トップ «前の日記(2006/03/28 [火] ) 最新 次の日記(2006/03/30 [木] )» 編集

でんでん雑記ver2.0


2006/03/29 [水]  生きてこそ 生きてこそ 無限に羽ばたいてく夢 生きてこそ 生きてこそ その根は 深く 太く 強く

キン肉マンII世の最終回を観終わってまーこんなもんかなーと思ってたら、来週から始まる「いぬかみっ!」の番宣で「屁の突っ張りなどいらんですよ」と言ってて笑った。おかげで肉II世の印象は飛んでしまったが。

[アニメ] Canvas2#24「虹色(なないろ)のフィナーレ」[終]

・まさかのエリス大逆転エンド。なんだそりゃーヽ(`Д´)ノ先週までの話はどこに行った!!それにオーラス意味もなく死ぬ朋子はなんなんだ(;´Д`)一応EDで目を覚ましているようなカットがあるとはいえ、もし生きてるならさらに意味不明だよ!!これは酷いねいやマジで。

・Canvas2、多少のムラを含みつつも先週までは割と良く出来たアニメだと思っていたのだけど、最後の最後で悪い方に大化けしてしまった印象だなぁ。サプライズのために逆転を最終話まで温存した結果、主人公がとてもじゃないけど共感できない最悪のダメ男になり下がった。別のジャンルのアニメとかならまだしも恋愛主題のアニメでこの落とし方は拙いだろ。さらに全く意図が不明な朋子死亡演出がダメさ加減に追い討ちをかけている。まさに超展開。わざわざ駄作にしたかったとしか思えない。なんというか残念無念。

[アニメ] IGPX#22「進むべき場所へ」

・IGPXフェスティバルのエキシビジョンレース。障害物を避けたり障害物を利用して攻撃したりと、本編のレースよりこっちの方が面白い。ミッドフィルダークラスのスピードモードオンリーレースもディフェンダークラスの壁のぼり&障害物避けも。

・リズのモデル話、ファッションショーでドレス破いちゃったらスポンサーが怒って仕事なくなるんじゃないのか?とか思ってたら、フェスティバルのは受けた仕事とは関係ないんだな。

[アニメ] よみがえる空#12「レスキュー」[終]

・雪山遭難の続き。状況は絶望的、死者も続出するなかで、感情によって無謀なレスキューを試みる訳でもなく、「出来る事と出来ない事」を見分け「出来ない事はやらない」小松レスキュー隊。主人公の一宏とてそれは例外ではなく。この辺が他のアニメとは一線を隔すところだなぁ。他のアニメなら超人的な技術とか天才的な閃きで無茶なレスキューを成功させてしまいそうなシーンだよ。

・日を改めて再度救助に挑むレスキュー隊。たどり着いたテントの中ではもの凄い状態で死亡している要救助者が((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル 本当にこのアニメは容赦ないなぁ。

・生存者一名をピックアップ中にまさかの落石事故が。このアニメの場合、この一撃でさらにひどいことになりかねないのでかなりビビった。

・遭難者を非難するワイドショーのコメンテイター。命がけで救助した一宏達からすれば面白くないコメントだろうし、生き残った人にも大変酷な言い草だと思うが、「極限状態での状況判断は難しい」という以前の問題でわざわざ雪山なんていう極限状態に出向く事自体が問題なんじゃないかなぁ。まぁ、雪山登山には俺の知らない魅力があるんだろうし、それを否定するつもりもないんだけど。

・ファイター志望だったのにレスキューに配属された一宏。「まだ俺の空はよみがえらん」といいつつも、さまざまな経験を経て確実にプロのレスキューに成長しつつあり、また厳しい仕事だと熟知した今となっても少年がメディックを目指す事を祝福できるほどに己の仕事に誇りをもてている。最終エピソードののミッションは少し残念な結果に終わりつつも、報われていないわけではなく、成した仕事には確実に価値がある。凄く地味だが実にいいエンディングだなぁ。ちょっと泣けた。


・「よみがえる空」は、地味極まりないアニメだったが、作画、演出、脚本と全てにおいて真面目に丁寧に作られた素晴らしい作品だった。実に面白かった。この作品の続編である必要もレスキュ−という題材である必要もないけど、こういう作品がまた作られるといいのになぁ。

[アニメ][ムシキン] 甲虫王者ムシキング#52「森の民の伝説」[終]

・ついに飛び立った「船」。甲虫バトルの漫画なのに蝶の羽を広げるのはどうか。

・「船」は導き手たる「森の守護者」に従う。そして「森の守護者」であるポポは再び宇宙へ旅発つことを良しとせず、この星でこの森で生きることを選択していた。要するに最初から結末は決まっていたわけで、アダーに勝ち目はなかったんだなぁ。

