2010/06/21 [月]
▼ [雑誌] 週刊少年ジャンプ29号
「バクマン」新人のアシスタント。美大落ちたとか言ってる方が商業主義を肯定してるのがちょっと面白い。つか、今時は裾野が異常に広いので、芸術を目指したいならそういう場でチャレンジすれば良いわけで、ジャンプで「(読者のニーズを考えない)芸術的な自己表現」は難しいと思うな。まぁ表現したい事も千差万別だろうし、この漫画で言うところの「王道」を表現したい人(自分と読者のニーズが一致している人)にとってはジャンプがもっとも適した場になるだろうけど。
「マインズ」村田雄介の読み切り。相変わらず抜群に絵が上手い。けど、前に載った読み切りもそうだったけど、基本的に登場人物に華がなく、ジャンル的にも話の内容的にも地味な印象を拭えない。バクマンの話にも通じるけど、もう少し媚た方がいいんじゃないだろうかという気がするね。
「いぬまるだしっ」今のご時世を考えるにオチがえらく重い。胸をえぐられるような重さだ。早く世の中の景気がよくなるといいな。
「四ツ谷先輩の怪談」この漫画、始まってからずっと「雰囲気出てるし考えられてるし絵もうまいし良くできてる漫画だなぁ」と思っていたが、校長のキャラクタにはなんだかガッカリ。同じことを立場の違うキャラクタ(生徒とか)がやったり、校長がもっと以前から違うキャラ立てしてたのならそうでもなかっただろうけど。ちょっと展開を急いだ感じもあるし、ちょっとマキが入っているのかもしれないなぁ。残念。