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でんでん雑記ver2.0


2009/08/17 [月] 

[特撮][真剣] 侍戦隊シンケンジャー#25「夢世界」

・桃の料理ベタネタだが、どうやら料理本すら見ずに完全自己流で作っていたらしい。そもそも味覚がおかしいらしい桃がレシピ一つ見ずに作ればそりゃロクな食いもんにならんだろう。

・外道衆ユメバクラによって夢の世界に閉じ込められた桃はそこで薄皮太夫の過去(男に裏切られた太夫が、祝言に乗り込んで火をつけたらしい)を目撃。朴王路美の熱演もあって日曜朝の子供番組とも思えないドロドロっぷりだのう。

・かと思えば、同じく夢に閉じ込められた金は自身の屋台がミシュランで三ツ星を獲得した夢で大はしゃぎ。重い女性陣とは対照的に明るく軽いノリで日曜朝っぽい雰囲気を維持。戦隊的にはこーゆーバランスのとり方は重要だよね。

・太夫vs桃黄、ユメバクラvs青緑、十臓vs赤金と3手に分断されつつ、戦闘継続したまま次回にヒキ。vs太夫やvs十臓がドラマ的に盛り上がっているのに対し、青緑が薄いこと。雑魚扱いすぎる(;´Д`)

[アニメ] 真マジンガー#20「遺恨!くろがね屋の一番長い日 中編」

・vsエネルガーZ。初撃で躊躇無く剣蔵を蹴り殺しにかかる甲児が鬼すぎる。

・女将が漫画版の美紀ちゃんの物真似してた。が、演出としてあそこで使うべき演出なのかどうかは疑問。絵を使うためだけの演出だったように見えるのう。

・ゼウスの腕=ジャパニウム鉱石、というのは前回までで予想できたが、それとは別にちゃんと富士の地下にもジャパニウムが存在するらしいというのはちと意外。そのジャパニウムは何由来なんだ?日本には別の神の遺体があったってことか?それとも、ジャパニウム=神の遺体、というわけではなく、死後何らかの理由で腕がジャパニウムに変質したってこと?光子力を浴び続けるとジャパニウムになるとかそんな理由で。だとしても、富士山の地下には何が原因で光子力が溜まったんだ?って話だけど。

・剣蔵がつばさに殺されたのはゼウスの腕を発見した直後っぽい。ここで剣蔵が死ぬということは、この時点で既に最低でも甲児は生まれており、シローも生まれているか妊娠しているってことだろうか?シローと甲児はそこそこ年齢が離れていると思うのだが、となると、バードス島に調査に入ってから何年もたってるってこと?なんか変じゃね?

シンケン/大ショッカー/サマーウォーズ観てきた。
以下、ネタバレもあり。

[映画] 侍戦隊シンケンジャー銀幕版 天下分け目の戦

面白かった。

尺が短く、テレビシリーズの前後編で前編を飛ばして後編から始まったみたいな強引極まりない映画だったのだけど、その分余計なストーリーが一切無く、ずーっと戦ってて非常にスッキリしてていい。

騎乗したままナナシ連中に突っ込むシンケンジャーがとてもカッコイイ。

スーパーシンケンレッドも陣羽織が赤になってまとまりが良くなっててカッコイイ。

[映画] 劇場版仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー

つまらない。

いや、仮面ライダー勢ぞろいの絵面は豪勢だし、一生懸命声真似してる声優さん達の頑張りも許せるレベルなんだけど。

これがお祭りだとすると、アクション分が足りない。

関西では既に2週にわたって放送の遅延が発生しているので、実際のところはどうなのかわからないが、もしこれが仮面ライダーディケイドの物語の真相だとするとあまりにもショボイ。

もやしの妹唐突過ぎ。

もやしのキャラのブレっぷりが異常。

鳴滝は結局なんなん?

せっかくシャドームーンなのにBLACKの目だって無さも異常。

死神博士と地獄大使の変身の際の駄洒落が不要すぎ。仮面ノリダーかっつの。

ブイスリャーって言うな。

関智一には悪いけど、アマゾンは技名叫んじゃダメだ。むしろ「大切断」も言わない方がいい。ずっと「ケケー!」とか言ってればいいのに。

Gacktの変身シーンをなぜ入れなかった。ライダーマンを知らない人にはGackt(結城丈二)がライダーマンだってわかんないだろ。

ライダーマン、ストロンガー、ZX、シン、ZO、アギト、龍騎の出番が少ないにも程がある。

ブレイドとキバも武器に変えられるだけだし。

賀集利樹が唐突過ぎ。賀集が出られるのなら劇中でもう少しアギトにウェイト乗せとけよ。あまりにも唐突すぎてエンドロール見るまで「さっきの何だ?」って感じだったわ。


とまぁ、文句ばっかりもアレなので

以下、ちょっと良かったところ。

死神博士と地獄大使の演技。大杉漣ももちろんだが、普段抑え気味だからか石橋蓮司の生き生きとした悪役っぷりがとても素敵だった。

仮面ライダーWのやっつけっぷり。余りにも酷くて、逆に笑えた。あれこそまさに「通りすがりの仮面ライダー」だろ。

ショッカー戦闘員ミサイル。露骨に狙ってきているので微妙なんだけど、映画全体を思い出してみると、あそこはやっぱり見所だったと思う。


まぁ、正直、残念な感じ。勢ぞろいの絵面だけは実にいい感じだったので、尚の事な。

もうシンケンみたいにストーリーなんか冒頭のナレーションで説明して、ずっと戦ってる映画にすればよかったのにな。

例えばTV本編で、大ショッカー本部に乗り込むぜ、で次回にヒキ、次の回の頭で激闘の後、真のボス敵が現れ、最期の決戦が始まる、というところから初めて、映画はその間の戦闘を細かく描写する(中ボスのキングダークを倒すところまでを描く)とか。

