2001.5こんなこともありました
2001年5月の日記
良い作品に出会えた月。クレしんとか、月姫とか。

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2001/05/27(土)  5つの力を一つに合わせて 叫べ勝利の雄たけびを
 今週のさんとおたけし〜。
 実は2週間ほど前から犬を飼い始めた。前の犬が死んで2年たって、なんとなくまた飼いたくなったからだ(通算3匹目)。
 生後1ヶ月半ぐらいのシーズーなのだが、これがもうメチャクチャに可愛い。とてつもなく可愛い。癒されまくり。
 いっそ、こんなクサレ絵オタクサイト閉鎖して、愛犬ラブラブサイトでもはじめようかと思うぐらい。ウソ。そんなの無理無理。俺っち根っからのオタクだもんな。
 まぁ、それはさておき、「月姫」も終わった今、日長一日、仔犬と戯れたり糞尿の始末したりな日々。
 あとは、思い出したように、先日京都のメロンブックスで購入した「月姫プラスディスク」の「閑話月姫」や「空の境界」読んだり、フルタの「20世紀漫画家コレクション永井豪の世界」を買ってきたり、韓国産の恐るべきギャルゲーの情報におののいてみたり、マジで欲しくなって見たり。

 んでもって、本日、前々から探していた「TVサイズ!スーパー戦隊全主題歌集」と、「TVサイズ!仮面ライダー全主題歌集」をゲット。
 意外と凝った作りで、主題歌のバージョン違い(歌詞が2番になったとか、カーレンのフルアクセルとか)もきっちり収録されててイイ感じ。
 個人的な目玉は「1たす2たすサンバルカン」「見よ!!ゴレンジャー」「ジュニアライダー隊の歌」「男の名は仮面ライダー」
 どれも今までの主題歌集からは無視されていた歌(のはず)。いやはや探してみて良かった良かった。

ちょっとだけ(?)帰ってきた
今日の漫画
■アステカイザー 石川賢 双葉社、ACTION COMICS
 アステカイザーの漫画版。「新原稿170Pを加えて」とか書いてあるので、てっきり書き下ろしかと思ったら、「てれびくん」版と「小学5年生」版が入っているだけだった。
 いい加減この手のアオリに騙されるのはどうか。俺。ちょっとは学習せよ。
 内容的には、イマイチ賢ちゃんの醍醐味みたいなのがなくて悲しい限り。

 それにしても、戦隊の主題歌はいつ聞いてもイイなぁ。聞いてるだけでテンションが上がるなり。
 唯一の難点は、つい口に出して歌ってしまうことか。ガオとかダイレンとか、ご近所さんにキチガイだと思われそうだ(^^;;;;

 あ、そうそう、今日から公開の「メトロポリス」だが、朝思いっきり寝坊したため、初日の初回は断念。無職特権を生かし、来週平日に観に行く予定。映画の日って、1日だっけか?

