2003.12こんなこともありました
2003年12月の日記
毎年恒例ゴジラ観賞。今年は誉めぎみ。っつーか、更新してないなぁ。

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2003/12/27(土)  月の光 夜の風 忍び寄る黒い影 「だれだ!」
んか、モテモテ王国とか、逆境ナインとかが復活している今日この頃、今月一回しか更新してないこの雑記も復活。
 って、今年はこれが最後になったりしてな。コミケ行かないから、暇は有るんだけど、最近どうも気力がアレなんで。

ラエティ・ギフト買ったー。リリアン瓦版も貰ったー。っつーか、もうすぐアニメ始まるやん。忘れてたよ。
 「降誕祭の奇跡」は、薔薇さま関係のメンバーが全く関わり無いばかりか、内容的にもかなりファンタジーで異色作な感じ。しかし、こーゆー感じで薔薇さま以外の短編が増えると、世界が広がったみたいでちょっといいかもとも思う。ひかりさんと今日子さんのその後が気になる。
 「ショコラとポートレート」は、蔦子さんの妹候補(?)の笙子さんの話。ってゆーか、笙子さんはとっくに入学してきているはずなのだが、その後どうなったのか大変気になるところ。あの蔦子さんが入学半年たって未だに笙子さんに気付いていないとも思えないのだが。
 「羊が一匹さく越えて」。「レイニーブルー」の頃の話だと思うと(´Д⊂。それはそうと、乃梨子ちゃんは、話の持っていき方が変だと思う。唐突過ぎるというか、祐巳が食いつかなかったら会話にならないぞ。
 「毒入りリンゴ」。令ちゃんをはさんで、ではなく、江利子さまのお目当ては由乃さんだったって話。そうか?学校卒業して、ちょっとブルーになった江利子さまの本音を暴露してみましたって感じ。
 で、バラエティギフト。主役が由乃さんになってる感じですよ?しかも、あとがきによると、次回もまだ学園祭ではない模様。となると、短く見積もっても、学園祭が次々巻、由乃さんの妹問題決着の交流試合はその次って事に。粘るなぁ。

御神楽少女探偵団買ったー。でも、まずは旧「御神楽少女探偵団」からやり直してるので、全然エロスなしー。
 っつーか、やっぱ御神楽オモシレー。ちょうどイイ具合に忘れてるので、結構新鮮なのも楽しめる原因か。
 このソフト、御神楽→続御神楽→新御神楽と3本分入ってるんで、この年末年始は猟奇三昧ですよ。ってヤな正月だなオイ。

