2006/11/19 [日] リュウが走る 果てしなき原野を リュウが叫ぶ 太陽に向かって
▼ [雑誌] 月刊comicリュウ11月号[amazon]/12月号[amazon]/1月号[amazon]
買うだけ買って読んでなかったのを3号発売をきっかけに通読。
今、この誌名でこのラインナップで、どこの誰を狙っているのかはサッパリ判らないが、今時になれない昭和のオタ漫画雑誌というイメージだろうか。
角川の雑誌にはついていけないけど、モーニングに食いつけず、ビッグコミックゴールドとか読むほど枯れてない人向けなのかもしれない。
表紙に毎号上手い人を使ってて見応えがあるのはとてもイイ感じ。
連載漫画
「ドリームバスター」[原作]宮部みゆき[作画]中平正彦。同名小説の漫画化。原作は読んだ事が無いので、原作ファン的にはどうなのかわからないが、中平正彦の漫画は非常に手堅い。
「ルー=ガルー」[原作]京極夏彦[作画]樋口彰彦。こちらも原作未読。今時の可愛らしくてクセのない絵柄と緊張感と弛緩する部分のメリハリがイイ感じ。
「ゆるユルにゃー!!」小石川ふに。ネコ擬人化ネコミミ4コマ漫画。ゆるい雰囲気でまったり進行。とても可愛い。
「ひなぎく純真女学園」ふくやまけいこ。何でもこなせる完璧超人の女子高生が同級生の三つ編みめがねに恋をするのだけど、何故かどうにも上手く接する事が出来なくて七転八倒するという百合4コマ。大変可愛い。ところで、U電の生DVD−Rをスピンドルで買ってるとオタクなんだそうだ。やった、俺まだオタクなんだね。
「ちょいあ!」今時の可愛らしい絵柄の女の子が出てくる4コマ漫画。今時流行りというか、登場キャラキャターがオタクで、萌え萌えしてる。3号は載っていなかったが4号の予告には名前が出ていたので、多分連載なのだろう。
「子はカスガイの甘納豆」伊藤伸平。子育て日記漫画。ノリが相変らずでステキだ。
「おもいでエマノン」[原作]梶尾真治[作画]鶴田謙二。原作は、読んだことあるはずだが、何故かサッパリ思い出せない。鶴田謙二の絵がいい。んでもって、鶴田謙二の漫画が3号連続でちゃんと載っているのが凄い。
「つばめ〜陽だまり少女紀行」松本規之。阿吽とかでよくカラーを描いてる人のカラーショートショート。女の子が大変可愛い。
「麗島夢譚」安彦良和。シリーズ連載でまだ1回しかのっていない上に、構想が大きそうな歴史物っぽい話なので、まだなんとも言えず。連載で追いかけるより、まとめて読んだ方が面白そうだが、4号に一回程度のペースでこのページ数だと、早くも未完で終わる可能性のほうが高いような気がする。話が纏まる前に雑誌の息が切れそうだというか。
「三つ目の夢二」[原作]大塚英志[作画]騎崎サブゼロ。大正時代を舞台にした幻想物。絵がとても雰囲気があってイイ。
「青空にとおく酒浸り」(第1回だけタイトルは「MMリトルモーニング」)安永航一郎。非常にいつもの安永節で安心のギャグ漫画。回をおうごとにヒロインの影が薄くなって、外道の親父が前面に出てきている。
「REVIVE!」五十嵐浩一。かつてオタクだったが就職をきっかけに足を洗い、現在は中学生の娘を持つサラリーマンのお父さんが、ふとしたきっかけで出会ったフィギュアをきっかけに、ズルズルとオタ文化に毒されていくという話。多分。2号目ラストから登場している足を洗わなかった40歳オタクがもはや他人事ではない我が身とその周辺を抉り倒しててツライ。
「XENON」神崎将臣。少年ビッグコミック版「重機甲兵ゼノン」のラストシーンからそのまま続くというとんでもない読者置いてけぼりの展開に吃驚。どうやらこの間あった新装版ゼノンや鋼も無視してる模様。かなりの冒険だが、まぁ、今更「リュウ」の名を冠する雑誌を読もうという層には問題ないのかもしれない。それにしても、なんでゼノンなんだろう?「キャプテン」時代の「ガイバー」の替わりって訳でもないと思うけど、変身ヒーロー漫画に何かのコンプレックスでもあるんだろうか?
