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でんでん雑記ver2.0


2012/08/29 [水] 

[野球] 【阪神】新井良勝ち越し弾「たまたま」 [nikkansports.com]

上本と大和と良太が打ったので気分がイイね。

大和が左右に内野に3安打、上本がレフト線タイムリー2塁打、良太がHRと、それぞれ持ち味を出してたのもイイ。

特に相手が右投手に代わっても珍しく大和に代打が出ず、大和もちゃんと結果を出したのが最高。

だから左右になんぞこだわらずに使えと。

第一、仮に大和が右投手を苦手にしているとして

右投手が打てないままだと今後の大和の未来がないだろ。

とっくの昔に消化試合に入ってんだから、せっかくの機会に大和の育成をしとけ。

あと、同じ理由で今成も使え。

経験不足や投手との意思疎通不足を理由に使わないとかアホか。試合に出なきゃ経験もクソもないだろ。

とにかく実戦に勝る練習はないんだから、どんどん使っていけ。


あいかわらず戦国コレクションはめちゃくちゃ面白い。びっくりするぐらい毎回面白い。すげえなぁ。

[アニメ] 戦国コレクション#18「 Four Leaves」/#19「Vengeful Fang-IS」/#20「Vengeful Fang-OS」/#21「Cavalry Queen」

・#18。大谷吉継回。凄くしっとりした内容で、油彩タッチの背景や、吉継やゲストのエンジェルの声の演技も雰囲気にバッチリマッチして大変素晴らしく、実に泣かす。戦コレすげえわ。

・缶詰工場で働いている大谷吉継からスタート。開始早々独特のタッチの背景から、薄暗く救いの無さそ気な空気が漂っている。

・高圧的な上司にこき使われ、黙々と作業に勤しむ吉継は、工員の中からも浮いているらしく、作業終了後、皆が憂さ晴らしに向かうボーリングにも誘ってもらえない。帰り際、声をかけられた際に、誘ってもらえるのではと一瞬期待した風の吉継が実に痛々しい。

・帰り道、いつもは売り切れていて買えない白パンを発見した吉継だが、割り込んできたオバハンに買われてしまい、結局黒パンを購入。その後、公園に立ち寄り、一人黙々と四つ葉のクローバーを探すも発見できず、暗くなって一人アパートに戻るが、郵便受けはいつも空。一人夕食を作り、猫を相手に「ボーリングに行きたかっったけど、困った顔されちゃうといけないから言えなかった」などと今日の出来事を報告して、本を読みながら眠りにつく。

・。・゜・(ノД`)・゜・。

・夢のなかで「幸運」について語るエンジェルに出会った吉継。工場に向かう前に再び公園に立ち寄ってみると、今度はあっさり四つ葉のクローバーを発見。上機嫌で作業に励むのだが、うっかりミスで工場のラインを止めてしまい、上司からこっ酷く怒られてしまう。

・今日こそは皆とボーリングに行きたいと言おうと思っていた吉継だが、怒られている間にみなは先に帰ってしまい言えず終い。おまけに帰り際、降り始めた雨に打たれてしまい、浮かれた気分は全て台無しに。

・。・゜・(ノД`)・゜・。

・結局、自分には幸運なんてこないのだと諦念した吉継は、最後に(夢のなかで)自分に幸運の存在を語ったエンジェルに、自分の現状を語った手紙を送り、以後、一切の希望を持たずに生きようと決意するのだが、そんなある日、誰にも届くはずのなかったエンジェル宛の手紙の返事が返送されてくる。

・幸運に見放されたと語る吉継の手紙を見たエンジェルは、人生万事塞翁が馬的な事を語った返事をよこし、これをきっかけにふたりの文通がスタート。この文通を通じて吉継は人生を前向きに捉えることが出来るようになる。あくまで気分的な問題であり、吉継を取り巻く環境は(文通相手ができた事以外)何も変わってはいないのだけれど。

