2011/03/26 [土]
▼ [キュア] 映画プリキュアオールスターズDX3のすべて
BS11で放送されたのを観た。
毎年恒例ではあるが、これを観るとテンション上がって映画館行きたくなるわけだけれど
夏まで我慢我慢。
…今年も例年通り夏に出ればいいけどなぁ。
▼ [キュア] 映画ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショーですか…!?
先週には届いていたのだけれど、ようやく見た。
日常からバトルからギャグからシリアスから色々てんこ盛りで、とても本編70分とは思えない充実した内容になっていおり、なおかつ、オリヴィエを慰めるシーンでプリキュア4人のキャラを被せて、それぞれのキャラを立たせていたり、男爵とオリヴィエの関係を盛り込んだりしながら、すっきりと綺麗にまとまっており、完成度が非常に高い。
文句なしに面白い映画だと思う。
が、その反面、台詞や回想シーンの凝った演出など、あまり噛み砕いていない技法を多用しているので、内容の良さがメインターゲットには届きにくい映画のような気もする。
まぁ、幼児はストーリーを理解できなくても、ギャグシーンや戦闘シーン、キャラクタの声や表情から伝わる心情に感情移入できるような気もしなくもないのだけれど。
以下雑感。
・冒頭からイチャイチャしてるつぼえり可愛い。
・「花の都」というからには街中花満開に違いないと思い込んでるつぼみがアホ可愛い。
・TVシリーズで期間限定だったシャイニング・フォルテッシモが出てくるのはイイ感じ。
・街中でプリキュアとデザトリアンがドンパチやっているのに、直後に男爵が時間を止めた際、一般市民が普通に談笑した状態で固まってるのは何故なんだぜ?
・頑なに心を開かないオリヴィエにヌルッと近づいて、ちゃっかり入り込んでるえりかが流石だ。ここに限らず、今作のえりかは潤滑油として実にいい仕事をしている。
・少年の名前「ルー・ガルー」が男爵の付けたあだ名であり、「狼男」という意味だと聞いたつぼみが、少年の心の花である金木犀から「オリヴィエ」という新しいあだ名を付けるシーンが中々イイ感じ。
・オリヴィエにべったりのつぼみは、まるで親バカ状態。そんなつぼみを妙に冷静に俯瞰して眺めるえりかはお祖母ちゃんのようだ。
・つぼみ達の輪に入ってもどこか固く、素直に笑えないオリヴィエに、いつものテンションで「楽しい時は素直に笑ってもいいのよ」とかいうゆりに吹く。おまえが言うな。
・笑顔に悩んで逃げたオリヴィエの前で3匹ならんでキュアフルミックスを飲むシプコフポプリが大変可笑しい。味をだしてるなぁ。
・オリヴィエの逃亡シーンに始まって、デザトリアンvsプリキュア、男爵vsムーンライト、男爵vsオリヴィエ等、アクション描写は大変充実している。中盤以降のバトル中のセリフの応酬も大変熱いのだけれど、幼児に理解力を要求しすぎてる気がしなくもない。まぁ、理解できなくてもいいぐらいのスタンスなのかもしれないが。
・初代プリキュア・キュアアンジェ。プリキュアらしさが全くないデザインではあるが、心の大樹は人間の心の集合体的なものなので、その時代時代でプリキュアの衣装にも流行り廃りがあるのかもしれない。
・ってゆーか、最初にキュアアンジェが映るシーンで背景に居る歴代プリキュアが中々カオス。偽ブロッサムみたいなのがいたり、着物っぽいのがいたり、セーラー風に鉢巻きがいたり、ダーティペア的なのがいたり。全体的に雑なのは、仕方がないか。
・TVシリーズの砂漠の使徒はデューン以外全員地球人だったが、男爵はデューンと同じような純粋な砂漠の使徒なんだろうかね?ってか、そもそも「砂漠の使徒」自体どこの何者なのか判らず仕舞いだったし、プリキュアの対になる存在だというのなら、デューンやサラマンダーも元は普通の地球人なのかもしれないか。
・コッペさま美味しい。美味しいコッペさま。
・オーケストラさんはタイミング的に映画が初出なのだけれど、撲殺に失敗してるんだな。拳の鋲も見えてないし。だからTVでやったときに話題になったのか。
・ミラクルライトを使うタイミングが若干解りにくい。妖精に「ミラクルライトで応援して下さいです」と言わせて良かったと思うのだが。
・最後はプリキュアに敗れた男爵がオリヴィエと共に旅立つ、で修了。この終わり方なのに、早速DX3で悪役として再登場するのか。まぁ、そんなこと言い出したら、トイマジンもどうなんだって話か。
・ED。五線譜の前で並ぶつぼえり達。「お菓子の国の」の後のプリキュアがスイーツ王国がらみのフレッシュだったように、スイートの前振りだったりするのだろうか。
うむ、やっぱりハートキャッチはいいなぁ。