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でんでん雑記ver2.0


2011/04/22 [金] 

[野球] 阪神・新井貴がサヨナラ二塁打 [デイリースポーツ]

ぶっちゃけ、今日の試合は吉村の守備で勝たせてもらったみたいなもんだよな。

3回の城島のタイムリーも最終回の新井さんのサヨナラ安打も、吉村が普通に守ってればただのライトフライだ。

2日前の脇谷といい、今の甲子園はなんぞ悪い風でも吹いているのかのう?

いや、ウチの平野は毎試合ファインプレーかましまくりだけどな。

もともと好守の多い選手だけど、今シーズンはちょっとビックリするぐらい多いよな。

[アニメ] Aチャンネル#03「同級生」

・トオルに同級生の友人が出来る話。あと変態の養護教諭が登場。最近は変態といえば小野Dだな。

・トオルの同級生・ユタカのモブ顔が酷い。

・ipod。カセットとか45度で叩くとかお前は昭和の子供か。

・ブルマとパンツは違うだろう。主に質感が。デザイン的にもずいぶん違う。それをいうなら水着のほうがよっぽど恥ずかしかろうもん。

・トオルの体操服は明らかにおかしい。袖や首周りがサイズあってるのになぜ丈だけあんなに長いのか。いや、逆になぜ首周りや袖をもっとだらしなく描かない。

[アニメ] Dororonえん魔くんメ〜ラめら#03「大きいことはイイコトか?」

・ちィ子先生が妖怪にとりつかれた話の続き。

・ここでいう「大きいことはいいことだ」は森永製菓のCMが元になっている訳だけど、世代的には「T&T(トンネルズ&トロールズ)」の呪文を思い出す。アレの呪文名の日本語訳は全体的に酷くて良かったな。

・急に凶暴化したちィ子先生の件で相談を受けたえん魔くんは、単身ちィ子先生の屋敷というか風呂場に潜入。戦いになるのだが、この戦いが実に酷い。だって涙が出ちゃう。

・ちィ子先生が変貌したのは大妖怪・怒黒の毒にやられたせい。怒黒の毒を吸ったものには怒黒の字ができ、性格が凶暴化。3日ほどで味が熟成し、怒黒に食われてしまうらしい。

・ということで雪子姫が身代わりをつとめることになるのだが、このくだりも大変酷い。どうしょうもない程に酷い。そしてそのままED突入。まるで原作のえん魔くん並に酷い。

・ED後に努黒が倒されてしまったのがむしろ残念。あのまま終わってアジトに戻り、怒黒はすでに倒されてましたぐらいで十分だろうに。

・最後にえん魔くんというよりはけっこう仮面な出で立ちの新キャラ「艶靡ちゃん」が登場して次回に続く。

・って、今ググったら「艶靡ちゃん」にもちゃんと原作があるんだな。全然知らんかった。掲載誌の「月刊ヤングマン」(8号で廃刊)なんて雑誌があったことすら初めて知ったわ。ってか、同じ本に岡崎つぐおが連載してたらしい事に驚いた。懐かしい名前だわー。いや、ヤングマンも10年前に廃刊になってるんだけど、それはさておき。「ジャスティ」とか「ラグナロックガイ」とか「ただいま授業中」とか全巻持ってたなぁ。久々に読んでみたいけど、もう二度と取り出せないような奥の奥に埋まってるんだろうなぁ。しみじみ。

[アニメ] 魔法少女まどか☆マギカ#11「最後に残った道しるべ」/#12「わたしの、最高の友達」[終]

・#11。「ワルプルギスの夜」出現。

・アバン。魔法少女(魔女)の力は、その人生で背負い込んだ因果の量できまる。平凡な人生を送ってきたまどかは本来それほどの素質を持ち得るはずがなかった。が、ほむらが「まどかを救うために」幾度と無く時間移動を繰り返したため、その因果が全てまどかの魔力の元となり、最強の魔女としての素質を持つことになった。まさに皮肉。どこまでも意地の悪い話だのう。

・そして、初期には大した戦闘力を備えていなかったほむらが武装だけではなく身体能力を含めて強化されているのは、ほむらもまた繰り返しの中で因果を重ねているからということだろうか。

・OP明けてさやかの葬式。

・キュゥべぇ「たとえば君は家畜がどういう経緯で食卓に並ぶのか気にしたことがあったのかい?」ディオかお前は。

・インキュベーターは昨日今日現れたわけではなく、有史以前から延々と人類に干渉してきた。中には歴史を動かしたような魔法少女も居たのだとか。人類が文明を発達させたのもそのおかげであり、彼女たちの犠牲で今の人類は成り立っている。今更一人や二人の犠牲を特別視する意味はないんじゃないのかとかなんとか。情という点で言えばアレだが、そこを抜かせば正論なだけに性質が悪い。

・さやかの死をきっかけに、まどかの周囲にも色々な歪が。現状周囲が知りうる範囲でさやかの死に関係しそうな事象の当事者である仁美は結構なダメージを受け、今までどんなことでもまどかと話しあえてきたまどかの母は、初めてまどかの本心が見えないことに戸惑いを隠せない。

・ほむら一人では絶対に勝てないワルプルギスとの決戦を前に、ほむらの家を訪れるまどか。その意図するところを察したほむらはついに思いの丈をぶちまける。もちろんまどかが全てを理解する筈もないが、その必死さに気圧されたまどかは一旦引き下がることに。

・「ワルプルギスの夜」出現。出現を前に天候が激変、付近の住民は避難所に退避することになるのだが、なるほどこれは間が悪い。「ワルプルギスの夜」は災害をイメージしてたんだな。