・幾度かの文通の後、お金を貯めて直接エンジェルに会いに行こうとする吉継だが、出かけに急病の老婆に遭遇。飛行機のチケットの売り場への到着が大幅に遅れた挙句、せっかく貯めたお金を落として(あるいはスられて?)無くしてしまい、エンジェルのもとに行く事ができなくなってしまう。

・そのことを手紙で報告した吉継だが、それ以来エンジェルからの手紙が途絶えてしまう。ただひたすらに手紙を待ち続け、待ちきれなくなって荒れる吉継がとにかく痛々しい。

・吉継が我慢しきれなくなった頃、エンジェルから書留で航空券が送られてくる。喜び勇んでエンジェルのもとに向かう吉継。「ヘブンズヒル」という地名から、天国のような丘を想像していた吉継だが、たどり着いたそこはスラム街の一角。そして、部屋にたどり着いた吉継を待っていたのは、エンジェルの訃報だった。

・。・゜・(ノД`)・゜・。

・エンジェルは吉継からの手紙をもらった後、必死になって働いて航空券代を捻出したのだが、その際の過労が祟って亡くなってしまったのだそうな。…なんて救いのない話なんだ。

・部屋に残されていた手紙によると、吉継から最初の手紙が届いた日、実は、エンジェルは自殺を図ろうとしていたのだが、吉継の手紙を読む内、これは返事を書かなければと思い立ち、以後、文通を通して吉継を励ましながら、その実自分が吉継の存在に励まされていたのだとか。

・偶然の幸運で知り合った二人がお互いがお互いの存在に励まされて幸せな友人関係を築けていたのは間違いないのだけれど、なんというか、救いのない話だなぁ。

・予告の最後に吉継が「(次の話が)幸せなお話だといいなぁ」といって締めるのがまた泣かす。


・#19。明智光秀回その1。明智なのに犬神家とはこれ如何に。

・現代に飛ばされてきて記憶喪失になっている明智光秀を発見する森蘭丸からスタート。

・ところがCM開け、いつの間にか明智は名の通った探偵に。蘭丸はキバヤシ(森を木と林にに分けて木林?)という名の助手として活動しているらしい。一体何がどうなった。

・田舎を通りかかった明智は偶然「不如帰殺子」という女性の首なしかつ全裸遺体が発見された現場に立ち会うことに。

・全裸はさておき、首無し死体なのに、なぜ発見者は「ひと目で殺子と分かった」んだろう。

・殺子殺害犯の容疑者として警部に呼び出されるハザマオケミ。どう見ても今川義元だ。声も清水愛だし。

・不如帰殺子の妹、不如帰鳴子は秀吉、不如帰待子は家康の姿と声をしている。漠然とそうでないかとは思っていたが、殺子ってやっぱり信長のことなのか。じゃあ犯人は明智なんじゃないのか。

・と、それはさておき。

・ヨヨヨヨヨとわざとらしく悲しむ鳴子と待子が可笑しい。

・スケキヨマスクをつけて事件現場をうろつく謎の怪人モリランティー教授登場。あれ?こっちが森蘭丸なの?じゃあキバヤシって?

・次に殺子殺害の容疑者としてしょっぴかれてくるのはムラクモマツオ(松永久秀)。役柄はこちらでも詐欺師なのだが、名前のせいか何故か男(ニューハーフ)にされている。そりゃあんまりだ。

・もともと。殺子をゆすっていたことで容疑者にされたムラクモマツオだが、実はマツオがゆすっていたのは殺子ではなく鳴子である頃が判明。動機がなくなったことと、殺子の死亡推定時間に鳴子をゆすっていたことが判明して容疑は晴れることに。

・ちなみに、鳴子がゆすられていたネタは、鳴子が前当主の血を引いておらず、母親が他の男と通じてできた不義の子であるという事実。これは秀吉の家柄の事をいってんのかね?

・ちなみに待子のアリバイは、事件発生当時、鯛の天ぷらを食って食中毒を起こしていたというもの。こちらは家康の死因?