「のろい屋しまい」ひらりん。ちょっとコマが小さい割に描き込みが細かいのと展開がわかりづらいがオッサン的にはしんどいが、可愛いのでよし。
「銀河英雄伝説-英雄たちの肖像-」[原作]田中芳樹[作画]道原かつみ。キャプテン連載版は読んでいたが。とりあえず、相変らずキャラクターの名前がゴチャゴチャしててわかりにくい。
「ケルベロスX立喰師 腹腹時計の少女」[原作]押井守[作画]杉浦守。押井守が関わる作品はどうにもこうにも鼻につく。オリジナリティや理屈臭さを打ち出しすぎてて見てて疲れるというか。
「レジーナ」緋尾乃稔巳(義仲翔子改め)。巻末カラーコミック。寓話的な話なのだけど、なんかこう言葉足らずな感じ。逆に雰囲気で押し切るというには言葉が多い気がする。絵はとてもイイ感じ。
「柳花〜ユファの大地〜」[原作]福井晴敏[作画]木根ヲサム。北朝鮮と戦うために編成された先制攻撃専門の自衛隊の秘匿部隊で戦う少年少女の話。っぽい。ラストで脱北する朝鮮人科学者が連れてきた少女は、やはり秘密兵器なのだろうか。ってか、それじゃまんまローレライだ。
以下、読みきり。
11月号(創刊号)
「HangII」遠藤浩輝。前後編の前編、後編は12月号に掲載。前にアフタヌーンかシーズン増刊あたりに載ってた読みきり漫画の設定を使った読みきり。青春漫画。
「不条理日記2006」吾妻ひでお。もしかしたら連載の予定だったのかもしれないが、現在創刊号にしか載ってない。その辺も含めて非常にっぽい。
「その未来は今」石坂ケンタ。遠未来SFほのぼのショート漫画。バリバリに科学が発達しているか、人間の形が変わっているならともかく、流石に椅子の使い道ぐらいはわかるんじゃないだろうか。
「ネムルバカ」石黒正数。大学の女子寮で同室のセンパイ&コウハイが繰り広げる日常コント。コウハイの中学時代の姿が「それ町」の歩鳥にしか見えない。
「木造迷宮」アサミ・マート。1月号にも掲載。三文小説家と女中さんの話。女中のヤイさんが大変可愛くてイイ。
12月号
「凍る翼」米村孝一郎。航空機の黎明期に高くそびえる山を越えることにロマンと命をかけた人々を描く、ような話。尺が足りてないというか、ダイジェスト状態で、言いたいことは伝わるけど面白いかどうかといわれると微妙な漫画。
「サテンdeヒナカ」永井朋裕。正義の味方の活動拠点となる喫茶店で働く自称「おやっさん」の改造人間少女が奮戦するエロコメ。ヤング誌っぽい。
1月号
「009-1」松尾マアタ。前後編読みきりの前編。9-1姐さんがあんまりクールじゃない。
「逆転少女」紅士マコト。深夜アニメばっかり観てたせいで漫画家志望になった吸血鬼の少女と行き倒れた少女を拾った漫画家青年のコメディ。オチの修羅場ってたら体内時計が狂って昼夜逆転した、ってのはちょっと面白かった。
▼ [雑誌] 月刊チャンピオンRED1月号[amazon]
「舞HimeZZ」新連載。今度はアニメに比較的忠実に進む模様。チャンピオンらしくないなぁ。絵はとても可愛らしい。
「聖痕のクエイサー」伏字が多い。ヴィジュアルでアレだけ描いているのに、何もそんなに隠さなくてもって気もするんだけど。
「シグルイ」伊良子清玄の変態技が炸裂。カッコいいぞ清玄。
「妹さっちゃん」浜岡憲次の新連載。浜岡風よつばととかそんな感じ?<違います。
「ジャイアントロボ」まさかの九大天王壊滅という、もはや予想もへったくれもない展開に。これでこそチャンピオンのコミカライズ。どこに向かっているのかサッパリ判らない勢いがステキだ。
「MONOクロ」エロエロな巫女さんが登場。途中完全にエロ漫画になるが、流石に挿入以後はごまかしている。ただ、そのはぐらかし方が妙に凝っててやけに面白かった。
