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でんでん雑記ver2.0


2011/02/24 [木] 

「あしたのジョー」見てきた。最近の漫画実写化はレベル高ぇわ。

[雑誌] 週刊少年チャンピオン13号

「バチバチ」鯉太郎のもうひとつの武器は「握力」と判明。ぶちかましの方も諦めたわけではなく、体ができるまで保留みたいな感じになってるのがイイね。

「イカ娘」アニメ2期決定。そりゃあんだけ話題になればなぁ。そしてよっちゃんイカとのコラボ企画もスタート。順調に侵略が進んでいるなぁ。この調子だといずれ土日の朝アニメ(4クール作品)とかになっても不思議じゃないんじゃなイカ?あとソフビのイカちゃん可愛い。

漫画本編。お金を貯めるプロセスにイカちゃんの努力があったほうが良かったような気がする。

「範馬刃牙」悔しいが「いただきます」の会釈をする勇次郎が面白い。電車の中でニヤケてしまったじゃないか。

「囚人リク」リクが意外と冷静な物の考え方をしているのにちょっと吃驚した。そして冷静な考えを通せない王道主人公っぷりに安心。

「ましのの」八谷美幸の集中連載。前回登場の読み切り程ではないものの、相変わらずの斜め上展開とオチ。最後の「ゆるゆるパンツはもうコリゴリ☆」(てへっ)になんともいえないパワーを感じる。こういうネタを照れたり斜に構えたりせず、ストレートにズバッとやれるパワーがこの人の持ち味なのだろう。どんどんこのノリで押していってもらいたいところ。

「モメンタム」コマが多く、絵も細々している上に、枠線が太くて余白が少ないためか、全体的に息苦しい感じがする漫画だけれど、それゆえに主人公の見せ場のダンクシーンの開放感と爽快感が大変イイ感じ。褒めてるんだか貶してるんだかって感じだけど、イイ感じ。

「シュガーレス」キリオの本気がカッコ良すぎる。これぞ細川雅巳の真骨頂だなぁ。

「ケルベロス」ダンナは冬子先生の目で物見てるのかっつーか、目潰しされると効くのか。案外と純粋な戦闘能力では人間を依代に使ったほうが弱くなったりしてそうだな。つか、目をゴシゴシやってる姿が可愛すぎた。と、それはさておき、流石は景って感じの爽やかな立ち直りっぷりが気持ちいい。友恵の男前っぷりもいい。雪房のなんともいえない不安げな表情や、変身後の一変した強気の表情もイイね。雪房も大概可愛いなぁ。

「スーパーバイトJ」主任かっけー。そして神様可愛い。

「キガタガキタ」表紙の絵と台詞のギャップが。

「さらし首3人衆」山下勲の復活集中連載。真ん中のデブ(罪状:パンダ喰い)がリストラされて、女子(罪状:人喰い)に変更。一刀斎がとなりの女子に全く反応してないのは、胴体が無いからなのか、実は男の娘とかいうオチなのか。

[漫画] ハナコ@ラバトリー(1) [原作]施川ユウキ[作画]秋★枝/ジャイブ/CR COMICS

amazonではずーっと売り切れで、さっぱり発送されなかった本。

梅田の本屋に行ったら普通においてあったので購入。


ヒロインの「トイレの花子さん」が本人の意志とは無関係に様々な場所(トイレ限定)に現れて、そこで出会う人々と交流する話。

原作が施川ユウキなので、会話の掛け合いのテイストや文字ネタなどは多分に施川テイストが現れているが、絵のテイスト(絵柄もそうだし、表情のだし方なども含めて全てのテイスト)とコマ割り等のテンポの取り方が全く違うので、読み味は随分変わっている。

しかし、施川絵でしか表現できない味が失われているかわりに、施川絵では表現できない領域にも踏み込んでいて、表現の幅は確実に広がっており、面白い。

週チャン復帰もこの手法なら早いような気がするなぁ。「俺はまた週チャンで〜」の医療漫画は原作をやる方がさらに無理っぽいという話だったけど、あれ面白そうだったし、なんとかやってもらえないもんかのう。

[映画] あしたのジョー

面白かった。というか、凄かった。

何が凄いって役者の体が凄い。

おかげで画の説得力が凄い。

劇場の大スクリーンで観るジョーと力石の存在感が半端ない。

つか、力石が凄い。痩せ気味で筋肉質で手足が長く、胴が薄い。イメージ通りすぎる。よくあんな体格の役者が居たなと感心することうけあい。

さらにパンフ読んだら「計量シーンはCGではない」と書かれていて驚愕。

画面で見た時も驚愕したけど、ガチであの体を作ったと聞くともう本当にごめんなさいと意味もなく謝りたくなる。

役者すげえな。

と、まぁ。

正直、主役ふたりの存在感だけで、もうお腹いっぱいになれる。

そんな映画だった。いや満足満足。

ちなみに

そこだけの映画かといえば、そうでもなく。

背景や世界観の作り込みが丁寧。これまた画の説得力が高い。

おかげで、原作通りとはいえスチルで見るとコントの仮装にしか見えない段平が、しばらく見てるうちに違和感なく見れるようになる。

映画の内容自体も基本的に原作やアニメをリスペクトしていて、世界観を大事にしている印象。

ちょっとだけ気になったのは、ジョーの「お調子者」的な面が殆ど描かれていなかった(ロープを飛び越えたり、試合前に腕を回したり、ノーガード戦法なんかはお調子者的ではあるけれど、おどけた様子があまりなかった)ことと

白木のお嬢さんの追加エピソードが蛇足だと感じざるを得ないあたり。

しかしまぁ、実写映画化されると普通はもう少しラブロマンス成分をゴリ押ししてくるものなので、逆にあの程度で済んだのはよく頑張っていると言えると思う。


あと、これは、映画の問題というより映画の尺と原作の展開の問題なのだけれど、ちょっと駆け足気味(ダイジェスト風味)で「あしたのジョー」を全く知らない人には微妙な展開(時間)が多めだったかもしれない。

そして、この映画のクライマックスはもちろん力石が死ぬ場面なのだけれど、そこでスパッと終われないのもまた辛い。

力石の死亡で一番盛り上がっているのだけれど、そこでスパッと終わるとただ後味が悪い作品になってしまうし、どうしてもそこから先ジョーが前を向くまでを描かなければならないのだと思うけれど、ここが微妙に長くてクライマックスの盛り上がりを維持できない。

かといって短すぎると悲劇の重さが感じられなくなってしまうし、ここはとても難しい部分だとは思うのだけれど。


あれ?

またなんかダメ出ししてるみたいになってきたな。

いや、面白かったですよ。マジで。

漫画実写化でこれ以上のものはまず望めないと思う。

同じスタッフで「2」が作られたら観に行く。

場合によってはBlu-rayの購入も検討するよ。

まぁ、邦画は馬鹿高いんで、その時の懐具合にもよるけれど。