なんちゅーか、残念。

[映画] サマーウォーズ

面白かった。

美しい美術、細かい芝居、時かけには無かった派手なアクションで、映像面での見応え十分。

時かけに比べるとらしい演出が減ってたけど、堅実な画作りもやっぱり上手い。

軍事や電車の運行に関わるようなクリティカルな権限をもつアカウントが一般のネットに流れていたり(一般のネットから直接アクセスできてしまったり)、既に大気圏に突入して落下している人工衛星をギリで軌道修正できてしまったり、ツッコミどころは山のようにあるが、まぁ、映画の本質とはあんまり関係ないので良し。

その他の部分が酷ければもちろん叩く部分だとは思うけど。

テレビの番宣では、家族(旧来のネットワーク)vsOZ(デジタルのネットワーク)的な煽られ方をしているが、実際はそうでもなく、デジタルネットを介して世界中の人と結束して事態の収集にあたっていたりするのは好印象。

「特に軍事用に開発されたわけではないが、軍事にも転用可能な技術」を開発しただけで悪者扱いされる侘助の扱いが不満。一応、ラストでチラッと「侘助は悪くないよ。悪いのは米軍だよ。」というニュースが流れてはいるが、栄とは和解出来ず終いだったわけで。そこは、最期の晩の花札のシーンで同じように技術者寄りの健二と語り合って欲しかったような気もしなくもない。まぁ、現実はそうそう甘いものでもないとは思うけど。

アクションシーンのキレは非常にいいのだけど、キャラをカッチリ描いてあって西田達三らしい味に薄かったような気がするのは残念。もっと自由に描いて欲しかったのう。いや、アレでも十分すぎるほど格好よかったけど。


と、それはさておき。


この映画、無茶苦茶混んでて驚いた。

時かけの時と違ってデカイ劇場でやってるのに満席で、入場に軽く5〜6分かかった。

なんでだろう?

時かけが俺の想像以上に世間に受けてた?

それとも日テレが押しまくってたから?ジブリの後釜に細田守を考えてるのかね?

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]
谷川 (2009/08/18 [火]  03:43)

自分も今日見てきました、賀集とてつをはギリギリで出演決まったらしくて本編変更する余裕ないからああなったみたいです。
まあディケイドらしいというか…いろいろ勿体ないですね。
Wが(サービスとはいえ)えらいカッコよくて楽しみになってしまいました。

さんとお (2009/08/19 [水]  00:02)

なるほど。ってゆーか、出せばいいってもんでもないでしょうに、本編変更できないならオファーなんかしなきゃいいのになぁ。
その辺の行き当たりばったり感が実に今のディケイドっぽいですね(;´Д`)
Wですが、お約束どおり動いているといい感じですね。
シンプルなデザインと色分けのせいか、異常にスマートで非常にプロポーションがよく見えました。
ゴテゴテしたディケイドやデブのライジングアルティメットと比べて観てしまったからかもしれませんが。
マフラーがあったり無かったりしたように見えたんですが、サイクロンジョーカーの時にしかついてないのかなぁ?
なんにしても、楽しみですね。

絹崎 (2009/08/19 [水]  07:11)

あれでテレビより短いのかと驚く銀幕版に比べて、テレビの一話を越えていない劇場版はしょぼ過ぎで、一緒に見たS君も「妹はいらん」旨を指摘していました。劇場によって違いは有りましたが立体映像も『ボルト』などに比べると目が疲れる物でした。話に集中できる分、銀幕版は非立体で観たほうが面白かったです。
『サマーウォーズ』は初日で観たのですが、初回を観るつもりで出かけたら昼過ぎの回まで売り切れでした。宣伝のせいもあるとは思いますが、作家性を抑えて家族アクションという方向を打ち出したのが良かったのではないでしょうか。

さんとお (2009/08/20 [木]  01:28)

侍戦隊は良かったですよねぇ。映画の趣旨をよく理解して、方向性を絞り込んで非常に上手く作ってあったと思います。それに比べてもう片方は散漫で無駄が多すぎた感が否めません。ヒーローショーとか作るつもりでやりゃ良かったのになぁ。
サマーウォーズはそうですね、細田守らしい演出や細田監督の映画に良く参加してるクセの強い原画家の作画のクセが薄かったので、そういうの期待してた部分は裏切られたのですが、そういう部分をあえて抑えて広く受け入れられるものになってると思います。それでもジブリの近作に比べると私でも十二分に楽しる作品でしたので、もし今後ジブリの後釜的ポジションで細田映画が夏の定番になったらそれはそれでいいな、とも思います。もちろん、たまにはクセの強いのも観たいですけどね。