ちょっとだけ(?)帰ってきた
今日の漫画
■なつめヴルダラーク! 西川魯介 角川書店、角川コミックス・エース
 西川魯介といえば、もちろんメガネの王なわけだけど、それを抜きにしても言葉のセンスと妙なボキャブラリーが毎回毎回とても楽しい。
 かてて加えてエロ描くようになってからは百合百合しいネタも多く、すばらしい事この上なし。
■強殖装甲ガイバー(21) 高屋良樹 角川書店、角川コミックス・エース
 心持ち薄い上に一話丸まるアプトムの回想してたり、2箇所での戦闘を交互に実況してるため、展開が大変遅く感じる。
 まぁ、ゾアロードが一体半ぐらい脱落しているので、展開しているのは間違いないんだけど。
■げんしけん(3) 木尾士目 講談社、アフタヌーンKC
 相変わらず、オタクの空気感がイイ感じ。同じオタ系サークル物の「辣韮の皮」や「全日本妹選手権」等と比べて、妙に生々しい。
 なんとゆーか、この漫画みて実際のオタ系サークルに入る新入生とかいそうだし、今のところ「光画部時間」のような独特の言葉が出てきていないので、判り辛いかもしれないが、そういう独自の風習や言葉が出てくれば、逆に現実の学生サークルがそれを使い出すはずっつーか。
 お話的にも、オタ系サークルに普通にたむろしてそうなキャラクタと、そこには絶対に居ないキャラクタを混ぜる事で起こる軋轢を、生温くかつコミカルに描いてあって面白い。
 ただ、もし実際に春日部さんのような人がオタクの中に混じって居れば、かなり嫌な事になりそうだがな。春日部さんがいい人で良かったな。
■ぼくはおんなのこ 志村貴子 エンターブレイン、ビームコミックス
 この作者は、ジェンダーチェンジものに何かとても思い入れがあるのだろうか。そういう話多いよな。
 それはそれとして、書き下ろしの「sweet16」が好き好き。メガネで百合百合!イェア!
■アイシールド21(6) 原作/稲垣理一郎 作画/村田雄介 集英社、少年ジャンプコミックス
 絵とか見せ場とか、大変上手いし、なにより熱い。今ジャンプを毎週読むのはこの漫画のせい。
 コミックスには毎回必ず書き下ろしでオマケをつけてるサービス精神も素晴らしい。
 ちなみに、この巻は、デビルバッツvs太陽スフィンクス戦のクライマックスと、王城ホワイトナイツvs神龍寺ナーガ戦。
 アイシールドの活躍もだが、脇役のモン太や、最期チョロッとでるだけだが桜庭など、脇役もカッコ良くかかれていて素晴らしい。
■ベルセルク(26) 三浦建太郎 白泉社、JETS COMICS
 ガッツvsトロルの群れ→ゴッドハンド(!)→新生鷹の団とバトル尽くし。
 オマケに骸骨の騎士は出るはゾッドは出るは、ガッツの新装備「狂戦士の甲冑」は出るはと盛りだくさん。
 ガッツは「狂戦士の甲冑」を得て、また更に「黒い戦士」という形容がぴったり来るようになったな。っつーか、変身したよ。もうそろそろ人間ではないな。
■エアマスター(20) 柴田ヨクサル 白泉社、JETS COMICS
 今まで、まともに戦っていなかった佐伯四郎が大爆発。普段「エアマスター」は負ける側がカッコイイ(この巻のカイのように)のだが、対戦相手の金ちゃんを完璧ザコ扱いで粉砕。「人類最強」15漢渺茫相手に大健闘という戦いっぷりを見せる。
 ちゃんと強かったんだな佐伯四郎。
 それはそうと、エアマスターの格闘シーンは、打撃がヒットした瞬間や、技を繰り出す前段階のタメが素晴らしいよな。なんか「力入ってる」感じが凄く出てて。
 アニメでもそーゆー感じが欲しかったよなぁ。OPの戦闘シーンは凄くイイんだけど、本編では時々しかあーゆー感じにならなかったし。
■ちょこっとSister(1) 竹内桜 原作/雑破業 白泉社、JETS COMICS
 サンタに「妹くれ」っていったら、本当に貰っちゃったってゆーはなし。
 甘甘で、可愛らしくてイイ感じ。ってゆーか、絵が良い。
 主人公の回想に出てくるお母さんと、主人公が憧れている花屋の店員さんが瓜二つなのは、ワザとなんだろうか。単純に描き分けがアレなのだろうか。
■職業・殺し屋(2) 西川秀明 白泉社、JETS COMICS
 帯の「純文学的衝撃作」とゆーアオリはどうかと思う。
 今回は、サイコ主婦の殺し屋の狂いっぷりがイイ感じ。いやこの漫画狂ってない奴なんか出てこないが。なんか目が怖いっつーか。どこ見てるのか判らん感じが。
 あと、殺すときなんでか知らんが必ず全部脱ぐ綾子先生もイイ。鉄パイプで殴り殺すのに何で脱ぐんだ。
■20世紀少年(15) 浦沢直樹 小学館、BIG COMICS
 ともだち復活。でも、生き返ってローマ法王を助けたぐらいで神扱いはどうだろうか。
 そうでなくても覆面なのだし、死んだ現場を皆が見たわけでもないので、かえって胡散臭い話になるんじゃねぇ?