2001/05/18(金)  まわれまわれ月のメリーゴーランド 涼しげなガラスのドレスひるがえして
 さて、一昨昨日、一昨日、昨日とまる3日間何をしていたかといえば、巷で大人気、まさに「超」同人ゲーと読んで差し支え無しの大作、「月姫」を飽きる事無くひたすらプレイ。
 なんと同人ゲームなのにファンサイトがあったり、ピュアガールでカラー見開きで紹介されてたりするあたり既に普通ではないのだけど、何より凄いのは、その扱いに値する完成度の高さ。いや、マジで、内容だけならそこいらの市販ゲームが束になってもかなわない出来だと思う。
 QUEEN OF HEARTなんかもそうだが、最近は同人ゲームも本当に侮れない。世の中才能のある人ってのは一杯いるもんだなぁ。
 閑話休題。
 とりあえず、3日間で、のべ40数時間かけて、恐らく全てのエンディングと、1〜2個ぐらいを除いて全てのバッドエンドを見たはず。
 密かにファンサイトやサークルのページで、知らなかった単語とか出てきてるので、まだ見てない展開もあるのかも。ただ見逃しただけかもしれないけど。
 ってなわけで、感想その他。以下ネタバレ多数につき、プレイする気のある人は要注意。「月姫」は、予備知識なしでも十二分に楽しいので、情報だけ見たい人は見ないが吉。
今週の同人ゲー
■月姫 TYPE-MOON
○システム
 標準的なヴィジュアルノベル形式。なんかの出来合いのシステムを流用した模様。
 ウチのヘッポコマシンでも、キーの反応も速度も問題無く動く。シーンを丸ごとスキップできる機能は、さくさく快適に進むので、CG埋めとかBADEND探すのに重宝する。
 マイナス点は、そのシーンスキップやエフェクトのオン/オフがタイトルでしか変更できず、ゲーム中での切り替えがきかない事。最近のゲームに良くある「読み返し」機能がないこと。ただし、最近のバージョンアップで追加されたとか、されていないとか。この事を知ったのは今日なんだけど、バージョンアップするとセーブデータがダメになるらしいので、ちょっと悩み中。
 夏にはファンディスクが出るらしいのだが、2.0でないとダメなんてことになったら、バージョンアップしよう。
○絵
 イベントグラフィックとか、えっちグラフィックは食い足りない感じながら、メイン各キャラともに豊富な立ちグラフィックがとてもイイ感じ。
 頻繁に表情が切り替わり、見てて気持ちがイイ。
○音
 音楽の事は全然わからないが、曲数は少ないと思われる。好きな曲は緊張感が高まってきた時に鳴る曲(わかり難い)。えーっと、なんか、人の声で「あー、ああ」って感じの奴(もっとわかり難い)
 嫌いな曲はエンディングの後半部分。ハリウッドの映画とかでもたまにこんなのあるけど、全然雰囲気でないので嫌い。
○シナリオ
 圧倒的なボリューム。本筋であるアルクェイド、シエルルートと、遠野家ルートでそれぞれ別のゲームとしてもおかしくない分量。しかも、長いのに頻繁に山場が訪れるので飽きる暇がない。
 目につく破綻も無いし、何より面白い。各キャラはそれぞれ魅力的だし、それぞれのシナリオの出来も良く、読んでると思わず引き込まれる。素晴らしいの一言。
 欠点は誤字ぐらいな物だが、まぁ、そんなのはどうでもイイと思えるぐらいだ。はっきり言って、ここ数年やったゲームでは一番面白かったような気がする。

