トップ «前の日記(2012/03/10 [土] ) 最新 次の日記(2012/03/12 [月] )» 編集

でんでん雑記ver2.0


2012/03/11 [日] 

今週はサザエさんの勝ち。というか、ピースはチョキだったが、まさかと思うがチョキ→パー→グーの単純なローテーションなんじゃあるまいな。

[漫画] 空が灰色だから(1) 阿部共実/秋田書店/少年チャンピオンコミックス

短期集中の「空が灰色だから手をはなそう」3話と、本格連載「空が灰色だから」初回からガガスバンダスまで収録。

週刊連載で一話完結のオムニバスを、しかも毎回毎回趣向の違う話で続けるだけでも相当すごいのだが、そのどれもが高いクオリティでまとまっており、なおかつ最後の最後までどう転ぶか判らないという独特の読み味が素晴らしすぎる。

話のバリエーションも申し分なく、文句のつけようのない作品なのだけれど、ただ一点

この手のナイーブな作風や週刊連載でオムニバスという連載形式は何気に作者を削ってしまわないかと若干心配ではある。

まぁ、特に根拠があって言ってるわけじゃないし、杞憂かもしれないけど。

[特撮][特命] 特命戦隊ゴーバスターズ#03「GT-02アニマル、出撃!」

・アバン。毎回一体のロボを作って順番に攻めるより、エネルギーを貯めて一気に大量のロボを送り込む方が、結果的に早くゴーバスターズを倒せるのではないかと提案するエンターだが、荒ぶるメサイヤは今すぐ殺せすぐ殺せと大暴れ。結局、いつものように一体分のエネルギーが溜まる度に攻撃するいつものパターンで活動することに。シンケンジャーのアヤカシが三途の川から長時間離れられないために一斉に侵攻できないとか、小林脚本はこういうエクスキューズを盛り込んでくるよな。

・ヴァグラスが侵入した病院に突入するゴーバスターズ。エンターが言うには、ヴァグラスの目的はエネトロンの収集だが、それとは別に人間を苦しめることで、人間への憎悪に凝り固まったメサイヤを慰めるという目的もあるのだそうな。

・病院内でバグラーと戦闘するゴーバスターズ。助けた医師や幼女と会話する際、メットオフしてるのが何気にイイね。巨大戦にしてもそうだけど、今作は特撮パートとドラマパートが従来の戦隊よりシームレスな感じになってるよね。

・それはまぁ、いいんだけど、様式美的な戦闘を避けてるためか、必殺技もなしで怪人があっさり倒されたりして、ちと物足りない感は否めない。その分巨大戦は凝ってるし十二分に格好いいので、戦闘シーン全体で見ればいい感じなんだけど。

・それだけ戦闘を盛り込みつつ、病院の危機と、ヴァグラス側の事情の説明と、黄と赤がさらに打ち解けていく話を1話できっちりまとめてるのは実に素晴らしい。良くできているよなぁ。

[特撮][40th] 仮面ライダーフォーゼ#26「有・終・輪・舞」

・有終の美を飾ったとおもいきや、そうでもなかったでござるという話。

・ライダー部総出演の「仮面ライダーチョコビスケット」のCMが豪華過ぎて驚く。なんでこんなに力入ってんだ。

・新体制での初勝利に湧く下級生組だが、美羽と隼は素直に喜ぶことができない。そんな二人の様子を見て、下級生組にも亀裂が。さらに、新聞部のゴシップ報道で、元ゾディアーツ組の上級生を中心にトラブル発生。

・卒業前に月面で思い出に浸る美羽に、卒業式のプロムで隼と踊ってくれと頼む弦太朗。本心では弦太朗と踊りたいと思っている美羽からすれば残酷な話ではあるが、プライドの高さから本心を明かすことはなく、「弦太朗が言うのなら」と承諾。

・しかし、その様子をラビットハッチから聞いていた隼にはこれまた残酷な話であり、何も知らずに「承諾された」と話すフォーゼをぶん殴る。生身でフォーゼをぶん殴ったため、拳から出血している様子が中々にイイね。

