2007/09/20 [木]
▼ 今日は阪神戦も無かった事だし、この一ヶ月ほどで実は観てた映画について。
▼ [映画][特撮] TRANSFORMER
とにかく映像スゲー。半端ねー。職人芸というよりもはやパラノイア的なものを感じる。どんだけ手間かけるんだお前らっちゅーか。
しかもアレだけゴチャゴチャ動いてるのに、その動きに綺麗な流れがあって非常に観やすいのは凄すぎるとしか言いようがない。すげえぜドリームワークス。
どっちかっつーと、(そんなに複雑怪奇に大量のパーツを動かしているわけではない筈の)最近のウルトラの空中戦や今回の電王の映画のデンライナーvsガオウライナーの方が動きを追い難い感じ。ちょっと見習え。無理か。
話の内容も思ってたより随分ましだった。
結構多い登場人物が登場する複数のエピソードを同時に展開させながらキチンと纏めたのにはちと感心した。本筋以外の遊びもいれてあのアクションを見せてあの尺でよくぞあそこまで、って感じだ。
いやまぁ、ぶっちゃけるとストーリーなんて全く無いも同然で、色々ナニなんだけど、テンポよく進むのと映像の威力もあって気にするまでも無い些細な事になってる。テンポって大事だよな。
字幕で観たので、玄田哲章のコンボイ司令官は聞けなかったのだけど、DVD買う事に決めたので問題なし。
っちゅーか、吹き替え版の上映数少ねーよ。
▼ [映画][特撮][ゲキ] 電影版 獣拳戦隊ゲキレンジャー ネイネイ!ホウホウ!香港大決戦
いかにもカンフー映画な異種格闘技トーナメントにちょっとワクワクしたのに、尺の問題か全くと言っていいほど肩透かしだったのは残念無念。
っちゅーか、バトルは等身大、巨大ともにイマイチな感じだったなぁ。
大画面でメレを観れたっちゅーか、インリンvsメレのシーンでメレの足が素敵だったのは大ラッキー。
▼ [映画][特撮][電王] 劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!
テレビとの猛烈なクロスオーバーで映画を観る前から大まかな概要と美味しいシーンの殆どを観てしまった映画。
新鮮な感覚は殆ど無く、そういう意味では成功だったのか失敗だったのか。先に映画観てからテレビ版観てれば面白かったのかも。
ちなみに、色んな時間の映像などは「旅の途中でチラッと観た」程度のもので本編には全く関係ない。どうせこういうノリならオーナーに何か語らせて世界の車窓からにしてしまえば良かったのに。
良かった点。
・牙王
キャラクタの描き込みが殆ど無くて薄っぺらい感じもしないでもなかったが、常になんか食ってたり、渡辺裕之のちょっと観ないような演技が見れて面白かった。
普通変身するとサイズがでかくなるもんだが牙王は変身すると少し細身になるのもなんか可笑しくていい。
・ミニ電王
正真正銘本当のサプライズ。実に可愛かった。
・田所さんと轟鬼さん
映画だしね。
悪かった点
・テレビ版を観てる事が前提になりすぎ。
ジーク登場も含めてクロスオーバー編を観てないと唐突すぎる。
ってゆーか、それ以前にテレビ版を全く観た事ない人はサッパリ意味がわからんだろう。楽しむポイントすらなかった筈。すごい割り切り方だ。
疑問点
・良太郎が記憶を失って実体化するモモタロス
ジークの例からするに記憶を失ったらイマジンは消えるんじゃないのか?
ジークと違って良太郎は取り憑かれててもまだ契約してないからそういうわけじゃない?
ならなんでこの後ウラ、キン、リュウタロスは消えかかるんだ?
・ガオウライナーは古代の王が作った全ての時間に移動可能な列車
どゆこと?
古代の王が電車型のタイムマシンを作ったってのがまずよく判らないが、この映画の締めは「人の記憶こそが時間」という話のはず。その理屈だと作られた時点より過去に遡る事はできても未来には進めないんじゃないのか?
・人の記憶がある限り時間は消えない
とかなんとか言って壊れかけた時間が修復するのだが、その理屈ならハナが生きてる以上ハナの居た時間も消滅しないんじゃないのか?ハナが知ってる範囲でしか残らないからダメなのか?でもハナが知ってる時間が残ればそこに生きてた人の記憶にある時間も修復されて数珠繋ぎに世界が修復されていきそうなもんだと思うんだが。
今イマジンがやってるみたいに過去に遡って滅ぼしたわけではなく、ハナにとってリアルタイムに世界の最後が訪れた?だから滅んだ地点より先の記憶がハナにも無くて修復されないんかな?
