2012/03/28 [水]
▼ [アニメ] 未来日記#23「契約不履行」
・由乃の正体が判明する話。
・崩壊するデウスから核を抜き取るムルムル。ムルムルも偽物(?少なくともデウスの知る自分の下僕としての「ムルムル」ではない)らしい。
・世界の崩壊を前にして由乃の本心を測りかねる雪輝だが、なんだかんだ考えても特に結論が出ることもなく、結局は結ばれることに。
・結ばれた後、由乃が緩んだ隙を狙って「何故死人を生き返らせられるなんていう嘘をついたのか」と問いただす雪輝。そのことに関しては素直に謝った由乃だが、秋瀬或が今際の際に見せた「この世界は二週している。由乃は既に一度神になっている」という忠告に関する話をした途端、由乃の態度が豹変。斧で雪輝を殺しにかかる。
・由乃から逃げ出した雪輝はムルムルによって、事の真相を知らされることに。
・秋瀬或の助言通り、由乃は一度ゲームに勝利し神になっている。その際、雪輝を生き返らせることができない事を知り、時間を巻き戻し、ゲームをやり直すことを選択。未来から戻ってきた由乃は、その時間軸に元から居た由乃を殺害。成り代わり、今度は雪輝を勝たせるべくゲームに参加していた。
・つまり我妻邸の3体目の死体は、由乃本人。
・自分に殺された由乃が、今際の際に自分に助けを求めていた事を知った雪輝が激昂。1周目のの由乃と対峙して次回に続く。
・由乃が雪輝に襲いかかったのは、雪輝を殺して3周目に入るつもりなのだろうかね?まぁ、もし雪輝が反撃してきて負けたとしても、結果として雪輝が神になるわけで、目的は達成できるし、結果がどっちに転ぶにしても、最後はこうするつもりだったのかもだけど。
▼ [アニメ] Another#12「Stand by oneself -死者-」[新]
・最終回。
・以前混乱中の館内では、合宿参加者が、ある者はシャンデリアや柱に潰され、あるものは狂った風見に刺されて次々死亡。
・おばちゃんは司書に倒され、風見は赤沢に鉄パイプで殴り殺され死亡。風見の死体を観て勅使河原が取り乱しているが、殺したのは赤沢だと教えてやらない司書と恒一は何気に酷い。まぁ、確かに、風見が死ぬ原因を作ったのは勅使河原だけど。
・ガンギマリになった赤沢はなんとしても鳴を殺そうと、やけに動画枚数を使って刃物を振り回し、鳴と恒一を追い詰めるのだが、いよいよ止めという時に、落雷の衝撃で割れたガラスが刺さり死亡。死亡直後に起こった爆発で頭吹っ飛ばされてるのがなんとも。
・もうこうなったら死者を殺すしか無いと決意した鳴は中庭に。鳴の決意を知った恒一も後を追うのだが、そこにいたのは、副担任の三神先生こと恒一の叔母さんである三神怜子。
・三神先生が怜子さんと同一人物だってのがまずもって驚き。無理があるような気もしなくもないが、夏の海で引率していたのは、なるほどそういう前フリだったのかと納得もする。
・下半身を瓦礫に潰されて、虫のように這いずりまわってる怜子さんが中々にキモくてショッキング。
・怜子さんが死んだのは1年半前。通り魔に殺されたらしい。
・その現場を鳴が見ていたという話は正直なんだかなぁ。
・あと、通り魔が恒一に見えた。もしかしたら本当にそうなのかもしれないけど、その後、何もフォローされなかったので多分違うんだろう。だとしたら、あのキャラデザはないよなぁ。
・父親との電話や赤沢との会話から、恒一が1年半前に夜見山に来ていたことが示唆されていたが、当の恒一にその記憶がなかったのは、それが「怜子の葬式」のためだったから。
・そして、以前、恒一の祖父が仏壇に手を合わせ恒一の母親も怜子も可哀想と言っていたのが、最大のヒントだったというのに驚きつつも納得。
・全てのことに合点が行った恒一は怜子を殺害。災厄は終結する。
・怜子を殺した直後に恒一が倒れるのは、災厄が終わってない?と思わせるためのブラフなんだろうけど、尺がなさすぎて即生存が確認できるので、なんだかこう肩透かし。
・合宿のメンバーも数人生き残っているが、その辺のメンバーが鳴を死者と疑わなくなったのは何故だろうか。災厄が終わったかどうかは最低1ヶ月待たないと判断できかねるわけで、その間逃げ回っていたのだろうか?
