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でんでん雑記ver2.0


2010/12/16 [木] 

久しぶりにドバっと血尿が出てビビったが、違和感こそ一日中あったものの激痛はなく、小便の色も普通に戻って一安心。
寝てるうちに膀胱まで落ちてくれたと信じよう。

[アニメ] 刀語#12「炎刀・銃」[終]

・最終回。

・前回右衛門左衛門に撃たれたとがめが死に、七花が死に場所を求めて幕府を襲撃。完成形変体刀12本を叩き折り、とがめの人生を狂わせた将軍を八つ当たりで殺すも(そうなるように仕向けた)四季崎記紀の目論見は成就せず、幕府は存続。なんとなく生き残った七花は、やることが無くなったので同じく生き残った否定姫を伴って(否定姫に付きまとわれて)、とりあえず生前とがめがやると言っていた日本地図づくりの旅に。その後、七花がどうなったのかは誰にも判りません。で終了。

・とがめの死に際の会話は、正味の話、くどい。演出と音楽と声優さんの熱演でかなり間を持たせてるが、見てるこっちはあまりの長さに途中で気持ちが切れた。まぁ、これが西尾維新らしさという気もしなくもないが。

・四季崎記紀の目的は、いずれやってくる黒船と戦える国にするために「天下泰平」という状態を壊すこと=幕府を倒すこと。にしては回りくどい。完成形レベルの変体刀(鈍や鎧、銃辺り)を量産して軍隊を作った方がいいんじゃないのか。てか、完了形の虚刀流がどれだけ強くても所詮個人。一人のスーパーマンが居ても戦争には勝てんと思うぞ。

・キレた(本気出した)七花のテンション低い喋りはイイ感じ。

・「刀を壊してはいけない」「自身の身を守れ」という縛りが無くなった七花は完成形変体刀を次々破壊しながら前進。七花が強いのはよくわかるが、瞬殺される関係からか使い手があまりにも間抜けが多すぎるのが。

・というか、七花は向かってくるから壊してるんだと思うけど、四季崎はなんだって完成形12本を壊させようと仕組んだんだろうな?集めるところまでは修行になってたとしても、このプロセスは不要じゃね?まぁ、物語的には山場として必要かもしれないけど。

・「鎧ってのは地面と接していることで衝撃を外に逃がしてるんだってな」とかい言い出し、敵を空中に跳ね上げて倒す七花。いや、接地してない方が衝撃は空中に逃げるだろ。と思ったが、どうやら「(一般的な意味の鎧ではなく『賊刀』)鎧は、(一般的な打撃の衝撃ではなく『鎧通し』の)衝撃を地面に逃がす」ということらしい。解りにくいわ。

・登場人物全員が損をして、でも主人公には未来が残った。という締め方で終わるけど、否定姫は単に四季崎の呪縛から解かれただけで独り勝ちしてるような気がしないでもない。なんか明るくなってるし。


・「刀語」は1ヶ月に一回1時間枠で放送、という変則的な番組で、1年かけて放送されたわけだけど、適度に間が開くおかげか飽きずに最後まで見ることが出来た。もちろん、逆に間が開くことで興味を失ってしまうこともありえるわけだけど、西尾維新の作品は情報量(というか主に台詞)が多いので、毎週30分という従来のTVアニメよりもこういう形態のほうが向いているのかもしれない。西尾維新アニメプロジェクトが続くのかどうかは分からないけど、次もあるならまたこんな形でやってみてもいいんじゃいかな。