど、これだけの期待作、オマケに業界期待のニューカマーの処女作だけに、ちとキツ目に言ってみた。 いやまぁ、メーカーサイトに苦情メールを送ったわけでも、アンケートハガキに書いて送った訳でもなく、こんな辺境サイトで愚痴っただけなので、全く無意味といえば無意味なのだけど。 愚痴言う権利ぐらいはあるよな。何回も何回もインストールに失敗した時は、マジで焦ったんだし。 とゆーわけで、次回Fateの話題出すときは、純粋に内容の感想だけ書くサー。多分殆ど褒めちぎりになると思うし、ネタバレもしちゃうよー。 逆に二度と話題にならなかったら、内容が俺に合わなかったのだとご理解くださいな。少なくとも一周目が面白かったので、よっぽどでなければ貶すために話題にする事はないよ。 っつーか、明日明後日は、ファントムブレイブするけどな。土日番組の予約→エンコードでPC使うから。 |
2004/02/01(日) | 大空に虹をかけ 行くぞ我らのレインボー戦隊 地球を守る |
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俺のメールアドレスと、アリスソフトのファンクラブのメールアドレスの両方をアドレス帳に登録している人は、一度ウイルス検査をしてみるといいかもですよ? いやまぁ、アドレス帳以外のところから情報を拾えるウイルスがいるのかもなので、あんまりアテにはならんけど、ウチにアリス名義のウイルスメールが来たんすよ。でも、俺、アリスにアドレス登録してないし、多分両方のアドレスを登録してる人が出所なんじゃないかなぁと思うのですよ。 あとインプレスとか、DTIとかが入ってると更に怪しい。 っつーかね、ここ数日は異常です。昨日と今日で31件中26件がウイルスでした。みんなも気をつけよう。ウイルス対策ソフトは入れておいたほうがイイよ。マジで。 大阪はダメだねどーも。いやまぁ太田房江が通ってしまったのはまぁしょうがないとしても、毎回毎回投票率が最低ってのはどーなのよ!? なんつーか、投票ぐらいしようよ。無投票は政治家に馬鹿にされてるって判ってる?太田房江に馬鹿にされてるんよ?もしね、太田房江でイイならイイでそう投票すればいいし、イヤなら他の候補に入れようよ。はっきり言って、他人事じゃないよ?東京都とかみてもわかるように、あんまり無関心でいるとある日突然とんでもない条例を通されて泣き見るよ?で、投票にすら行かない奴は、そのときになっても文句言う権利なんか無いよ?ホント、マジでマジで。 PRIDEと高田は、大阪を舐めてますな。チケット買わなくて良かった。 というわけで、今日は、いつもお世話になっている路下さん家でPRIDEのPPV観戦。 そもそもショッパイカードが目白押しで、不安いっぱいな興行だったのだけど、内容もグダグダ。 かろうじてミルコが期待通りKO勝利を飾ったのが、まぁ、唯一の救いというか。一瞬ヒヤっとしたけどな。 ボブチャンチンとか、アレクとか、マーク・ケアとか、ヒースとか、もう如何すればいいんだと。 なんだかなぁ。なんであの会場の客は、あの興行で高田にブーイング飛ばさないんだろう? ちなみに、金曜は01USA大阪大会を観にいった。これもまぁ酷い出来で、明らかにかみ合わない選手同士を戦わせる妙なマッチメイクの連発で、もうね、一体、何がしたいのかと。 かろうじて、長州が(何故か)盛り上がったのと、大谷の頑張りがあったおかげで持ちこたえたみたいな感じだった。 ZERO−ONE、PRIDEは、それぞれ去年イイ感じの興行をしていただけに、このていたらくはちとショックではあるなぁ。猪木と高田と長州の呪いでもかかってるのかなぁ。 