・かみのけ座ゾディアーツの正体は、新聞部。学園生活を愛するあまり学園生活の終わりを象徴する卒業式の邪魔をしなければならないと思い込んでいるとかなんとか。その執念は凄まじく、ラストワン状態ではないにもかかわらず、メテオに倒されても即復活するほど。

・結局プロムには美羽と隼のコンビで参加するのだが、ダンスの最中に弦太朗たちがゾディアーツと戦っていることに気がついた隼が途中退席。パニックに弱いユウキの代わりに美羽が檄を飛ばし、体力不足でパワーダイザーを扱えきれていないJKに代わり隼が操縦士に復帰。かみのけ座のゾディアーツの撃退に成功する。

・事件解決後、自ら身を引き、弦太朗に美羽と踊ってやってくれ、と告げて立ち去る隼。隼の男気に感じ入り、美羽とのダンスを踊る弦太朗。隼や美羽の回想シーンが流れ、感動的に卒業。と思いきや、後日ちゃっかり近所の大学に通うことになった二人がラビットハッチに現れ、いけしゃあしゃあと「天高は卒業してもライダー部は卒業しないことにした。」とかのたまい、ぎゃふん。で次回に続く。

[アニメ][キュア] スマイルプリキュア!#06「チーム結成!スマイルプリキュア!!」

・スマイルプリキュア結成。あとやけに有能なキャンディの兄が登場でござる。

・アバン。プリキュアが揃ったことを喜ぶ一同。というわけで、「プリキュアとは何なのか」「どうしてすごい力が出せるのか」「敵の正体は」「敵の目的は」「何をすればいいのか」と今さらながらキャンディに質問をぶつける面々だが、実はキャンディは何もわかっていないことが判明。すごすごとくす玉の中にもどって「キャンディよくわからないクル〜」とか言い出すキャンディと、全力で驚く面々が可笑しい。

・早速途方に暮れる面々の元に、ライオンだか狐だかな風体のキャンディの兄が登場。OPへ。

・OPがオールスターズ仕様に。同士討ちなど今ひとつきちんと戦えていないスマイル勢と、わざわざスマイルっぽい急降下で颯爽と現れて敵をボコボコにしてる5勢の対比がなんというか、なんというか。まるでプリキュア5のOPみたいだよね。

・何故かござる口調のお兄ちゃんの名前はポップ。あかねに「可愛い」と言われて「拙者は男。可愛いなどとは無礼でござる!」と反発するのだが、すかさず目を輝かせたやよいに「男らしくて格好いい」と言われてメロメロに。さすが黄色、即ぶっこんでくるとはあざとい。

・キャンディが乗ってきたプリキュアの絵本を探しにいつぞやの不思議な図書館に向かう面々。やはりあの図書館は本棚のあるところならどこからでもつながっているのだとか。便利な基地だな。

・ふしぎ図書館に到着した際、やよい以外の全員が顔から着地。なおはさておき、れいかが変顔組になってるのが意外だ。

・無事プリキュア絵本を発見したポップによるこれまでの解説。妖精の国メルヘンランドは悪の皇帝ピエーロとその手下の襲撃を受ける。メルヘンランドの女王ロイヤルクイーンの力でピエーロを封印することに成功するが、女王自身も力の源であるキュアデコルを奪われ相打ちに終わってしまう。女王を復活させるには、敵に奪われたキュアデコルを取り返すしか無い。一方、ピエーロを封印されたバットエンド勢は、人間のバッドエナジーを集めることでピエーロ復活を狙っており、そのたくらみを食い止めるために女王が遣わせた奇跡の光を受けた戦士こそプリキュアであるのだとかなんとか。

・絵本の中に出てきた女王様にアテレコするキャンディが可笑しい。

・絵本の中に登場したプリキュアを観て、同じようにポーズを取る面々。みゆきややよいはともかく、なおやれいかまでやってるのに笑う。

・プリキュア誕生後の絵本はまだ白紙であり、これからどうなるかはプリキュアたち自身の行動で決まるのだが、それはさておき、白紙に驚いて、一斉にムンクの叫びのようなポーズを取ってる面々が可笑しい。れいかは意外とノリがいいんだな。