 以下、エンドリストコンプリートまでのプレイと、雑感。
○1st BADEND
 「教えて!知得留先生!」2日目2時限目。
 シエル狙いだったのだが、途中で予想外のアルクェイドの可愛さにやられてちょっと浮気した結果、茶道室でロアに殺される。無様ナリ。
 ちなみに、サキュバスは秋葉を選択(っつーか、シエル来るわけないと思ったし)。主人公が攻められる側なのが気になるが、このゲーム中もっとも淫靡だったと思うナリ。やはり妹しか!
○2nd 「白日の碧」
 シエル・トゥルー。もちろん眼鏡なしの先輩なんか先輩ではない。シエルの生い立ちや境遇に萌えまくり。教会での仕打ちとか。よく教会の人間やってられるな。戦闘能力も並じゃないんだし、わりと自由に行動してるっぽいので、楽勝で脱走できると思うのだけど。なんか弱みでも握られてるのか?
 それはともかく、ロア戦での串刺のシエルに絵、シチュエーションともに萌え萌え。次に、第7聖典を持ったシエルとやりあう展開がハートを鷲掴み。無慈悲なシエルも悲惨な志貴もとてもイイ。実は全エンディングクリアした後、バッドエンド集めをしたのだけど、「知得留先生」2日目3限目(2日目昼休みでも可)のエンディングだともっと好み。素晴らしい。
 あと、血だまりで笑いながら足掻くアルクェイドのイメージもゾクゾクくるほど素敵。どうやって志貴を殺すか宣言してるくだりとか。
 えっちシーン、サキュバスは当然シエル。またしても受。もしかして志貴そーゆー属性?通常えっちシーン、中々に萌え萌えだが、実はシエルさんはロア時代があるので、百戦錬磨なんではないのだろうかなどと思ってしまい、リアクションを信用できなかったなり。嘘吐きだし。
 それと、殺された自然はその後どうなるんだろう?アルクェイドは1回回復してるから、自然もそのうち回復するのだろうか?
 で、それはともかく、シエルルート全般(というか、「月姫」全般に言えるのだが)の感想だけど、とにかく次々と事件が起こり、飽きる暇がないのが素晴らしい。ネロなどはもう完全にボス敵であり、ここまででも充分SS1本分の内容なのに、実はまだ導入だというサービスっぷり。さらにこの後、シエルルートの場合だとロア戦でもう一山、シエル戦でさらに一つ、最期にアルクェイド戦と山場の連続でまさに息もつかせぬ展開。それぞれの戦闘の間のストーリーやえっちシーンも長すぎず短すぎずの絶妙な間。なんかこうハリウッド式のエンターテインメント映画見てるかのような構成で気持ち良く読み進められた。うむ、素晴らしい。
○3rd 「太陽」
 シエル・グッド。ラブコメっぷりが微笑ましい。まさに天地無用状態。あの選択で、まさかこんなほのぼのENDになるとは思わなかった。
○4th BADEND
 「教えて!知得留先生!」1日目5限目。
 アルクェイド狙いで、無理して頑張ったら、体力切れでロアの餌食に。
 サキュバスは、当然アルクェイド。まぁ、あんな感じかなっつーか、やっぱ受けなのか。うぅむ。
○5th BADEND
 「教えて!知得留先生!」1日目6限目。
 何の迷いか、アルクェイドを見失ってしまい、ロアに殺される。
○6th 「月姫」
 アルクェイド・トゥルー。アルクェイドは、可愛くて美しく、かつ怖いという中々に凄いキャラクタだと思うがどうか。
 立ちグラの笑顔とか、顔押さえて目が金色の奴とか、好き好き。キャラクタのバックグランドでなく、キャラクタ性がとても魅力的。
 ラストの別れのシーンは非常に美しい。グッドエンドより好き。
 えっちシーンで思った事。なんとなく、アルクェイドやシエル(このゲームの吸血種全般?)の再生能力って、治癒ではなく、時間を巻き戻す?みたいな事を言ってたような気がする(だから返り血が消える)が、どこまでが再生対象なんだろう?マクとか再生しちゃうのだろうか?例えば孕んだ場合、異物かそうでないかは認識出来るのだろうか?もし、赤ん坊が認識出来るなら、今度は逆にガン細胞は認識出来るのだろうか?脳のシナプス結合の場合は?新しい物を見たり聞いたりして新たな回路が出来た場合と、破損した場合ってのはどーやって区別するんだろう?なんか発想飛びすぎですか。そうですか。
○7th 「黎明の月」
 アルクェイド・グッド。ほのぼの。ラストの顔アップの1枚絵が良かった。
○8th 「暖かな午睡」
 秋葉・トゥルー。妹はええのう!素直でない秋葉のキャラクタとえっちシーンのメロメロな秋葉のギャップに萌え萌えだ。いや、素直でない秋葉も好きだ。学校でシエルと険悪な秋葉も好きだ。いや、実は、琥珀ルートのぶっ壊れた秋葉が一番好きだ。マジ萌えだ。いいぞロア!どうせならロア憑きのシエルも見てみたかったぐらいだ!