「ドスペラード」今までの展開が序章に過ぎなかったという衝撃が。
「シャングラッド神紀」祭丘ヒデユキの読みきり。前にも1本載ってる漫画の続き。祭丘ヒデユキは、最近、阿吽でもよくエロ漫画を描いているが、なんか妙に絵が尖がってきていて、なんか目が話せない感じに。もうかなりギリギリのところまできてる気がするけど、まだ変形するのだろうか、というか。
▼ [特撮][龍剣道] 魔弾戦記リュウケンドー#46「四人目の標的」
・先週ロッククリムゾンに隠されていた黄金のキーは、太古の昔、大魔王を封印した魔弾戦士が持っていた究極のキーで、それを奪ったジャマンガが、幹部クラスの魔物の体内に封じていたものだった。ということは、リュガンオーやリュウジンオーにも最強形態が存在するという事だろうか。シルエットを観た限りでは、ただマントをつけてるだけに見えなくもないんだけど、アルティメットリュウケンドーだってシルエットじゃ見分けつかないし。
・それはさておき、今回はレディゴールドに小突かれて気絶したDr.ウォームが見た幻にしたがってロッククリムゾンの葬式をする、という話。遺言(?)にしたがって魔弾戦士も招待した事と黄金のキーを秘密にしていた事で、レディゴールドとブラッディが疑心暗鬼に駆られ、魔弾戦士と同時にドクターを狙撃したり、盟友の死、ジャマンガ内での己の立場の悪化、魔弾戦士との交流などを経て、ドクターが追いつめられていったりと、ちょっと全体に動きがあった感じ。
・ロッククリムゾンの葬式のシーンは、暗い画面に炎の照明、意外と豪勢な祭壇や、列席してる遣い魔の様子、そもそも殺した魔弾戦士が列席したりしてたりする事など、なんだか妙な雰囲気を醸し出しててちょっとイイ。
・ここまできながら最終的に表返らず、敵も味方も己の身すら関係なくあくまで大魔王の復活のみが望みだと宣言して高笑いするラストシーンは、画面に漂う寂寥感もあいまって中々の名シーン。ラストスパートに向けてイイ感じに盛り上がりそうな予感。
・ところで、メカニムーンはアレで終わりなのか?確かにここに来て使いにくそうなキャラだけど、えらくドライっちゅーか、アッサリしてるなぁ。
▼ [特撮][冒険] 轟轟戦隊ボウケンジャー#38「虹の反物」
・先週のさくら姉さんに続き、今週は風のシズカをクローズアップした話。戦隊伝統の七変化ネタだが、シズカの人が普通に可愛いので大変イイ感じ。かてて加えて今週はもう一人可愛い子が出てて、妙に華やかな絵面に。先週今週と、ボウケンでの荒川稔久の仕事はアイドルを見せる事なのだろうか。
・シズカのチャイナ服状態のキック連発は明らかに狙ったアングルで大変ステキ。
・シズカが考えた最強くのいち怪人は結構カッコよくてイイ感じ。欲を言えばもう少しシルエットを女性らしくしても良かったかもだけど。
・ネコ少女は健気でいいが、どうもネコのイメージじゃないなぁ。ネコは野良だからってそう悲観して生きてないと思うぞ。
・ってゆーか、オチとかスゲエなノ(´д`*) どこの萌えアニメよ。
▼ [特撮][甲斗] 仮面ライダーカブト#41
・ネイティブとZECT、ひいては加賀美父の関係が(唐突な展開と台詞で)明らかに。
・岬にふられた剣と、負け犬ブラザーズのローテンションコント。そして負け犬ブラザーズが3兄弟に。こいつらこの後どう使っていく気なんだ(;´Д`)
・あとは、天道は加賀美父と和解。田所の正体はワーム、ハイパークロックアップを上回る「ザ・ワールド」の使い手のワームの出現など。まぁ、その辺はもうどうでもいいので、適当にやっててください。
▼ [アニメ][キュア] ふたりはプリキュアSplashStar#40「うるさ〜い!キントレスキーと誕生日」