・もう終わったよねという恒一の問に鳴が意味深な笑みを返すのは、まぁ、ホラーのお約束か。実際、今年は終わっても来年以降また始まるかもしれないわけで、そういう意味では終わってないしなぁ。
・後輩のために災厄の止め方をMDに録音して残す勅使河原たち。MDて。仮に後輩がみつけても、再生できないっつーの。
・てか、あの解決法って、実際の所被害を拡大してるんじゃねーのかっつーか、じっとしてれば一月1人ぐらいのペースなのに、この合宿だけでかなりの人間死んだわけだし。
・「Another」は、作画はもちろん、内容も丁寧にきっちり作ってあった印象。最終2話のバトルロワイヤル展開のB級っぽさも嫌いじゃない。オカルト話だったのは、残念なところもあるけれど、オカルトだと確定してからも、それはそれで楽しめた。面白かった。
▼ [アニメ] ブラック★ロックシューター#08「世界を超えて」[終]
・最終回。
・心を傷つけられる現実より、直接どつきあいするシンプルな思念体の世界の方が遥にマシだと嬉々として戦うユウだが、友達であるマトを傷つけたくないストレングスは自殺を図る。ストレングスさえ消えてしまえばユウは痛みから解放され、現実に戻るしか無くなる。その意図を悟ったユウとマトはそれぞれ猛反発。ストレングスの自殺は失敗に終わる。
・BRS内部に閉じ込められたマトはBRSと対峙。無意識に痛みを拒絶して生きてきたマトは、今度は逆に自分だけが傷つこうとするのだが、他者を傷つけず傷を受け続けるのもまた拒絶に違いないという事に気づき、傷つけあって解り合うという結論に到達。BRSをぶっ飛ばす。
・同時にかつてBRSに思念体を葬られた人々が痛みを取り戻す。
・BRSとの決着がつき、思念体の世界は色を取り戻すのだが、先の戦闘の余波で死にかけていたストレングスはいよいよ限界に到達。マトとユウに見守られつつ、消滅する。
・現実に回帰したマトはヨミと和解。同じく現実世界に戻ってきたユウは、今度はちゃんとした人間として学校に転校してきて、ヨミ、カガリを含めた4人が友だちになってめでたしめでたし。
・現実世界でユウが活動を再開したため、思念体の世界にストレングスが復活し、終了。
・まぁ、物語の主題は語りきってる感はある。ただ、前半はヨミとカガリ、後半はユウとサヤの事情を主にしたために、主人公のマトとBRSの存在が今ひとつ実感を持って受け入れられなかったのはちと残念。
・ガチな事情を抱えてたユウと違ってマトには「特別な立ち位置」にいる必然性というか、BRSを生んだ必然性がちと弱い気がしなくもないというか。もっとこう、マトを話の中心に置いて、普段のマトを異常なぐらい脳天気なキャラとして描く(自分に対しても他人に対しても痛みに鈍いキャラとして描く)とかしておいて、小さい頃のマトはこうではなかった→コトリトリの絵本を読んで以降、その悲しい結末からいろんな色(感情)を取り込むことに臆病になり、明るい色一色にこだわるようになった。→その裏でマトに暗い感情を見せつける可能性のある思念体を狩る黒一色のBRSが生まれていた。とかいう感じの流れの話だったら、もっとすっきり腑に落ちた気もしなくもない。
・まぁ、あえて判りやすく描こうとはしてないんだろうけどな。
・「ブラック★ロックシューター」は、絵が2D/3Dともに良かった。話の方はオッサン的には一歩引いた目で観てしまうような内容だったけど、若い頃はこーゆーのが好きだった気がするなー的なところもあって、嫌いにはなれない感じ。まぁ、悪くなかった。というところだろうか。