・「船を旅立たせないのならお前を光に変える」とポポを攻撃するアダーだが、命を司るまでに強大化したセランの妨害でそれもままならず。つくづくアダーがピエロ状態というか、もう決戦以前の問題で決着はついていたんだなぁ。

・ポポの導きで船は再び地上に落ち、溜め込んだ命の光を放出。死に絶えた森が再生し、出生率が落ちた森の民が再び転生を開始する。だが、あくまで旅立ちに固執するアダーは拡散した光を無理やり吸収し、自身を擬似的な「船」として旅立とうとする。は、いいとして、怪物化したアダーの姿が普通にオッサンなのはどうだろうか。甲虫バトル漫画なんだからカブトムシ型になって最終決戦が筋というものではないのか。

・あくまで約束の地に命を運ぶ事に固執するアダーとの決着は、アダーを滅ぼすことではなく、もちろんこの星で紡がれた命を無に帰して旅立つのでもなく、この星で生まれた新たな可能性であるセランが約束の地へ旅立ち、新たな命を紡ぐ事だった。ココ最近のセランの異常なパワーアップ(一人で全ての命の光に匹敵する生命を持ち、与えられる)が無理やりっぽかったといえばそうだけど、実に綺麗な落とし方だ。

・セランの旅立ちを阻止しようとする男性陣に対して、その決断を支持する女性陣。命を産み育てる事が出来る女性の強さという奴だろうか。バビ姐さんの毅然とした態度がステキだ。

・セランは旅立ち命の光を取り戻した森は再生し、再び世界は命に満ちる。なんかチョークがチラッと出てきたり、デュークは幻かもしれないけどやっぱり出てきたり、一端離れ離れになったメンバーが再集結してパムとポポがカッポー成立したり、挙句の果てにチビキングが復活したりと、若干やりすぎな感じのハッピーエンドだが、大変後味がいい、良いエンディングだったな。まさにめでたしめでたしという感じだ。いや、もしかするとソーマ一家の話は、直前のフックかけ失敗でソーマは転落死しておりあの世の出来事なのかもしれないけど。<嫌な事いうな。


・「森の民の伝説」は、「お子様に大人気カードゲームのアニメ化」という決定的なアドバンテージを隠れ蓑に、妙にシリアスな内容と、場違いにも程があるハードでちょい古典的なSFをやってしまったという「やりたい放題」なアニメだった。が、やりたい放題をやる代わりに内容は大変充実しており、年間を通して非常に面白い作品に仕上げた手腕はお見事といえる。ムシバトルを目当てに観ていた子供達が将来何かの機会に見返してみたとき、新たな発見をしたり評価ががらりと変わったりする、そんな作品だったと思う。

[アニメ] かしまし#12「やがて恋が始まる」[終]

・やす菜を選んだはずむは、最後に一日とまりとデートをして。と言う話。明らかに相思相愛のはずむととまりの様子を観ていると、半分以上同情心で選ばれようとしているやす菜が哀れでならない。やす菜にしてみればはずむはまさしく心の拠り所であり、世界に存在するために必要不可欠な存在であると言うのがまた。

・ラストシーン。やす菜の病気が完治した事ではずむはやす菜にとって必須の存在ではなくなり、やす菜から解放されたはずむはとまりに再告白、と言う事でいいのだろうか。そりゃまたなんていうか、最悪だ。この作品で唯一よかったのは、とまりがはずむみたいなダメ人間の楔から解放された事だったのに。


・「かしまし」は、「主人公の性転換」なんていう大ネタを最初にかましたせいでそれが物語の骨子であると視聴者に思い込ませてしまったのに、実はそのこと自体は物語に全く影響力をもたない/意味がないネタだったという妙なシナリオ構成のおかげで全くノレない番組だった。「恋愛」がテーマのこの話をやるために「はずむの性転換」なんてネタは明らかに必要なく、むしろ不自然極まりない。やす菜の病気にしても、「(男のままでも)はずむだけは見える」方がテーマに合致しているはずだし、事実番組中でそうだったらしいことも語られている。じゃあなんで性転換なんかしたのかといえば、(企画された時期に)「百合が流行ってた」とか、あと、主人公であるはずむの極悪なまでのヘタレっぷりに視聴者が見切りをつけないために、主人公を可愛い女の子にしてしまおうとか、そういうぐらいの意味合いしか思いつかない。なんというか、残念極まりない話だ。いや、あかほりの作品に何を求めてるんだと言われればそれまでなんだけど。

[アニメ] GPO#23「マラソン・マン」

・要するに、「戦争には飽き飽きしたのでここで平和に暮らしたいんだ」って事だよな。白の章でも緑の章でも多かれ少なかれ嫌戦ムードは描かれてたけど、そんなこと言ったって幻獣は攻めてくるんだからどうしょうもないじゃないか。と言った所で次回最終回。平和な小笠原に幻獣が襲来する事で、この辺の話になんらしかの答えを出せるのかどうか。