・敵方に4人目の幹部ジョーカー登場。どうみてもピエーロと無関係ではなさそうだが、それはさておき、cvがグレーゾーンでいつの間にか時の人になってる三ツ矢雄二で驚いた。

・ジョーカーが言うにはプリキュアは全部で5人。らしい。最近の販促事情から言って、夏ごろに販促キャラが登場するのは間違いないと思うのだが、だとすると、プリキュアではない枠、例えば復活した女王その人がルミナスよろしく参戦してくるとかそんなパターンだろうか?それとも追加戦士無しで、アイテム追加のパワーアップで乗り切るのかね?実際、秋追加のムーンライトやミューズは大して商売っ気を出して来なかったことを考えると、追加戦士が販促に有利と考えてるわけでもないのかもしれないし。

・せっかく5人揃ったのだから、かっちょいい決め台詞を考えようというみゆき。体育会系なのに意外とノリが悪いあかねとなおから虫を見るような目で「どうでもいい」と拒否られて凹み、その後ノリノリのやよいの温かい目に感動して小躍りするみゆきが可笑しい。

・ちなみに、れいかは決めセリフ賛同派。れいかはわりと予想外のキャラな気がしてきた。

・Bパート早々みゆき考案の決め台詞「五人揃ってごプリキュア!」を実践するメンバー。変なポーズとイイ笑顔、妙にノリノリでやけに動きが良いのが可笑しい。

・その後もなんかいろいろやっているっぽいのだが、みゆき、やよい、れいかの三人だけで、あかねとなおはポーズを取っていない。れいかのノリの良さも意外だが、あかねとなおのノリの悪さも意外だな。

・マジョリーナ襲来を感知した面々は、図書館のワープ機能を使って現場に向かう。この際、ポップの解説を一発で理解して即実践するれいか。飲み込みの速さが実に便利なキャラだ。

・一方みゆきはワープ寸前にみたペンギンのイラストに釣られて南極基地にワープしてしまう。アホの子すぎるだろう。しかも皆がいないことに気づいた後、基地を出て南極をさまよっている。死ぬ気か。

・みゆきを迎えに来たポップとみゆきの間で軽く話し合い。キャンディの今後のことを託されたり、スマイルというキーワードに行き着いたり。南極基地に飛ばされたときはどうすんだこれとか思ったが、意外といい展開に繋いできてちょっと吃驚。

・みゆき抜きで変身すべきかどうか悩む面々。生身でミサイルをかいくぐる女子中学生というのもすごいが、個々の動きが意外とイイ。

・みゆき生還。すっかり雪が積もって半分凍ってるのが可笑しい。

・全員揃って変身。同時変身バンクはなし。残念。

・「5つの心が導く未来。輝けスマイルプリキュア!」は、既に全員揃って着地してんのに飛んでたりするのも微妙だし、動きも絵の華麗さも5gogoの「希望の力と未来の光、華麗に羽ばたく5つの心」に比べてちと残念な感じ。

・決めセリフをビシッと決めて悦に入るハッピーだが、空気を読まないアカンベェのミサイル攻撃で固まっているところを狙われて全滅。吹くわ。初回からこの有様だともう二度と使えないんじゃないのかこの決めセリフ。

・いきなりピンチのプリキュアだが、ポップが巨大空き缶潰し器に化けて加勢。アカンベェを拘束し、逆転に成功する。この兄、滅茶苦茶有能だな。コッペ様並かもしれん。

・それはさておき、敵の攻撃を防いだ際、ポップが「そうはイカの」と言い出して一瞬ビビったが、「イカのきんぴら」だった。金玉じゃないのか。

・とてつもなく有能なポップだが、メルヘンランドで仕事があるらしく、さっさと退場。で、次回に続く。たしかに先の侵略に対抗した女王が不在の今、メルヘンランドにだって戦力を置いておく必要もありそうではあるか。

・次回は秘密基地を探すらしい。いやふしぎ図書館でいいだろ。なんか机もあったし。私物持ち込んで、居住性を上げればいいじゃないか。

・今期は「またみてね」は凝らない方向っぽい。残念。