2011/12/23 [金]
▼ [アニメ] ペルソナ4#12「It's Not Empty At All」
・ストーカーと決着つける話。
・ライブラリ出演だと知っていても、田の中さんが普通の台詞喋ってるとちょっと驚く。
・ストーカーのシャドウと対面し、対決開始、かと思いきや、何故か突然日常パートに。話を聞いていると、事件は解決したみたいな話になってて、仲間たちが徐々にバラバラになっていく様子を見るに、まぁ、精神攻撃的なものでも食らって、幻覚でも見てるんだろうなと想像はつくのだが、このパート、ゲームではどうやって処理してたんだろうな?
・それはさておき、普段感情の出方が独特で、つかみ所のない悠が、めずらしくむき出しの感情を表に出してるここのパートは、ちょっと面白かった。
・陽介じゃないが、戦線復帰した悠のペルソナ無双っぷりにはちと呆れる。少なくとも戦闘に関しては、もう仲間要らないだろう。
・事件が終わって仲間でオムライスパーティ。千枝のオムライスを笑いながら「まずい」と評す雪子の声が下衆くて笑う。
・女性陣の作った不味いオムライスを旨い旨いと食う菜々子。幻覚の中で悠の作ったわさびルーレットオムライスで当たりを引いたのも菜々子なのかもしれないと思わせる展開だが、これは味音痴というギャグなんだろうか?それとも味覚障害があるという前フリ?悠のオムライスを特に旨いと喜んでいる辺り、深刻な障害とかではなさそうか。
・事件は解決したし、クマもこっちに残るみたい、でハッピーエンドに見えるが、物語はまだ折り返し。ってことは、今後もまたなんか事件が起こるんだろうな。
▼ [アニメ] 輪るピングドラム#24「愛してる」[終]
・最終回。
・高倉三兄弟がお互いの絆を再確認。人は一人で生きるのではなく、運命の(命の)果実を分けあって生きるのだとかなんとか、なんだかんだで、運命の乗り換えに成功。冠葉と晶馬の存在と引換に今までの事はまるっとなかった事になり、陽毬と苹果は生還。めでたしめでたしで終了。
・冠葉と晶馬の存在が消えているが、陽毬は団地に置き去りにされているわけではなく、高倉家におじさんたちと一緒に暮らしている模様。不幸な出来事が無かった事になって、全部うまく収まったということなのだろうけれど、なにかこう釈然としないオチではあるなぁ。
・「自分の知りえない所で自分の知らない誰かが犠牲になったおかげで、自分の幸せが作られている」というのは、まぁ、真実だとは思うのだけれど、そういう意図で描かれてそういう結果になったわけではないだろうし、そういう話でもなかったし。
・結局、冠葉がしでかした一連のテロ行為に対して、冠葉を肯定的に描いたままで、というか、冠葉自身になんの罰も与えられていないまま終わってしまっている(冠葉は目的を達成しているし、赦されているし救われてもいる)のも、なんとなく気持ち悪い。
・うーん。
・「輪るピングドラム」は、2011年後半の話題作だった。キャッチーな映像、ギミック、小気味の良い演出、テンポの良さ、どれも素晴らしかったと思う。が、正直、内容はうーん。冠葉がただひたすら自分の身を削っていたのなら、このオチでも納得できたのだけれど、冠葉は周囲の人間を削って、周囲の人間の血を流させていたので、やっぱりこのオチには納得できない。明確なハッピーエンドになる必然性のない話だったと思うんだよな。陽毬は生き残るとしても、時籠ゆりや多蕗桂樹のような業を背負って生きていくで十分だし、でなければ、(精神的に救われても)冠葉の業を背負って共に死ぬ方がスッキリするというか。
・うーん。