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でんでん雑記ver2.0


2006/05/11 [木]  危機一髪の少年を 背中にのせて 救い出し からだをくるくる 戦車だぞ

[映画] 小さき勇者たち GAMERA

なんかどうせ平成版「モスラ」みたいな映画なんじゃねーの? とか

GAORA対G+って、阪神巨人戦? とか

等身大ガメラと少年なー。角川だしREXみたいな映画かなー。 とか

ジーダスのあからさますぎるGODZILLA版ジラースっぷりがなんだかなぁ。 とか

観る前に散々嫌な想像をして小馬鹿にしてて本当に申し訳なかった(_o_

いや、面白いよこの映画。

まぁ、正直、それまでの可愛い亀から突然チャチくなる8mトトとか、トトの「ミニラが甲羅背負ったみたいな」顔とやる気のなさそうな後ろ足とか、前述のジラースっぷりとか、リレーのシーンの唐突さはちょっとなーとか思わなくも無いわけですが、それも許容範囲に入るぐらいには面白かった。

少なくともガメラ3よりは全然面白かったね。


以下、ネタバレてるので要注意。


今回は、平成3部作がバッサリ切り捨てた(厳密に言えば3は切り捨てきれていない。その中途半端さがまた3の嫌な所なんだが。それはさておき)、「子供の味方(友達)ガメラ」という要素をメインに据えた作品になっている。

ただし、よく判らないうちにそうだった昭和ガメラや、なんだか判らない勾玉で交流していた平成ガメラの巫女と違って、少年と幼生体ガメラの交流を前半に持ってきていることで、かなりすっきりと納得できる範囲に収めてある。(いや、パンフによると、実はトトの額にも勾玉があってそれで少年少女と交信してたらしいけど、主人公は違うと信じたい。)


物語は今までに無いパターンだけど構成は実に「ガメラ」で、前半とにかくストレスを溜めて、終盤一気に逆転という流れ(回転ジェットやプラズマ火球は結構気持ちいい。)になっていたり、逆転の切っ掛けが子供だったり、ガメラがこれでもかとばかりにダメージ負って血を流しまくったり、密かにギロン(っちゅーか、出刃包丁)と戦ってみたり、さっきもちらっと書いたけど、ガメラと少女が交信してたり、異色作に見えて、しっかり今までのガメラを広範囲に、しかもさり気なくリスペクトしてるのも好感度が高い。


俺的に肝心な特撮パートは、想像外に凝りまくったミニチュアワークが素晴らしく、またカメラアングルや見せ方にも結構拘っていて、巨大すぎない身長設定や、避難所にいるキャラクタ視点の遠景の画を上手く使う事で、今までに見たどの怪獣映画にも無かった独特な怪獣との距離感を感じることができる出来になっていると思う。

また、戦闘の組み立てや見せ方も中々のもので、トトvsジーダス(ROUND1、2ともども)はもちろんのこと、非常に短いシーンであるアバンvsギャオスもスピード感があり迫力も満点の見応え充分なシーンに仕上がっている。


で、今回意外だったのは、ドラマパートと特撮パートが(想像に反して)違和感無く繋がっていたという事。

考えてみれば、ガメラの誕生から成長がドラマパートであり、戦闘が特撮パートなんだから当たり前といえば当たり前かもしれないが、戦闘パートで主人公を浮かせることなく(無理は無理だけど無理を最低限に抑えて)見せたのは良かった。その点に関して言えば歴代ガメラ(ゴジラを含めても)1位かもしれない。


あと意外といえば、意外にシビアというかドギツイ描写が多く、ギャオスがアバンの首肉をついばむシーンや、ジーダスが人を食うシーンは(食った後ジーダスの口腔が真っ赤だったりして)結構エグイ。特にジーダスの食人シーンは、レギュラーで一番幼い登場キャラの目前で行われており、確実にトラウマを植え付けられてそうな演出(助かってからもシーンが変わるまで茫然としている)とあいまって、かなりのインパクトだ。


惜しむらくは、主人公の少年とトトの交流があまりにもアッサリしていること、ラストまでトトは(プラズマ火球ではなく)炎しか吐いていないのだけど、ラストの火球も演出の押しが弱く、いまいちインパクト足りえていないこと(炎ではジーダスに通じないとかいうシーケンスがあっても良かったと思う)、やっぱりリレーが唐突すぎること(せめてイメージだけでもいいので、子供達が件の石を感じ取るような演出ぐらいあっても)、あたりがやっぱり気になるところだろうか。

特に主人公の少年とトトの交流はこの映画の肝なので、「苦労して餌を調達するシーン」とか、「行方不明になって一生懸命探すシーン(はあるけど、もっと子供のうちに)」とか、「病気になって慌ててると隣の姉ちゃんがインターネットで調べてきてくれてなんとかなるシーン」とかベタでいいので、そーゆー彫り込みが欲しかったかなぁと。


ちなみに、続編はいかにも作れそうな感じではあるけど、綺麗に終わっているので、ここで終わらせた方がいいと思う。

もし続けるとしても全く別の軸を持ってくるべきというか、主人公の少年を強く関与させると今回の話を台無しにしかねないし、中途半端に扱うと平成三部作の藤谷文子みたいにお荷物化しかねないという気がしたり。

まぁ、今から言うこっちゃないと思うけどな。

[NEWS] テレビ東京に人骨のようなものと抗議文、悪質ないたずらか [NIKKEI NET]

( ゜Д゜)ポカーン

いやいや、人骨はおかしいだろ。オタクがどうこういう以前の問題で、まずどっからそんなの持ち出したんだ(;´Д`)