▼ [映画][アニメ] エヴァンゲリヲン新劇場版・序
これは今日観た。
第三新東京市の変形シーンが素敵過ぎました。
いや、内容も思ってたより全然面白かったですよ。
絵が綺麗。んでもってまさにエヴァ。Zもこのぐらいやればよかったのにな、とういう感じ。
そしてヒキの強さは相変らずたいしたもので、確かにアレを観てしまうと、次も観ざるを得ないという感じになりますわな。
ちなみに、観ようかなーと思ってる人は次の映画の情報が出始める前に観ておいた方がイイと思います。
以下ネタバレ的なこともありで。
▼ [雑誌] 週刊少年チャンピオン43号
「範馬刃牙」連載再開。ってか中断してた気がしねぇ。そして第一回はピクル来日で公開女子アナレイプ。何だこの展開(;´Д`)
「GAMBLE FISH」新キャラの女子登場でなっちゃんと仲間割れ。定番ネタだと、この新キャラは阿鼻谷ゼミのスパイ(つまりあのゾンビ同士の乱闘の生き残り)だと思うんだけど、どうだろうか。
「マイティ・ハート」イケメンをなんだと思ってんだろうか。いや、ちょっと面白くなって来た気もするが。
「みつどもえ」ひとはの男装姿が可愛すぎる。
「フンドシ守護霊」あれ?またなんかクライマックスっぽい流れになってるような?まだ危機は去ってないのか?
「サナギさん」我は学ばぬ!学ばぬったら学ばぬ!おかげでもう人生崖っぷちというか既に落ちてる最中だが、学ばぬ也!!ちょっと後悔し始めてるけど。
「私は加護女」最終回。あれ?そうなんだ?割と序盤よりイイ感じになって来た気もしてたんだけど。とりあえず、作画の近藤豪志はこの連載を通じてコメディ的な表現が随分マシになった気がするが、やっぱり本領はもう少しシリアスよりな気もするので、次はそういう方向での再登場も期待。原作の高橋葉介は次は自分で作画もやって欲しい。こっちはちょっとコメディ要素もあった方がいいかなぁ。独特の軽妙なノリがまた観てみたい。
TFは字幕を読む暇が無さそうだったので吹き替え版を見ました。全くの門外漢ながら引っかかることなく楽しめたのと、「戦争しても負ける筈や」と思わせるCGの圧倒的物量(と違和感の無さに)はハリウッドならではなのでしょう。
電影版の胸躍る導入部の為に三回も観に行ってしまいました。メレのガーターベルトや素顔でのアクションも見ものでした。劇場版は牙王の靴のかかとの高さが印象に残っています…。ただ、香港ロケが出来なかったり、時間旅行での西部の描写などを見ると、東映の限界も感じてしまいます。
新劇場版は「本当にこの監督は特撮映画が作りたくて仕方がないんだろうなぁ」と勝手に納得してみていました。あと、あんな映画の客層でもスタッフやキャストが流れるエンディングを最後まで見ない人がいるのには驚きました。特に今回ような作品では技術的な興味もわくと思うのですが…。
TFですが、字幕は、まぁ読んでも読まなくても良いような事しか書いて無かったので別に気にならなかったです(暴言)。が、司令官の声は聞きたかったですねぇ。
そして、CGの物量ですが、CGの量だけ観るとこれよりも凄いのはあったんじゃないかと思うんですが、存在感や動きの違和感の無さには脱帽でした。やっぱりセンスですかねぇ。
電影版や俺参上は、例年と比較してそう悪くはなかったんですが、やっぱり安っぽさは目立ちましたね。電影版の無理矢理過ぎる合成とかちと悲しくなります。
せっかくの映画なんだからロケ費ぐらいなんとか出せと。
戦隊でもライダーでもいいんで、一度ぐらい本気で費用と撮影時間をかけて2時間超ぐらいの十分な尺を持たせて作られないですかねぇ。
新劇場版ですが、特撮っぽさは新たに作られた部分のコンテを担当したという樋口真嗣由来ですかねぇ。あーゆー画を作らせたら本当にたいしたものというか、流石の一言です。
エンディングを最後まで観ずに席を立つ人ってのは、映画の出来に満足できなかった人か、以前と変わっている部分について一刻も早く他人と議論したい人、だったのかもしれません。
私が観た回ではED終了前に席を立つ人は殆ど居ませんでしたが、EDテーマ突入と同時にあちこちのグループが喋りだして場内騒然でした。正直、「お前ら五月蝿いねん。駄弁るんやったらさっさと帰れ!」と思いましたよ(;´Д`)
あと、スタッフや新たに導入された技術などに対する興味は、エヴァ支持層にはあまり興味の無い部分かもしれない、という気はします。特に根拠は無く、なんとなくライトユーザーが多そう、という先入観で言ってるだけですが。