・一体どこから集めたのかという猛烈な火力と、今までの経験からなる行動予測(?)で猛攻撃をかけるほむらだが、撃破はおろかろくにダメージも与えることができない。いよいよ勝ち目がないことを悟り、かと言って再びやり直しをすればさらにまどかに因果を重ねることになると知ったほむらは、ついに絶望の淵に。

・ほむらのソウルジェムが淀み、今まさに魔女に変わろうかというその時、キュゥべぇを連れたまどか登場。というところで次回に続く。


・#12。最終回。

・ついに魔法少女になることを決意したまどか。それでは自分の今までの行動はなんだったのかと涙を流すほむらに、決してこれまでのほむらの努力を無駄にはしないと誓ったまどかの願いは「過去から未来に到るまで全ての魔女を生まれる前に消し去りたい」

・魔法少女は魔女を生み出すために存在する。にもかかわらず、その魔法少女が「魔女が存在しない世界を作る」事を願うということは、因果律に対する挑戦であり、そのような願いが叶えばその矛盾を矯正するために宇宙の法則が書き換えられることになる。まさに宇宙を再誕させるに等しい願いだが、もはや神に等しい魔力を得たまどかは文字通り無理を通して道理を引っ込めてしまう。

・魔法少女化したまどかは過去から未来まで全ての魔法少女の今際の際に出現し、彼女らの溜め込んだ淀みを吸い上げ、その魂を浄化する。決して彼女たちの命を救っているわけではなく、魔法少女の最期を「魔女化」ではなく「消滅」に書き換えているだけ。そこまで都合の良い話ではないか。

・そうして地球に誕生した&誕生する全ての魔法少女の絶望を全て引き受けたまどかは、想像を絶する規模の魔女に変化する。が、まどかの願いは「全ての魔女を根絶する」こと。願いがかなった以上まどか自身も魔女化すること無くまどか自身によって浄化される。

・事此処に至って矛盾は限界を超え、まどかの願いを正当化するために世界そのものが改変されることになる。

・新たに誕生した世界では、魔法少女は人の心の淀みが具現化した「魔獣」と戦っている。そして、魔法少女自身は願いがもたらす歪みが呪いに転化する前に「円環の理」ことまどかに導かれて消滅することになっている。魔法少女を作るのは相変わらずインキュベーターだが、魔女発電システムは存在せず、魔獣からチビチビエネルギーを回収しており、魔法少女との関係も比較的良好な様子。

・この新たな世界で「円環の理」に引かれて消滅するさやかは、まどかのことを認識しているフシがある。まどか自身が概念化した際、多重世界とそこで起こった事を全て認識したように、さやかも死に際してその他の世界であったことを一気に認識したのかもしれない。というか、限界を迎えた魔法少女は消滅するのではなく「円環の理」に一体化するとかそういうことかもしれない。

・キュゥべぇに餌付けしているほむらが可愛い。

・まどかの弟が今のまどかを認識していたり、母親にもかすかな記憶があったり、新たな世界でのほむらの武装が火器からまどかが使っていた弓に変更されていたり、仄かな希望が見え隠れして終了。

・そして、流れる主題歌の「コネクト」を聴きつつ、改めてこの歌はほむらの事を歌っていたのだなぁとしみじみ。最終回後だと「空はきれいな青さでいつも待っててくれる/だから怖くない」あたりがしみるやね。

・うむ、まずまず綺麗に終わったなー。

・と思いきや、最後の最後に荒廃した大地で一人魔獣と戦うほむらの姿が。ED前には白かった翼はまるで魔女のような禍々しい姿になり、最後にはその翼が画面を覆い尽くして終わる。

・ほむらは「希望」という概念と化したまどかと共にある事が望みであるが故に、何時まで経っても願いが絶望に変わることもなく、絶望を打ち払う事を自らに課しながら永遠に生きて永遠に戦い続けている。そうするうちにも因果が溜まり続けて魔力が増してゆき(限りなく魔女に近づいてゆき)、あんな姿になった。ということだろうか。

・実は絶望してしまえばまどかの元に召されるのに、まどかの遺志に殉じているため戦いをやめられないとすれば、結局ほむらは世界を書き換える前となにも変わらない生き方をしていることになる。唯一の違いは、以前は一人の戦いだったのに対して、今はまどかの意思に支えられていると実感できるという点か。そう考えていくと、まどかの存在自体がほむらに永遠の戦いを強いる呪いであるかのように思えてくるから困ったもんだな(;´Д`)

・これをハッピーエンドと呼ぶのは多少ナニな気分ではあるが、バッドエンドでもないわな。神とその殉教者が誕生した話、とかいう感じだろうかね。

・ちなみにほむらが魔獣に立ち向かうために歩いている際でた英字テロップは以下のとおり

Don't foget

always,somewhere,

someone is fighting for you.

-As long as you remember her,

you are not alone.

最初からこういう予定だったのかもしれないけれど、被災地への応援メッセージのようにも見えるね。

いや、さっきも書いたように、永遠にほむらを縛る呪いの言葉にも見えなくもないんだけどな。


・2011年最初にしておそらく最大の話題作であろう「魔法少女まどか☆マギカ」は、文句なく面白い作品だった。実によく練られた話だったと思う。ラノベかと思ってたらハヤカワ文庫だったでござるみたいなTVアニメとしてはマニアックすぎるその内容を、ソフトな絵柄と巧みな演出でスマートに見せきったのもお見事。いや堪能した。同じ路線はアレとしても、また気合の入ったオリジナルアニメをつくって欲しいね。