・舞の誕生日にサプライズパーティをしようとする話。
・アクダイカーンが急にキレたり、キントレスキーがアクダイカーンに対して急に殊勝な態度にでたり。なんだかなぁ。
・誕生日に舞の顔を描いて贈ろうと、四六時中もの凄い顔で舞の顔を凝視する咲と、その咲の様子にビビる舞が面白い。
・一生懸命舞の絵を描いているところに現われたキントレスキーに絵のダメだしを食らう咲。ここのコントは非常にほのぼのしててイイのだが、今週倒してしまうキントレスキーを今更善人に描く意図がイマイチつかめない。今後の展開に生きるわけでもないだろうに。
・vsキントレスキーの最終決戦は、魔法戦闘がメインだが攻防があって面白い。旧プリキュアはその辺すっぽり抜け落ちている事が多く、どうも物足りなかったからなぁ。
・皆に見られる絵に、舞だけでなく(咲はまぁ、いいとしても)、珍獣ミミンガまで描いてる咲。明らかに覗き込んでる健太はなんか反応しろよ。あと、絵が明らかに上達しているが、それはキントレスキーの助言あったればこそなんだから、そこはもう少しなんかあってもいいんじゃあるまいか。
・あと、「ガンバランスdeダンス」は最後までキントレスキーを無視したな。
▼ [アニメ][マイメロ] おねがいマイメロディ〜くるくるシャッフル!〜#34「あの頃に戻れたらイイナ!」
・歌ちゃんの誕生日に夢野邸に集まるメインキャラクタだが、話の種に見ていたアルバムで歌ちゃんが昔小暮に受けたイジワルを思い出し、拗ねる。一方小暮も柊家のプレゼントと自分のを比べて拗ねてしまい、すれ違う事に。みたいな話。
・小暮の事をメゲルだのヘタルだの言いたい放題なクロミがイカス。
・今回は「柊兄弟が出会う前から歌のことを知ってたのに」という小暮の後悔をかぎつけたクロミが歌ちゃんを子供に戻す。この状態で告白しろってのは無茶じゃないのだろうか。小暮も縮めないとただの変質者だ。
・ところで縮んだ(過去の)歌ちゃんは、心の底から小暮の事を嫌っているようだ。それから思えば随分進展してると言っていいんじゃあるまいか。
・小暮と柊なら誰が見ても小暮のがイイに決まってると思うのだが、女心というのは難しいゾナな。まぁ、打算的な発想で見れば小暮が柊に勝ってるところなんか一つもないけど、そういう目線じゃないっぽいし。
・今回のお助けキャラは、フラットくんのお父さんと王様。お父さんの馬にされてる王様に笑った。
・ところで、今回の柊潤はなんかこう、カブトのお坊ちゃまとなんかダブるよな。いや、今回だけではないのかもだが。
▼ [アニメ] RED GARDEN#07「もうひとつの、運命」
・♪ろくわーもはいーってー とくてんつーきでー
・♪でぃーぶぃーでぃー ろくわーいりー
・DVDのCMが面白すぎる。頭おかしいんじゃないかおかしいよねGONZO(凄く誉めてる)
・母親が犬サラリーマン状態になってしまった青年の話。犬サラリーマンは病気か何かか?その病気を患って死んだ人間があーゆー状態になる?でも、だとしたら今までサラリーマン風の犬しか出てこなかったのは何故だろうか?本来、あの一族の女にしか出ない症状を子安と伯父様がサラリーマンかっさらって人体実験とかして作ってるから?あるいは、死後蘇るというところを見ても、少女に感染すると普通の自我を保ったまま蘇生して、ある程度歳とって発症すると犬人間になるとか。いや、ケイトたちは今の体の他に死体があったからこの病気とは別ラインで生き返ったのか。
・件の青年の会話。放っておけば妹は犬人間になる、が、「奴ら」とやらを倒せば妹は犬にならない。が迂闊に手を出せば「血族」が滅ぶ。はて、一体全体どういう事か。
・主役チームは復活という餌を与えられて完全に吹っ切れた模様。元気に犬サラリーマンを撲殺してました。