美少女戦士#17 セーラービーナスの変身シーンで飲んでた茶を吹いた。 なんとゆーか、スゲエな。センスが。 あと、ココ最近の亜美ちゃんの「うさぎちゃん好き好き度」が素晴らしすぎるのはイイのだけど、亜美ちゃんは(これは眼鏡好きの贔屓目では多分なく)眼鏡を外すとイマイチ微妙なので、是非眼鏡をデフォルト装備してていただきたい。 爆竜戦隊ラス1話前。 は、なんとなく置いておいて。っつーか、実に普通だよなぁ。まぁ、総括は来週。 仮面ライダー剣#2。いきなりOPの絵が変わっていたのは何故? それはともかく、カリスは、アンデッドの言葉を操り、緑の血を流す。なんか本当にザビタンなのかもしれないなーと思った。次回予告をみるとちと微妙だが。 あとは、ブレイドの変身中に出てくるゲートは、いろいろな使い方が出来てイイかもと思った。今後とも頑張っていろんなパターンの使い方を見せて欲しい。いやもうアンデッドを吹き飛ばす以外の見せ方は無理っぽい気もするが。 話(盛り上げ)と、(特に主役の)滑舌(アテレコの技術)と演技(表情)は、今後もっともっともっともっともっともっともっともっと頑張れって事で。 先週も似たようなシーンがあったが、「アンタ味方なんだよな?俺と一緒に戦ってウッ」とか、笑うよりヘタすぎて泣くよマジで。頑張れ。ホント頑張れ。超頑張れ。 ふたりはプリキュア#1。OP冒頭で、「こっちもカードかよ!」と事前情報を仕入れてなかった視聴者の98%が突っ込みを入れたと思うのだがどうか。 ブレイドと両方の玩具を買った人間の90%は、最低一回は相互にカードを通そうとしてみるよね。多分。 絵はおジャ魔女ライクで可愛い。動きも変身後のアクション特に「ふわっとした」空中アクションがイイ感じ。主人公のキャラクタに勢いがあり、特になぎさの方は表情豊かで積極的に動くタイプなのもマル。OP、EDともに歌はイイ感じ。絵はOPはイイ。EDはもうちょっと滑らかに動いて欲しい。内容はお約束に頼ってる感はあるものの、主役2人のキャラクタ紹介編として無難にまとまっていて、これも良し。ところどころ、微妙な作画があったような無かったような気もするが、許容範囲内なので良し。 というわけで、まだ1話なのでなんともいえない(特に動きについては、アレだけ「動き」が売りだったMEZZOが3話以降酷い事になっているという例があるので)が、現時点では全体的に好感触。今後、継続視聴の方向性で。面白くなるとイイなぁ。 ところで、変身すると髪型はもちろん、目の輪郭の処理が鋭角的にキリっとした形に変わりちゃんと別人(?)になるんだけど、微妙すぎて判り辛いなぁ。 どーでもいいが、変身シーンや必殺技のレインボーカラーは、レズビアンを暗示しているのだろうか?出るシーンはかならず手を繋いでるし。(*´д`*)ハァハァ? あと、アレ。EDのほのか。 眼鏡を標準装備にする予定はまだですか? | |
ちょっとだけ(?)帰ってきた 今日の漫画 | |
■美女で野獣(4) イダタツヒコ 小学館、サンデーGXコミックス | |
基本的にコメディなのだけど、この巻は「さすがイダタツヒコ」って感じの展開。 もう途中から格闘漫画なんだかホラーなんだかって絵面で大変素晴らしい。リリカの告白シーンとか、摩利蜜姫の目ん玉えぐるシーンとか、その後の笑顔ビンタシーンとか、リリカとの漢殴り合戦とか壊れててイイ。 思わず最終回かよ?ってテンションで連載中は少し焦ったが。 あと、もちろん通常モードにもどってからの、山中さんも激しくイイ。拉致られた後、最初に登場するシーンの山中さんは、かなり好き。もうね。俺ダメな人だし。 |