 しかし、こう、秋葉はちょっと(いやかなり)冷たい。なんか月島兄状態のシキ(四季の方)があんまりにも憐れだ。琥珀ルートだとちょっとは悩んでいた節があるのに、こっちだともう一刀両断って感じだ。可愛そうな四季。モテモテの志貴が憎いのもむべなるかなって感じだ。
 ちなみに、ラストは、まぁそんな感じかなって感じ。なんで消えたのか謎だけど。シエルが治療の為に連れ去った?青子(だっけ?先生)でも通りかかった?
○9th 「遠い葦切」
 秋葉・ノーマル。美しい。落ち葉舞い散る森の中、離れの和室で、壊れて人形状態の秋葉が、人の血を吸うイメージがとても美しい。
 素敵だ。
○10th BADEND
 「教えて!知得留先生!」3日目1限目。弓塚さつきに殺される。
 さっちん萌え萌え。報われない恋っていいよな。すれ違いが原因だとさらに○。
 ついでにその狂いっぷりも好き好き。アルクェイドじゃないが、さっちんの方が、よっぽど吸血鬼っぽい。
 夏のファンディスクでは、是非さっちんにも脚光を当ててあげて欲しいところ。
○11th 「まひるの月」
 翡翠・トゥルー。翡翠はとても萌えキャラなんだけど、読み終えて思ったのは、なんか翡翠だけ最後の最後まで全然酷い目に合ってないなぁって事だったり。
 なので、イマイチ萌えあがらなかった。<オイ(^^; いや、なんかなぁ、痛いところ全部琥珀が持っていって、一人だけ生き残りってのも、なんかズルイ気がしないかい?
 入れ替わりはもう最初に昔の元気な娘の絵が出たときから、そうだろうなぁとは思っていたんだけど、琥珀があそこまでとはちょっと思ってなかった。鬼ですな槙久。
 翡翠のえっちシーンはイマイチ印象に残らなかったが、琥珀の血を吸う秋葉は良かった。絵もシチュエーション(っつーか、ロケーション?)も。
○12th 「ひなたのゆめ」
 翡翠・グッド。琥珀の壮絶なアレっぷりから、どーやってグッドに持っていくのかと思ったが、そうきたかとゆー感じ。
 毒を殺すとゆー発想は、さっちん戦の事があったので、出来るととっさに思ったが、本文が同じように進んでくれたのは気持ちよかった。とゆーか、同じ理由で秋葉の遠野の血も殺せると思ってたんだけど、そーゆー展開は結局無かったな。
○13th BADEND
 「教えて!知得留先生!」補習そのいち。魔物ハンター七夜志貴誕生って感じ?秋葉の首ちょん切っちゃったのが敗因。<当たり前だ(^^;
 それにしても、秋葉強え。志貴はまぁ別格としても、尋常じゃない。それどころか、殺した四季から志貴の命の半分とか、ロアとかも奪っている事から、もしかしたら、四季の不死とかも奪っているかもしれないし、それどころか志貴を殺した場合、直死の魔眼とかも手に入れる可能性もあるかも。
 もし、アルクェイドやシエルと戦った場合はどうなるんだろう?無限に再生するアルクェイド&シエルは奪い尽くせないからダメなのかな?能力も奪える可能性があるなら、敵じゃないかも、志貴と違って髪の毛見えないだろうし。
○14th BADEND
 「教えて!知得留先生!」補習そのに。前回の教訓を生かして、待ちすぎたら殺された。
○15th 「日向の夢」
 琥珀・トゥルー。遠野家の事とか一切合財大決算って感じ。志貴の殺人衝動(アルクに襲いかかったアレ)の説明も入って一安心。
 それはさておき、このルートの秋葉はとてもイイ。マジ好き。琥珀はシエルを上回る嘘吐きで、シエルよりも性質の悪い性格をしているが、なんか好き。
 えっちシーンは、もう魂胆見え見えなので、あんまり萌えないけど、まぁ、良し。ラストシーンの向日葵畑のカットがイイ。
 あと、絵はないが、献血パックをちゅーちゅー吸う秋葉という描写も可愛い。っつーか、それでいいなら、そうしろ。アルクェイド・トゥルーとか、秋葉グッドとかも。
○月蝕
 実はココが一番よくわからなかった。青子は「協会」という「教会」と仲良くない組織の人らしくて、今回の事件の原因の一旦もになっているらしい。
 それって、志貴の眼鏡のことじゃないよな?だって、本来事件と志貴は関わり無くて、首突っ込んだカタチなわけだし。
 とすると、ロアがらみ?もしかして、アレか?ロアの回想中に出てきた教会の人となんか係わり合いがあるのか?っつーか、本人?・・・違うか。
 魔眼封じの眼鏡の材料をパクってきたという姉の事も全然謎だし、うぅむ、全くわからん。
 続編か、それとも月姫以前の作品が関係してるのか、うぅむ、気になるなぁ。

