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でんでん雑記ver2.0


2010/09/13 [月] 

[雑誌] 週刊少年ジャンプ41号

「エニグマ」榊健滋の新連載。なんとなく金田一少年っぽいのはさておき絵が上手い。話の方は、(少なくとも最初のシリーズは)なんらしかの超能力を持った少年少女が「エニグマ」を名乗る謎の存在に拉致られ、閉じ込められた学校からの脱出劇になるっぽい。「バクマン。」の言うところの邪道漫画だけど、主人公の能力紹介と動機づけ、ゲーム開始の状況説明まで一気に畳み込んだ1話の構成はなかなかお見事。まだ明かされていない残りのメンバー、特に平凡と思われていた幼なじみの能力や動機にも興味が持てるし、これはしばらく楽しみな連載になるかもしれない。連載が上手く行けば脱出後にさらなる展開になるとしても、まずはこの脱出劇でスタートダッシュを決めてもらいたいね。

「BLEACH」どうしてこうBLEACHのバトルは俺TUEEEEEE合戦になるのだろう。相手の方が強いけど創意と工夫で勝つとか、友情で勝つとか、隙をついて勝つとか、たまにはなんか別のパターンはないものだろうか。いやまぁ、今やってるジャンプのバトル漫画は大体俺TUEEEEEEEEなんだけど。

「保健室の死神」無事一周年達成。一時期掲載順位が厳しかったけど、よくぞ踏ん張った。救世主は安田に違いない。多分。

「メルヘン王子グリム」渡邊築の読み切りギャグ。判りやすくて悪くない。グリムやヒロインが美形なので、絵が洗練されればもっと良くなる気もするけど、ギャグ漫画にそれを求めるのはジャンプのスタンスではない気もする。

「こち亀」なんだかものすごい力技。なんか昭和の頃はこういうギャグ漫画をよく見た気がする。

「メタリカメタルカ」最終回。最後に突然時間を進めて最終決戦を盛り込んだのは「ここが描きたかった」という意識の表れだろうか。その意気やよし、という感じ。連載全体としては、やっぱり今のジャンプで「俺世界ファンタジー」を成功させるのは難しいと思う。昔みたいにコンシューマーのRPG全盛期ならまだしも、とにかく連載のかなり早い時点で読者の興味か共感を得なければいけないジャンプには向かないジャンルというか。「トリコ」の島袋光年みたいに漫画が上手い人でないと「俺世界」に読者を引き込めないんじゃないかというか。あるいは、ターゲットにする読者を絞って、その層に媚びていくか。

[アニメ] みつどもえ#10「ちぢょになる」

・1本目。杉崎弟登場話。あとみつばに痴女設定追加。

・2本目。痴女認定されたみつばが、下級生に嘘を教えて取り返しがつかなくなる話。

・3本目。ひとは秘蔵のガチレンタンクトップとガチレンベルトがふたばのウッカリで破壊されてしまう話。

・4本目。ガチレンベルトを壊した罪で物置に閉じ込められたひとはが風邪を引いて寝こんで杉崎がツンデレる話。

・ようやく主要キャラが出揃って前提となるキャラ説明も終わったぐらいなのに、もう10話か。一応分割2クールらしいいけど、ここで1クールなり間があくのはあんまりプラスにはならん気がするなぁ。2クール目の制作が決定している作品の分割2クールってなんのメリットがあるんだろう?予算を取りやすいのかね?

[アニメ] リルぷりっ#24「モテモテかぐやひめ☆ぷりっ!」

・名月の家の恒例行事であるお月見パーティであやうく名月が婚約させられそうになる話。

・本来、このパーティは上得意である名家に笹原家の女子をお披露目し、許嫁を選ぶという趣旨もあったらしい。というわけで、今回も4人のボンボンが登場するのだが、七光りの能なし、ナルシスト、根暗なデブ、時代錯誤の麿と、揃いも揃って碌でも無い。なんというか、もう少しマシな客がつかないのか笹原家。

・と、まぁ、それはさておき。かぐや姫コスの名月が凄まじく可愛い。さらに麿の回想に出て来る、今より幼い名月がこれまた無茶苦茶可愛い。

・超わがままな麿のゴリ押しで、婚約させられそうになった名月は、「かぐや姫」にならって無理難題を押し付け、これを回避しようとするが桁外れの財力を持つ麿はこの難題をあっさりクリア。現実にいない動物まで連れてくる辺り、取り巻きの尋常ではない有能さが光るな。

・追い詰められた名月は、「最後に」と断って「昔無くしたかぐや姫柄の扇」を持って来い。と告げるが、なんとその奥義は幼い頃、名月が落としたものを麿がガメており、これまたあっさりクリアされてしまう。

・進退極まった名月は、「約束だから」と捨て鉢になり、そのまま麿の用意した新居に拉致られてしまう。

・さすがにこのままでは不味いということで、クリスが登場。月からの使者を装って名月の強奪に成功する。まぁ、無茶苦茶な筋だが、それはさておき、このシーンの名月がもう異常に可愛いので良し。迎えのお供役のりんごとレイラも可愛い。今回はやたらと絵が可愛いなぁ。

・名月を失って号泣する麿を慰めるためにひめチェン。ここで、それでも名月の方がいいとか言い出せば、ちっとは見直せもしたろうに、あっさり宗旨替えして「名月なんかよりずっといい」とか言い出す麿にガッカリだよ。

・ちなみに今回の衣装は、うさぎモチーフ。2Dの可愛さも抜群だが、いつもの3DCGもちょっと可愛く見える出来で大変素晴らしい。


・ところで、名月はほぼ完璧に「かぐや姫」役なわけだが、おとぎの国にかぐや姫は存在するんだろうか?しないとなると、人魚姫の例からして絵本等が大変なことになるんだろうから居るんだろうな。じゃあ居るとして、そのかぐや姫は名月となんか関係があるのだろうか?りんごやレイラも含めてその辺の話はいずれ明かされるのかね?特に触れずに終わるのかな?