2003/12/17(水)  銀の地肌に 虹色の よろいをつけた すごいやつ
の名は メカ メカ メカゴジラ、今年もメカゴジラがやって来ました。
 というわけで、観てまいりました毎年恒例ゴジラ映画。
 いやね、正直去年の「Xメカゴジラ」は俺的評価は駄目の駄目駄目だったうえ、俺が嫌う怪獣(平成以後限定)歴代No.1に輝くモスラまで出るってんで、全く期待してなかったけど、今年はいけるよ。ベストとはいえんけど、かなりイイ感じ。
 ストーリー的に劇的な進歩があったかと問われると、どうだろうって感じだが、満足感がまるで違う。去年と今年で何が違うのか、考えてみたところ、やはりプロレス部分が大きい。去年はココがまさに最悪の出来だったのに対して、今年は構図や構成にかなり気を使って作られていると思う。やはり怪獣映画は怪獣が戦ってナンボなのだ。
 そうだなぁ、平成怪獣映画の中では、ガメラ2、ガメラ1、vsメガギラスに継ぐぐらい好きかな。惜しむらくは「ゴジラ」の描き込みが薄い(アクションや演出が平板で、個性や生物感に乏しい)ことと、後にも書くが機龍がいい人過ぎって事だな。
 以後、ネタバレアリアリなので、気にする人は要注意。
★劇場版とっとこハム太郎 ハムハムグランプリン オーロラ谷の奇跡
 つまんなかった。ハムクック船長は、かなり熱くて良い漢だし、ラストの祈りのシーンはイイ感じに盛り上がってはいた。
 だが、中盤、肝心のグランプリが、もうダレダレ。全然手に汗握らない。
 なんというか、もうちょっと尺を詰めるか、でなければ中盤のレースでもっと山場を作っとくべきだと思うな。
 ってゆーか、ハム太郎の映画、前から思っていたんだけど、なんでこんな異世界物ばっかりなんだろうな?もっとご近所大冒険物の方がハムスターらしくて良いと思うんだけどなぁ。
 近所の野良イタチに襲われた野ネズミがハム太郎に助けを求めてくるってな話はどうよ?尻尾を立てろ!<いい加減しつこい。

★ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS
 今年は誉めるよ。って言っても、主に誉めるポイントは、怪獣プロレス部分なんで、既に書いちゃってるんだけど。
 最初にゴジラが上陸するまでのドラマ部分は、正直、イマイチっぽい。前作(Xメカゴジラ)との整合性を取ってたりモスラ('64)との橋渡しをしていたりといった作業感の強い部分だからかもしれない。
 何気にカメーバがゴジラにやられて漂着するシーンも、物が物だけに、変な意図を勘ぐってしまって余り楽しくない。
 で、いよいよゴジラ登場。
 まずはお約束の自衛隊による攻撃。まぁ、お約束どおり全くダメージを与えられないんだが。ってゆーか、戦車隊って完全に決死隊だよなぁ。ゴジラの熱線を防ぐ事もかわす事も全く出来ない鈍足の棺おけに入って、最前線で一列に並んでるんだもんな。よくもまぁあんな無茶な戦法が通るもんだ。
 で、第2ラウンド、少年の機転により召還(このシーケンスはかなりイイと思う。机ってのがまたなんかイイ。)されたモスラvsゴジラ。速度でゴジラを圧倒するモスラだが、いつもの事ながら成虫のモスラには決定的な攻撃方法がなく(とは言え映像的には結構色んな事をやる。今年の戦闘シーンは本当にイイ。)、あえなく前肢を食いちぎられ絶体絶命。ココでお約束の燐粉攻撃だが、いつものように「なんかゴジラが苦しんでる」といったしょうもない展開ではなく、舞い散る燐粉に業を煮やしたゴジラが熱線を放射しようとして粉塵爆発が起きるという一工夫もあったりして、中々楽しい。
 ここで、なんか無駄に熱い中尾彬首相の「共に戦う仲間を見捨てる事はできん」宣言により、機龍出撃。相変わらずの多彩な飛び道具を、時には正面から一斉に、時にはビルの陰に隠れつつ3方向からと、文字通り多彩に使いこなす秋葉イカス。また、前回の不自然極まる高機動性が失われて、それなりの回避行動を取るのが激しくイイ感じ。特技監督が変わったおかげだろうか。浮かれまくって特殊効果つけまくった前回と違い、地に脚がついてる演出が素晴らしい。
 この後、双子の子モスラ(お約束)が産まれたり、ゴジラに向かって糸吐いたりとかなんとかあるんだけど、モスラはもういいとして。
 ゴジラの熱線で駆動系が故障し動作不能に陥った機龍を、主人公の金子昇(機龍の整備士)が決死隊として修理に向かうんだけど、これがまた熱い。
 何が熱いって、修理のシーン。今までのゴジラなら、超整備士の金子が機龍に到着して、ちょちょいのちょいで修理完了になるのだが、現場に到着した金子が機龍の状態を無線で報告→整備班総出で資料をあたり対策を検討→金子に報告→修理、みたいな小ネタを混ぜてる辺りが。
 無事修理を完了させたものの、機龍の中に閉じ込められた金子を載せたまま行われるファイナルラウンドも、熱い。
 何が熱いって、機龍驚愕の新装備、必殺ドリルアームが。スゲエぜ特生自衛隊。特自の科学は世界一だな。それにつけても、今年の機龍は芸沢山で素晴らしいなぁ。
 で、ココから機龍のいい人っぷりが炸裂。
 ドリルアームと3連ハイパーメーザーでゴジラに大ダメージを与え、子モスラの糸でがんじがらめにし、いよいよトドメを挿すだけだ!という場面で、弱々しいゴジラの咆哮を聞きつけ、例のカットバック映像と共に再び機龍暴走。
 暴走といっても、前回DNAコンピュータを改良したせいか、別に暴れるわけではなく、ゴジラと共に二度と人目に触れる事の無い深海に去ろうとするのだ。まぁ、なんてゆーか、人の良い。釈由美子が「戦いたくないのではないか」とか言ってたが、ゴジラが戦わなくてどうするよ。
 そんなこんなで機龍は瀕死のゴジラと共に日本海溝に向かって飛びたつのだけど、腹の中には金子昇を抱えたまま。どうするどうなる金子昇!?
 一時は心中も覚悟した金子だが、特生自衛隊のフォローで無事ハッチが開放。だが高速飛行中の機龍内部で思うように動けない金子は中々出口に近寄れない。
 まさにそんな状況で、機龍が謎のロール運動を開始。天地が入れ替わって金子は重力に導かれるままハッチに向かって落下。無事機龍の外に出ることに成功するのだ。なんていい奴なんだ機龍。
 ってゆーか、「SAYONARA YOSHITO」は、やりすぎ。そこまで知能が高いのかよ機龍。なんかもう初代ゴジラとか関係なくAIでもつんでるんじゃねぇのかみたいな感じ。
 こうして無事ゴジラと2人きりになった機龍は、日本海溝の深遠に向かって心中ダイブ。Gロボ(特撮)や17を思わせる献身的な機龍の活躍で金子昇と日本は救われたのでした。めでたしめでたし。

 なんかなー、「SAYONARA YOSHITO」は無いだろ。いくらなんでも。かなりテンション下がったよ。無言であるからこそカッコイイんじゃないか。判りにくいと思ったんかのう?せめて金子側が「機龍はあの時」とかなんとか言い出す方向でまとめて欲しかったですよ。
 ここだけはなぁ。ホントどうにかならなかったんかのう。っつーか、別に機龍はそこまでいい奴じゃなくても良かろうに。金子は小美人の超能力で助かるって線でもいいわけだし。

 まぁ、その分を差っぴいて考えても、今回のゴジラは良く出来てた。次回のゴジラはなんか記念作品らしい(特報が見れるかと思っていたがなんも出なかった)のだが、この調子で怪獣の戦闘シーンを丁寧に作ってもらいたい。
 「vsメガギラス」以降のゴジラは、結構安定しているので、多分大丈夫じゃないかなとは思うのだけど。



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