 この後、「教えて!知得留先生!」狩りを開始。1日目1、2、4、昼休み、5、6、7限と、2日目1〜6限+昼休み、3日目1〜7限+昼休み、補習1、2を見た。
 多分あとは、1日目の3限目と、2日目の7限目だけだと思うんだけど、なぜかでてこない。もしかすると既に見たのを忘れているのだろうか?特に1日目の3限。うぐぐ、悔しいナリ。
 んで、好きなバッドエンドは、さっきも書いた2日目の3限&昼休み(シエルと相打ち)。3日目の昼休み(シエル首ちょんぱで志貴殺人鬼)。3日目七限目(遠野よりになった秋葉を殺して終わり)。あとは補習いち(秋葉首ちょんぱ)かな。って殺してるのばっかりやんけ(^^;;;;
 あと、知得留先生にでてくるアルクはとても可愛い。「ブーブー」とかやってるのが最高。

 ところで、この話の中心にある「直死」に代表される言葉だが、「視」と「死」をかけて、「直死(視)」とか「死(視)線」とかいう事なんだろうか。この語呂なんかイイ。<こう書くと「神風」とか「シャドウスキル」とかみたいで嫌だな(^^;アレの語呂合わせはセンスないから嫌いなのに
 もしかしたら主人公の名前の「志貴(シキ)」も「死期」ということなのかも知れない。うぅむ美しい。
 あと、正ヒロイン「アルクェイド」はやっぱり有名なドラキュラからだろうか?悪魔城とかヘルシングみたいな感じで。
 んで、吸血鬼といえば、このゲームの世界観での吸血鬼ってのもちょっと面白い。死徒はともかく、真祖ってどうやって生まれる/生まれたんだろう?完全生物なのに、何故吸血衝動に襲われるのだろう?
 ホントにどうでもいい話だが、この辺のヴァンパイアの起源とゆーか、そーゆーのでわりと面白かったのが、「夜明けのヴァンパイア」(映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」の原作)の続編(の続編)の「呪われし者の女王」とゆー小説。読んだのは大分昔(2〜3年前)なので、あまり覚えていないのだけど、目の付け所とゆーか、もって行き方が、なるほどなぁとか思った記憶がある。今度探して読んでみようか。っつーか、先に「ヴァンパイア・レスタト」(「夜明けの」の続編で、「呪われた」の前)読むべきか。


2001/05/10(木)  夕焼けの赤い色は 想い出の色 涙で揺れていた 想い出の色
 めずらしく早起きしたので、巷で大評判の「クレヨンしんちゃん」を観に行くことにする。
 最初は、梅田まで行こうと思ったのだが、駅まで出てみると地元の枯れ果てた映画館で上映中、しかもあと2分で初回上映ということがわかり、手近で済ます事に。
 もう予告編が始まっている時間なので、さっさとチケット買うべと思い、窓口に直行。すると、オバチャン、突然内線をかけ始め、なんかボソボソ話した後、チケットを出す。なんか妙な対応を不審に思いつつ、劇場に入ってみると、なんと人っ子一人いない。まさに貸しきり状態。
 うぅむ、まさか映画館貸しきりで映画が観れる日が来るとは。しかもクレヨンしんちゃん(^^;
 まぁ、それはともかく。
今日の映画
■クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
 泣かす。いや、俺っちそれほど苦労して生きてたわけじゃないから、アレだったんだけど、もし人並みの生活して普通に就職して結婚して子供とかいたら、あの場面、たまらんかっただろう。
 この映画、30代以上のサラリーマンのお父さん達を間違い無く直撃するはず。そうでなくても、昭和30〜40年代に少年時代を過ごした人は結構クるんじゃないかな。あーゆー町並みとか、空気、この映画風にいうなら(時代の)匂いみたいなの知ってる人。
 考えてみるに、昔っから「懐メロ」とかって番組はずっとあった訳で、それは俺っちがガキの頃は、昭和20〜30年代を懐かしむものだった。多分その頃の番組を作っていた人達が「懐かしい」と考えるのは、その時代だったんだろう。そう考えると、今の送り手が懐かしいと感じる物、それがこの映画の時代なんだろうし、俺っちが、その「懐かしい感」を共感できる歳になったって事なんだろう。
 そういえばココ最近「夕焼け」って見てない気がするなぁ。いつのまにか暗くなってるというか。昔は夕焼け見ながら家に帰る途中、どこからともなく夕飯の準備をしている音とか、味噌汁だのカレーだのの匂いってな感じのがあったと思うんだけどなぁ。
 それはともかく。
 いつも(ってほどいつも見てるわけじゃないけど)に比べて、「(動画の)動き」はイマイチ面白味に欠けるけど、笑えるシーンあり(スナックでのシーンとか)、泣けるシーンあり、良い映画であったですよ。ラストのオチのつけ方も、イイ感じ。ちょっと子供にはどうかなって気もするけど、お父さん達は、この映画見て前向きになれるんじゃないだろうか。個人的には、ケンの「つまらん人性だったな。野原ひろし」に対して、ひろしの自信満々な返答(台詞忘れたけど)が爽快だった。あのシーンの後だっただけに。

 ところで、この映画館は、わりと節操なしにいろんな映画をかけるので、予告編も東宝/東映/松竹の映画入り混じりでかかっていたのだけど、そのなかで気になったのは、やっぱり「メトロポリス」。これはもう絶対に観に行く。ちゃんとした映画館で観たいが、もし貸しきり状態で観れるなら、またココで観てもいいなぁ。
 あと、違う意味で気になったのは、「赤影」。なんだか駄目オーラでまくり。変にコメディ調なのもそうだし、赤影自体もバカっぽい。なんかジャリアイドル風のくの一もアレだしな。だいたい「仮面の忍者」ってのが赤影のミソなんじゃないのか?