・首無し死体と覆面の怪人という線から、モリランティーの正体が殺子だと踏んだ明智は、モリランティーを追い詰めて覆面を剥ぐのだが、中から現れたのはキバヤシ。

・追い詰めたはずが逆にモリランティー&キバヤシに追い詰められる明智。殺子殺害の犯人は(当然だが)明智。殺子の死体はやはり首なしではなく、明智が死体を首なしと認識していたのは、自分がとても大切な人を殺したのだという事実から目を背けていたためだということが判明。

・すべての種が割れた後、出演者が揃ってカーテンコール。悲壮な顔で最後のセリフを叫ぶ明智だが、内容は劇場内から湧き上がる拍手にかき消されてしまう。

・もちろん一連の話は明智光秀の見ていた夢。叫んだことをきっかけに長い悪夢から目覚めた光秀は、すべての記憶を取り戻し、次回に続く。

・と、それはさておき、悪夢のラストのカーテンコールで満足気な顔で花束を受け取ってる秀吉と家康が大変可愛い。

・予告編でのラストで蘭丸(松嵜麗)が唐突にイェイ!とか言ってるのだが、これはあれか、サンシャインネタなのか。戦コレで中の人ネタは珍しいな。


・#20。明智光秀回その2。光秀はいかにして信長を殺害するに至ったのか。という話。

・前回ラストから引き継いだアバンからスタート。

・記憶を取り戻した光秀は、自分の所業にビビってアテもなく夜の街を逃走。光秀を保護していた蘭丸が何処かに消えた捜索していると、そこに信長が登場。蘭丸と合流することに。

・記憶を取り戻した光秀の回想。かつて戦国世界で信長が有力武将を招いて開いた酒宴の席を取り仕切る光秀だが、宴が軌道に乗ると見るや退席。「戦国武将なら持ってる」秘宝を持ってないことがコンプレックスになっており、一流の武将が集う会食に交じることに引け目を感じているらしい。

・この酒宴でものすごく久しぶりに登場した兼続だが、顎は健在。一人だけやけに浮きまくっている。

・どうやら秘宝ってのは、武将の持つ夢や野望、業や器なんかを具現化したようなものらしく、いつまでたっても光秀が秘宝を持てない光秀はそのことが大層なコンプレックスになっているのだが、信長はそのことを知っていながら、つい口喧嘩の際にそのことを持ち出し罵倒してしまう。

・信長との喧嘩で落ち込んだ光秀を慰める利休。利休はちょくちょく出てきては、常に良いポジションに居るな。

・光秀と同じく秘宝を持っていなかった筈の秀吉だが、立て続けに手柄を立てて才能を開花。信長にも匹敵するほどの大きな秘宝をその身に宿すことに成功する。

・飛ぶ鳥を落とす勢いで成長し、信長の寵愛を受ける秀吉に嫉妬を募らせた光秀は、禍々しい力を秘めた秘宝を生み出すことに。日々成長する秘宝を抱えながらも信長に尽くす光秀だが、天下統一を目前に、自分が任されるはずだった大一番の遠征軍の総大将に秀吉が任命されたことで秘宝が暴走。自分に振り向いてくれないのならと信長殺害を実行に移してしまう。

・女体化戦国モノでは光秀が秀吉に嫉妬する流れは必須なんだろうか。

・ちなみに光秀は知らないことなのだが、信長が総大将を秀吉にしたのは、実は信長は大願成就を前にして若干弱気になっており、一番親しい光秀にそばに居て欲しかったからなんだそうな。ツンデレで死にかけてりゃ世話ないな。

・回想終了。現代をさまよう光秀は利休に保護され、信長が生きている事を知らされる。

・そんな利休の家に信長登場。どうやら信長は秘宝の在り処を嗅ぎつける能力があるらしく、無いと言いはる利休を押しのけ家に上がり込むと、光秀と再会。信長殺害の負い目がある光秀は、おとなしく信長に秘宝を差し出そうとするのだが、秘宝を渡せば信長が戦国世界に帰ってしまう→二度と会えなくなると思い至った光秀は途中で秘宝の譲渡を拒否。そのまま夜の街に逃走してしまう。