ちなみに、4/26の世界卓球延長でアニメ番組が録画できなかったって事は、「いぬかみっ!(#04)」か「.hack//Roots(#04)」って事ですよ。

うーん、そこまでムキになるような…いや、まぁ好みは人それぞれだが。


なんにしても人骨はなぁ。

親のものか祖父母のものか知らんけど、無茶しやがるなぁ。

[アニメ] いぬかみっ!#06「ぴったりともはねっ!」

・というわけで、既知外くんのおかげでにわかに有名になった「いぬかみ!」。もし報道が一日早ければきっといつもより視聴率上がったんだろうなぁ。

・ムジナが物と物を結合する能力を持ってるとは知らんかった。そして、下剤を飲まされた啓太と、ともはねがくっついて無理やり一緒にトイレに。とか、せんだん、たゆね、フラノとお約束のえっちぃポーズでくっついた仮名史郎がさらに啓太と尻同士でくっついたままやはりトイレに。といった久々の下品系話。ネタ的には1話2話に負けてないと思うのだが、作画の大崩壊と全く意味不明で冗長な演出(ともはねがカップルに「キモーイ」って言ってたシーンは本当に意味がわからない)で実に微妙な話に。っちゅーか、特にキーになる話とも思えないのにEDカットして本編に当てて尺を伸ばしているのは何故だ。その分冗長な演出をカットして、作画枚数を減らして崩壊を食い止めるべきだったんじゃないのか?

・まぁ、なんだ。報道されたのが放送の翌日で良かったな。

[雑誌] 週刊少年サンデー23号

「からくりサーカス」まさる対フェイスレス。一番盛り上がるところな訳だけど、フラレ男同士(しかも半分同一人物)がお互いを否定しあう様は、なんちゅーか大変微妙な気分にさせられる。物語の構成としては正しいんだろうけど、なんかこうワビしいっちゅーかなんちゅーか。

[雑誌] 週刊少年チャンピオン24号

「範馬刃牙」鼓膜を破る所まではいいとして、その後の髪の毛使った蝸牛切断技が凄すぎる。ミスターセカンはもう格闘漫画の登場人物じゃないよなぁ。職業殺し屋とかそんな感じ。

「ペンギン娘」さり気なくなく美翔舞っぽい人が。

「オーバードライブ魂」新連載。コロコロとかの児童向け雑誌に載ってそうな漫画だなぁ。

「みつどもえ」連載再開。でもやっぱり集中連載の文字が。内容は尿。目薬とか(;´Д`)

「番長連合」なんか既に全国制覇しちゃってるし。もうすぐ終るのか、また突拍子も無い新章が待っているのか。

「Pound for Pound」( ´゜д゜`)えーーー。いやいやいくらなんでも足ツボマッサージKOは無いから。っちゅーか、この攻撃は無しだよな。これがアリならPRIDEのリングは、指関節とかでエゲツなくも地味極まりない攻防が出てきて凄く寒い事になるぞ。

[野球] 【阪神】下柳が5回無失点で3勝目 [nikkansports.com]

勝ったのはもちろん良かったし、6回裏の浜中、鳥谷の2人で鮮やかに1点取ってるところとか、ランナーだしまくりながらしぶとく粘る下柳とか、凄まじく調子を上げてきて後光が見える(気がする)球児の素晴らしい投球とか、いいところはいっぱいあるのだけど。

ノーアウト満塁からの登板とはいえ、押し出しフォアボールを出しちゃった能見と、意味も無くノーアウト満塁を作ってしまった金澤、楽勝状態だったのにわざわざピンチを作ってしまった久保田がどうにもこうにもイマイチだったなぁ。

特に6回の金澤。同じノーアウト満塁でも5回の下柳の場合、ドン詰まりの打球が偶々いいところに連続で飛んでしまい作ったものだからしょうがないけど、あれじゃあなぁ。

今日負けなかったのはロッテの拙攻に助けられたからって感じだし、次はもうちょっと踏ん張ってくれよ。マジで。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]
絹崎 (2006/05/12 [金]  23:45)

お話にマニアックな所が無く大きな破綻も無かったので素直に感情移入してしまい、疑問を感じながらも小さき勇者たちのリレーでは泣いてしまいました。自衛隊のシミュレートが無くても登場人物の心情が丁寧に描かれてあるので現実感も充分に有り、脚本の力の大きさを改めて感じた映画でした。仰るとおり絵作りの面でも、初戦では体が小さいことを生かしつつ頭脳プレーを見せるトトにうならされ、第二ラウンドまで縦の動きを充分に見せるジーダスにしびれました。あえて見えている出来事だけを追っていたりカットされてしまった場面も多いそうですので、細かな疑問はノベライズなどで消えるかもしれないのですが…。

さんとお (2006/05/13 [土]  05:53)

なんだかんだ言いつつ、実は私もリレーのシーンでちょっとウルっと来た口なのですが(^^;)それにしても、あの石の意味が映画本編見ただけだと、どうもピンと来ないのは問題ある気がします。緋色真珠の正体は明かしているけど、知っているのは博士と大臣の関係者ぐらいで世間一般の人は知らないっぽいですし。なら知らないことを知っている子供達にはもう少し切っ掛けが欲しかったかなぁと。まぁ、劇中の大人たちと同じ気持ち(子供の行動が理解できない)を味わってるという事なのかもですけど。感情面で同調できたという事は、子供達には充分な理由になってるのかもしれませんし。
で、戦闘シーンに関しては、かなり満足度の高い出来でしたね。ちょっと今までに無く空間を広く使った面白いバトルだったと思います。私的にはそこだけでも満足行くっちゅーぐらいでしたっすよ。