 まぁ、それはさておき、映画観終わってなお、まだ時間も早かったので、のんびり茶でもすすりながら、以前から気になっていた本を読むことに。
今日の小説
■宇宙消失 グレッグ・イーガン、創元SF文庫
 凄い、なんかこう久々に「SF読んだ」って感じだ。タイトルから想像していたのとは全然違って、非常にミクロ(?)なネタの話だったが、話自体の壮大さかげんと、ネタの大ウソ(もちろんイイ意味だ)がメチャクチャ気持ちイイ。
 ネタの大元は、「シュレディンガーの猫を殺す(あるいは生かす)のは誰(あるいは何)なのか?」ってトコなんだが、「確率を操作するのでは無く、可能性を選択する。」この発想の転換とゆーか風呂敷の広げ方は尋常じゃない。
 この奇想天外さ、いわゆる「センス・オブ・ワンダー」って奴か。もう、たまらんですな。
 ただちょっと、気に入らないのが、オチの付近、「拡散」が暴走して(「収縮」しなくなって)世界が崩れ出す辺りの描写。なんとなくそれまで抱いていた「拡散」のイメージと随分違うというか、世界の様相が崩壊するのは何故?因果律が崩壊しようが、蓋然性の低い事象が顕現しようが、それを望む者がいないのに、肉体が崩壊融合したりするもんなのか?いや、ナンでもアリって言ってるんだから、ナンでもアリなんだろうけど。
 まぁ、なんにせよ、凄く面白かったのは間違い無いんだけどな。

 良い映画を観て、良い本を読む。なんと素晴らしき人生であるかな。
 って、結局、現実逃避なんだけどな。しょぼーん。

2001/05/04(金)  奇跡のヒロインが 嵐のショータイム
 今週のさんとおたけし〜。
4/29(日)
 いつもお世話になっている路下さん達と、大阪城ホールでK−1観戦。全試合KOの祭典になりそうなカードに期待満点で前売りを購入するも、シリル・アビディ、ユルゲン・クルト欠場、バンナ負傷の噂で、なんだかトホホな予感満点。
 開幕してみれば、意外や意外、唯一の安パイだと思っていたセフォーのまさかの負傷退場で、バンナの一方的な勝利。1発たりともクリーンヒットされていないというあんまりな展開に不満爆発。
 要するにアレか、バンナが福岡までもつれたら、またケガだのナンだので本選出場がアブナイので、さっさと本選出場を決めといた方が無難という感じか。おのれ石井館長、舐めた絵描きやがって。と、セフォーの福岡参戦発表を聞きながらブーイングかます。しかし、周りを見ると、皆達は拍手喝さい。うぅむ、格闘技系のお客さんは暖かいなぁ。と頷きあうスレたプロレスファンの我々。結局、居酒屋でクダ巻いて帰る。
 っつーか、K−1ファイター、プロ意識低すぎ。ケガばっかりしてんじゃねぇ。

4/30(月)
 夏コミの同人誌の漫画のネームをきるつもり。昼頃、気分転換でα外伝やったら、そのまま夜中に。眠いので寝る。

5/1(火)
 漫画のネームをきるつもりで、図書館に資料を探しに行く。なんか混んでたので、帰って、手付かずだった「螺旋回廊」をやる。思いっきり今更だが。まぁ、それはさておき酷いゲームだなぁ。っつーか、救い無さ過ぎ。あと、眼鏡っ娘のマルチサイトの荒みっぷりがいいなぁ。特にマルチサイトB(だっけか?)の荒みぶりは目を見張る物がある。コレだ。とか思ったが、先に非エロの締めきりがあるので、そっち考えよう。<ならそんなゲームすんな。