・光秀を追おうとする信長を体を張って静止する利休。いい役回りだのう。いや、初登場した時はなんか意味の分からない問答を仕掛けてくる変なキャラだったけど。

・今回の次回予告の締めはダジャレ→ナンチテ。中の人過ぎて欠片も光秀じゃなかった。


・#21。武田信玄回はまさかのSFバディもの。信玄と相方のフサードの軽妙なやり取りが大変楽しい。この番組の単発回は他のそんなのばっかりだけど1話で使い捨てるのがもったいないキャラだのう。

・なぜか宇宙ステーション内で目覚める信玄からスタート。現在、そのステーションのメインコンピュータが暴走を開始しており、軍事衛星を操って祖国であるところのロシアらしき国を攻撃しようとしているらしい。

・地上から手のうちようがなくなったロシアは、突如宇宙ステーションに出現した戦国武将(その存在は知ってるらしい)の信玄に暴走した人工知能の破壊を依頼。信玄はステーションに残されていた旧式サポートドロイドの「フサード29」とコンビを組み、人工知能「ヴィスナー9000」の破壊に向かうことに。

・信玄の相棒になるフサード29は、見た目は電子ポット以外の何物でもないのだが、ボディの色味や前面にあるランプや元相棒の名前(ミハイル)はナイトライダーを、声や軽妙な会話などはゲデヒトニスを思い起こさせる中々の良キャラ。

・信玄が敵の警備ロボを「武田流柔術 風の奥義」で叩き壊す戦闘シーンの動きがステキ。

・ロシア人スタッフやフサードの話からあっさり科学(SF)知識を得たり、初めて見たAK74をあっさり使いこなしたり、信玄の適応力の高さが凄まじい。

・「林の奥義」の意味不明っぷりと、そのことを話すフサードとの軽い会話が可笑しい。

・ステーションで拾った火炎放射器を使って「火の奥義」とか言い出す信玄が可笑しい。実のところ今までの奥義も唯の思いつきで喋ってたのかもしれない。

・力押しで進む信玄だが、想像以上の敵の数に押されてエアロックに退避。そこにあった船外作業用の作業ポッドに乗って一旦ステーション外に出ることに。これはなんの勝算もない信玄の直感に従った思いつきの作戦なのだが、ロボットのフサードがこの提案に「(理屈で考えれば賛同しかねるが、同時に)心躍るものがあります」と語るのが凄くツボに来る。いいなぁフサード。

・作業ポッドで船外に脱出する際、ハッチを開くタイミングを合わせて敵ガードロイドを空気と一緒に一気に船外に放り出すことに成功する信玄。ついさっき真空というものの存在を知ったところなのに、「ハッチを開けると空気が吸い出される」ということを理解しているのか。

・ステーションのコンピュータが敵なので、自動制御される居る愚痴は全て使えず、唯一存在する手動ハッチは小さすぎて作業艇のままでは侵入できない。ならばということで、「15秒ぐらいなら生きていられる」という情報を信じて一か八か生身で真空に飛び出し、ハッチ内部に侵入しようとする信玄。ここまで飄々とした態度をとっていた信玄が、やはり口では軽いノリを保ちつつ、その実手が震えていたり、その震えを抑えこんで毅然と実行に移す様が実にイイね。

・信玄達がポッドから宇宙空間に飛び出した直後から無音になる演出もイイね。

・自分の持つ攻撃衛星を使えば天下統一も容易いと、信玄を懐柔しようとするヴィスナー9000だが、信玄はこの提案を「あなたの話にはトキメキがない」とあっさり却下。ヴィスナーを破壊し、フサードとともに地球に降下。フサードの元相棒であるミハイルの好物であり、祖国で流行らせるという野望を抱くも成し得なかった手羽先の普及を目指し、「武田手羽軍団」という名の手羽先チェーン店を始めることに。で、終了。次回に続く。