5/2(水)
 高校時代のツレと久々に会う。飯でも食うかって事だったが、メシはさっさと牛丼ですましてカラオケ屋に。おのれセガカラ、なんでガオレンジャーもアギトも無いんだ。っつーか鳥の詩とか風のたどり付く場所(?だっけ?kanonの)とかあるのはどーなのよ?もう、どうせならこの調子で、メイドさんロックンロールとか、ぶるまー2000のOP(タイトル知らん)とかも入れてしまえ。入っても歌わんけど。いや、もしかしたら歌うかもしれんが。<やめとけ。
5/3(木)
 漫画のネームとか考えようと思って、つんどいた小説を読む。創元のマッドサイエンティストのアンソロ。なんか想像してたんと違う。マッドサイエンティストってゆーか、みんな医者やん。ムカついたので、他の本を読むのやめて、「顔のない月」をやってみる。ナンかつまんなかったので、やめて寝る。
5/4(金)
 どなふるさんと「パダヤッパ」とゆーインドの映画を観に行く。「ムトゥ」で有名なスーパースター、ラジニカーントの最新主演作だ。
 産まれ付いてのスーパースターが些細な逆境をスーパースターぶりで軽く乗り越えて、踊って歌って大活躍。カッコイイ敬礼ポーズと、俺には俺のやり方があるポーズにメロメロだ。俺も偶然に御影石を見つけて大金持ちになりたい。もしくはパダヤッパの友達。
 ハリウッドも真っ青のモーフィングや、所々に入るヘンなノリなどやっぱり笑える所もあるが、映画自体は、わりと普通っぽい内容だった(?)。もうちょっとキレてるかと思ったんだが、まぁ長い上映時間退屈せずに見れたのでいいか。インドならではのモブシーン(天と地ととかプルガサリに負けないぞ)とかもあったしな。あんまり壮大な感じはなかったが。
 とゆーわけで、皆達もインドにいったら牛に気をつけろ。パダヤッパにペンキかけられるぞ。

ちょっとだけ(?)帰ってきた
今日の漫画
■ヒロインくん よしかわ進 笠原出版社、cult comics
 元祖性転換ヒロインおしっこおもらし漫画。ってーか、そんなジャンル多分これだけ。
 読んでみてビックリ、この漫画の身体検査(ハンカチパンティ)の回と、銭湯の回は読んだことあるナリ。というか、これ以降の回は部分的に覚えているので、多分ずっと買ってたんだと思うが、はっきり覚えているのがこの2つの話だった。時期的にスカイライダー/スーパー1/ウルトラマン80って所なので、多分、弟のを読んでいたんだろう。多分連載後期の時期だと、テレマガでアンドロメロスとかZXがあったはずなのだが、もしかして、当時テレマガでは無くてれびくんを買っていたのは、もしかして、これが原因だったんだろうか(^^;;;
 それはともかく、この漫画結構面白いよな。対象年齢が低いからわりとストレートなネタばっかりだし、ヒロインくんも子供漫画らしくわかりやすいキャラクタで、非常にイイ感じだ。書き下ろしとかみてもまだまだ同じノリで描けそうだし、どっかでもっかいやんないかな。無理か。
■しゅーまっは(1) 伯林 秋田書店、少年チャンピオンコミックス
 狂ってて好きだ。何気に4話の痴女の眼鏡っ娘(ウソだが)が、髪型とかフレームとか凄い好みだ。
 でも、全部既に1回読んでるので、ちょっとつまらんかも。1巻はまはがまだでてこないしな。
 あと藤宮さんは、なんかもう一味足りないと思うのだが、どうか。なんかこうもうひと化けしないと、イマイチ使い難そうというか。
■ゴルディアス(2) イダタツヒコ 講談社、ヤンマガKC
 1巻に比べてちょっとパワーダウンというか、小休止みたいな感じか。設定の説明話とサブキャラの話がメインだからかも。
 おかっぱ少女からやおい眼鏡っ娘に転身したゲイトキーパーにもっと頑張って活躍してもらいたい。<いや、それサブキャラ
■ザ・ワールド・イズ・マイン(14) 新井英樹 小学館、YSコミックス
 なんかラストがしょぼーん。広げまくった風呂敷をそのままゴミの日に出しちゃったってーか、なんだそりゃって感じっすか。
 とにかく、そんな終わりかたアリかーって感じ。「抗うな受け入れろ」ってか。なんかもー。
■海猿(10) 佐藤秀峰 小学館、YSコミックス 
 なんというか、前提条件を築き上げる感じ。11巻でどーんと来るのを期待。
 でもなんか最近のヤンサンの漫画はどうかって感じもするので、不安もアリ。いや、大丈夫だと信じよう。

 っつーか、日記なんだし毎日書けよ俺。いや、無理です。うん、そうだね。


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